http://www.asyura2.com/19/senkyo257/msg/821.html
Tweet |
http://blog.livedoor.jp/jlj001/archives/52238092.html
2019年02月23日 「ジャーナリスト同盟」通信
<「大卒娘を日本に行かせない」と乾物屋主人>
日本ではあまり見かけない乾物屋が、中国では特別の地位を占めて商売繁盛している。穀物からのたんぱく・ビタミン・ミネラルは栄養学からしても重要であるためだ。我が家では、粥の中に5種類から、時には10種類の穀物で粥を作って食べている。
当然、お得意の乾物屋がいる。昨日その店の主人が「これから娘は就職探し」と口走った。この50代と見える男性主人は、
この6年の安倍・自公・日本会議政権の5年間は、尖閣と南シナ海問題を国際問題化、中国を敵視するものだった。その先頭に立ったのが、NHKと読売・産経そして日経の改憲メディアだった。
この影響を受けていたかもしれない。
「日本に行かせて就職させてはどうか」と声を掛けると、反応はよく無かった。「とんでもない。日本には行かせませんよ」と手厳しい。お得意さんの立場など配慮してくれない。理由を尋ねると、これまた手厳しい分析が返ってきた。
<「また戦争を起こす日本を信用できない」>
安倍効果であろうか。公明党創価学会効果と言いたいところだが、後者を一般の中国人は知らない。聞いたこともない名称なのだから。
「日本はまた中国と戦争するはず。そんな国に一人娘を行かせられませんよ」というのだ。彼の出身を知らないが、恐らくは東北地方と思われる。北京でもう家を2軒持っている成功者だ。それに店も。
一般の人たちは、戸籍で拘束されて北京で住むことは出来ないのだが、彼と奥さん、娘は、もう北京っ子で通用している。そもそも、こうした事情を外国人の旅人が理解するのは困難である。
日本を戦争する国と分析、よって日本を信用できない、と判断しているのである。A級戦犯の孫についての情報を、乾物屋の主人も知っているのかもしれない。
米トランプ大統領のお蔭で握手する北京の事情にも通じているのだろうか。
<「戦争で勝つのは中国」は事実>
しかも、日本は中国との戦争で焼土と化す、と決めつけている。日本の右翼は反対するだろうか、それとも?
「中国が日本に負けることはない。敗北した日本でどう生きられるのか。そこに娘を追い込めますか」と真面目に反論してきた。
いまの安倍内閣とその後継政権の日本だと、この可能性を全面的に否定は出来まい。
確か胡錦濤国家主席の時代に、中国は軍事パレードをしたのだが、そこでの圧倒する軍事力を目の前にしてに日本の右翼は、急に静かになった。そこで、アメリカを巻き込むという巧妙な策略を取り始めた。それが南シナ海問題におけるワシントンの作戦であろう。
ワシントンのポチの狙いは、この一点にあるのだろうが、トランプ作戦は、もっと実利的である。金儲けだ。武器弾薬の押し売りである。安倍内閣は喜んで応じているのが恐ろしい。
<「日米同盟は日中戦のため」と自衛隊OB>
もう15年ほど昔の話になる。自衛隊見学会で一緒になった自衛隊OBに対して、素朴な質問をして、プロの反応を試みた。
「なぜ日米同盟なのか。日本は自立すべきではないのか」という直球ボールである。
すると、彼は突如として中国を持ち出した。彼らの頭の中は、ソ連やロシアではなく、中国なのだ。ここが重要である。
「自衛隊だけでは、中国に勝つことは出来ない」ときっぱりした口調で述べた。これは正に正しい。彼ら自衛隊は、中国を仮想的として武器を購入し、日々の訓練にいそしんでいる、という事実である。
「中国に勝てない」という分析はその通りである。素人の筆者もそう思う。北京の乾物屋の主人の認識も正しい。
<平和軍縮の日中友好内閣が最善の道>
ここで宇都宮徳馬さんの登場となる。平和軍縮である。これだと年金生活者も失業者、母子家庭も安心・安全である。武器弾薬を減らすと、途方もない福祉政策を推進することが出来る。
逆に武器弾薬国家は、借金を増やして、経済を疲弊させ、犯罪を多発させる衰退国を約束する。日本再生は、安倍自公路線の逆の道へ進むことである。
平和軍縮による日中友好内閣である。
<賢明なメルケルと愚鈍な心臓>
本日昼前に、友人の車で船便を物流関連会社に持ち込んだ。
中国人の消費意欲は、質素倹約の日本人の視線だと、ともかくすさまじい。友人の妻は、海南島に親が買ったという別荘マンションに出かけて、しばらくは北京に戻らないらしい。
中国のGDPの貢献者は、無数の人民である。腐敗官僚さえ排除すれば、いい国になるだろうと思う。消費する人民の下で、景気が左右される。この3か月の間、タクシーに乗ったことがない筆者は、初めて高速道路を走ったのだが、片側3車線の道路は車、車である。
市内中心部の物流関連会社周辺の路地裏も、道路の両側が駐車した車でいっぱい。車を見ていると、不景気を感じさせない。
高速で意外な発見をした。北京のタクシーは、韓国の現代が独占していた。だが、ドイツ車VWも走っていた。ミサイル事件の後遺症なのか?中国と衝突していいことなどない事例なのか。
にっこりと笑うドイツのメルケル外交の成果であろう。北京で人気急落の日本と対照的なドイツである。14億人の消費市場に波長を合わせるドイツ、その逆を走ってきた日本である。安倍の日本会議は、孤立を意味するものである。
2019年2月23日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK257掲示板 次へ 前へ
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK257掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。