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2019年02月27日 「ジャーナリスト同盟」通信
<自民党に政治家はいるか?>
1972年の佐藤栄作内閣の末期から海部俊樹内閣までの、およそ20年、政治記者として自民党の派閥政治と付き合って生きてきた人間に言わせてもらうと、多少は甘い採点だが、政治家(ステーツマン)はいた。間違いなくいた。今どうか、政治家がほとんどいない。政治家とは、憲法を尊重する国民の代表である。利己主義の政治屋(ポリテシャン)ばかりのような気がしてならない。
田中角栄内閣を誕生させた大平正芳は、直ちに政権獲得に最も近い自民党幹事長ではなく、憲法の国際協調主義を実現する日中国交担当責任者・外務大臣に就任した。
駆け出しの政治記者は、その理由が分からなかった。戦後の日本外交の最大の課題であった、日中関係の正常化こそが民意そのものであったのだ。そのために外相に就任した。このような政治家をいまの日本で見い出すことは出来ない。
大平は、自ら政権を担当して訪中すると、中国の改革開放に合わせて、ODA・政府開発援助資金の供与を申し出た。中国は、日本国民の資金を起爆剤として、見事な経済の高度成長を実現した。これを批判する右翼議員が今の清和会にいたが、中国は72年の国交回復の場面で、日本に対する戦争賠償を放棄するという大英断をした。それへのわずかな日本国民の報恩であった。
79年12月に大平訪中に特派員として同行したが、当時と今の経済的落差は、天と地ほどの開きがある。感慨無料である。
政府の中枢で民意を実現した大平、他方で、自民党内でこれを強力に推進した人物が宇都宮徳馬であった。彼は平和軍縮派・戦闘的リベラリストとして、米議会工作を断行した。だが、自民党の腐敗が表面化すると、自浄能力のないことを確認すると、さっさと自民党を飛び出してしまった。見事な出処進退である。
最近の細野とやらの行動とは、これまた天地の開きがある。
<政治家は国民の代表である>
政治家は、民意を代表する見識のある国会議員でなければならない。
初めて政治記者として担当した大平派・宏池会には、それぞれ憲法が期待してやまない寛容のリベラル派が少なくなかった。利権屋もいたかもしれないが、少なかった。
いま自民党に政治家がいるだろうか。われこそは政治家と名乗れる人物は、ぜひとも手を上げてもらいたい。本ブログで紹介したい。
せめて10人ぐらい手を上げてもらいたい。ついでながら、下駄の歯政党の公明党に中にも、政治家を名乗れる者は、手を上げてほしい。
池田大作の日中友好路線は正しかった。配下の竹入義勝は田中角栄と大平の手足となって活躍した。日中国交回復で、どれほどの政治経済効果があったろうか。アジアの平和と安定の基礎となった。成果は、天文学的で計算できないほどである。
安倍内閣は、反対に中国敵視政策を強行したが、結局は断念に追い込まれた。
<目立つ政治屋>
最近の自民党議員のいい加減さは、言語に絶する者が少なくない。
田畑毅という政治屋は、やくざ顔負けの手口で、女性を強姦して告訴された。警察が逮捕する場面である。議員辞職でごまかせる事案ではない。強姦は殺人に相当する。しかも、盗撮して、それを武器に女性を性奴隷にしようとした、と見られている。
この悪党の弁護をする悪党弁護士の顔を見たいものである。
また、さらに驚愕すべき事件が発覚した。23歳のアゼルバイジャンの女性を3億円で落札した自民党議員が現れた。英紙が報道した。誰か、犯人探しが始まった。
人身売買ではないのか。強姦・盗撮で性奴隷という手口を「木更津レイプ殺人事件」で知った筆者は、この田畑を極刑にしたい、そう思ってしまう。
韓国のカン・ギョンハ外相は、ジュネーブの国連人権委員会で演説、従軍慰安婦問題を、改めて提起した。性奴隷の罪は重すぎて、消えることはない。これに抵抗する河野太郎の大馬鹿は、現実をまるで分かっていない。彼の父親は、宇都宮が期待した政治家だったのだが。
2019年2月27日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)
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