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いまや存続さえ危ぶまれる社民党が生き残る道はあるか? 永田町の裏を読む
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/249361
2019/03/14 日刊ゲンダイ
東京都内で開かれた社民党の全国代表者会議であいさつする又市党首(C)共同通信社
立憲民主党と国民民主党の野党第1党の座をめぐる確執が続く中で、すっかり埋没して政党としての存続さえ危ぶまれているのが社会民主党である。同党の事情に詳しい古参党員に話を聞くと、夏の参院選が瀬戸際の選挙になるという。
「今や国会議員は衆院2、参院2なので、参院選で3人を当選させて計5議席を確保するか、比例の得票率が2%を超えるかしないと政党要件を失うのだが、かなり厳しい情勢だ」と表情は暗い。
「やはり、イデオロギーの時代は終わったということか」と、慰めにもならない言葉を返すと、彼は「そうには違いないが、実はいま世界は再び社会主義、社会民主主義のブームなんだ。我が党も、もうちょっと頑張って続いていけば、そのブームに乗れるかもしれないのに……」と、そこに一筋の光明を見いだしたい様子である。
それは本当で、たまたまその日の「ニューヨーク・タイムズ」では人気コラムニストのロジャー・コーエンが「社会主義と2020年の米選挙」と題して、欧州ではアングロサクソン風の自由市場至上主義への反発として社会主義がキーワードとして蘇っており、それが米国に渡って16年のバーニー・サンダースのブームを生んだが、次の20年選挙にはサンダースの後継者アレクサンドリア・オカシオ・コルテスら若い世代の社会主義者の台頭が焦点になる、と書いている。
「21世紀の米国の選挙の争点が社会主義だなんて。何てこった。30年前にベルリンの壁とともに共産主義が崩壊し、全世界が資本主義に覆われてイデオロギー闘争は終わったはずだというのに」――。
ただし、この社会主義は、コーエンも言うように、社会民主主義(すなわち共産主義と決別した社会主義)で、経済政策でいえば、自由市場と公共部門、企業利益と社会的保護といった両極価値のバランスを重視する。だから例えば、高度福祉国家であるスウェーデンは、実は、法人税率が米国よりも低い。この辺をよく研究しないで、コルテスのように「金持ちには70%の富裕税を課せ」などという単純な旧左翼的スローガンを叫んでいるのでは、トランプに勝つのは難しいだろう。
日本の社民党も、生き残るにはそのあたりの脱皮が必要なのではないか。
高野孟 ジャーナリスト
1944年生まれ。「インサイダー」編集長、「ザ・ジャーナル」主幹。02年より早稲田大学客員教授。主な著書に「ジャーナリスティックな地図」(池上彰らと共著)、「沖縄に海兵隊は要らない!」、「いま、なぜ東アジア共同体なのか」(孫崎享らと共著」など。メルマガ「高野孟のザ・ジャーナル」を配信中。
存続さえ危ぶまれる社民党が生き残る道は?
— KK (@Trapelus) 2019年3月13日
立憲民主党と国民民主党の野党第1党の座をめぐる確執が続く中で、すっかり埋没して政党としての存続さえ危ぶまれているのが... 同党の事情に詳しい古参党員に話を聞くと、夏の参院選が瀬戸際の選挙になるという
永田町の裏を読む 高野孟(日刊ゲンダイ) pic.twitter.com/3UIGHdyrLa
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