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脱原発論者になった亀井静香と小泉純一郎のかくも大きな違い  天木直人 
http://www.asyura2.com/19/senkyo256/msg/880.html
投稿者 赤かぶ 日時 2019 年 1 月 31 日 15:10:05: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

脱原発論者になった亀井静香と小泉純一郎のかくも大きな違い
http://kenpo9.com/archives/5559
2019-01-31 天木直人のブログ


 きのう(1月30日)ときょう(1月31日)の二回に分けて、朝日新聞の経済面で「亀井静香の挑戦」と題する連載記事が掲載されている。

 その記事は、私も知らなかったのだが、政界を引退した亀井静香が、いまや太陽光発電事業を始め、実業家に転身したことを教えてくれている。

 その記事の中で、同時に私は次のような興味深い背景を知った。

 あの東日本大震災の時、菅直人民主党政権と連立を組んでいた亀井静香国民新党代表の亀井静香は、副総理への就任を菅直人首相から頼まれて、こう応じたという。

 「原発対応はすべて俺に担わせろ。それができるか?」と。

 バラバラな民主党政権をまとめるためには、「脱原発」に強い決意で取り組む必要があると考えていたからだという。

 菅直人は、「それはできません。原発は細野に任せます」と答え、それなら「副総理は受けられない」となって、この話はなしになったというのだ。

 朝日の記者はこう書いている。

 「報道各社には『亀井が副総理を固辞した』と伝わったが、首を縦に振らなかったのはむしろ菅の方だった」と。

 もともと原発容認派だった亀井は当時を振り返ってこう朝日の記者に語っている。

 「石油はいずれなくなる。電力会社が(原子力発電が)最もいい方法だと言っているんだからいいじゃないか」と思っていたと。

 ところが大震災で一変したというのだ。

 原発事故が地域の暮らしを一瞬で崩壊させたことを、被災地をおとずれて目の当たりにし、「原発は止めなきゃならん」と胸に刻んだと言う。

 長姉を原爆後遺症で亡くしたことにも思いをはせた。

 そこで思い出すのが小泉純一郎だ。

 おなじく大震災をきっかけに原発容認から脱原発に転じ、いまではそればかり唱えている。

 しかし小泉純一郎はあの当時、被災地など、ただの一度も訪れていないに違いない。

 頭の中で考えた、政局がらみの変節に違いない。

 果たして小泉純一郎は亀井の脱原発をどう見ているのだろう。

 そう思った朝日の記者が小泉にコメントを求めたという。

 小泉は、こんなコメントを返してきたという。

 「江戸時代の儒学者佐藤一斎は『老いて学べば死して朽ちず』と言ったが、80歳過ぎてもパワー十分の亀井さん。脱原発、太陽光発電事業に挑戦していけば、老いてますます盛んになるであろう。がんばってください。期待しています」

 それを朝日の記者が亀井に伝えたら、亀井はこう言い放ったという。

 「純ちゃんは口だけ。主張しているだけではダメだよ。俺は実際に挑戦する。それが二人の違いさ」

 そういえば亀井は2001年の自民党総裁選で小泉純一郎と戦って小泉に敗れている。

 小泉の対米従属の郵政民営化を批判して自民党を飛び出し、ホリエモンという刺客を送られて戦っている。

 同時代を同じ自民党で過ごした政治家の、かくも大きな違いである(了)















 

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コメント
1. 新共産主義クラブ[-10230] kFaLpI5ZjuWLYINOg4mDdQ 2019年1月31日 15:37:11 : IqN5UImTvo : XS8erZCcIWg[32] 報告
 
 亀井静香は、「赤かび」さんのお仲間の『真正右翼』。
 
 小泉純一郎は、対米従属の『親米右翼』。
 


[スレ主【赤かぶ】による初期非表示理由]:その他(アラシや工作員コメントはスレ主が処理可能)アラシ。過去に多重コメント、場違いコメント、デマ、工作コメント多数でアラシ認定。
2. 2019年1月31日 15:52:10 : hE3PRSoheQ : ovZkxQYei0s[278] 報告
 
 天木さん 甘いな〜〜〜

 ===

 亀井の 東京電力 利権が 存在しているかもね〜〜〜
 亀井の奥さんの会社は 前の東京電力の社長 と 近い場所に住んでいて
 その奥さんの会社は 東京電力の警備会社だったのではないか???

 ===

 つまり 亀井と その元社長は ツーカーの間柄で 

 その社長が 罪にならないように 原発の処理に 一枚 加わりたかったのでは〜〜
 
 

3. 2019年1月31日 16:30:32 : Ldex8AN9qE : FYrGLdyvijo[1] 報告
友垣と呼ばわる声は 届かねど なお友垣と 叫び続ける…

亀井さん、最近は新しい友垣を見つけたんじゃないの?
亀井静香氏
「天皇については考えが違うけど、あとはだいたい一致する点が多いね。今日はあなたの話が聞けて良かった」

志位和夫氏
「こちらこそ亀井さんが『資本論』に賛成で、日米安保はいらないという立場だとわかって良かった」
https://www.jcp.or.jp/akahata/aik18/2018-11-26/2018112602_02_1.html

脱原発なのも、あまり不思議じゃないですなぁ…
亀井静香氏に期待するのは「死刑廃止」ですね。

4. 2019年1月31日 18:24:58 : C2i4eDKWA6 : LkymBlZY1Dk[732] 報告

亀さんが
日本大学の危機管理学部に関わってたというのは本当なんですか?
5. 2019年1月31日 19:11:55 : G1Qd3Pq91s : VWofdBmKA1A[1] 報告
亀井は、と初めて亀井を呼び捨てにするのだが、政治漫談芸人の亀井はたまにちょろっと出てきて
何かしゃべって、また消えるけど
「国家戦略特区」について、何か意見を言ったことがある? 言ってー? 言ってみろ亀井

カルロスゴーンの報酬は正当だ、堂々ともらうべきだと言ってたけど、もう一度言って
もう一度、それを聞きたいのです

6. スポンのポン[10699] g1iDfIOTgsyDfIOT 2019年1月31日 20:12:41 : YLRU9o6eFk : 5LmaSTbmkbI[1009] 報告
 
>「報道各社には『亀井が副総理を固辞した』と伝わったが、
 首を縦に振らなかったのはむしろ菅の方だった」と。

■そんな理屈はおかしい。

 原発対応という重大な問題を亀井一人に一任できるはずなどない。
 首を縦に振らなかったのは
 そういう無理難題を引っ込めなかった亀井の方だ。

 天木はスキさえあれば民主党をけなそうとする。  
 

7. 2019年1月31日 20:30:16 : cSAwsp5Jlk : 3KBJWwxRDZo[1] 報告
竹中平蔵の尻を舐めたかどうか知りませんよ 竹中の尻を舐めたか知らないが
少なくとも竹中平蔵と休戦協定を結んだ亀井は、国民の味方とは到底言えない
異論がありますか? 異論があるならばペテン詐欺国家戦略特区について、意見を述べてみろ亀井

原発の問題は重要ですけど、原発について議論する前に、石原慎太郎とトランプに会いに行こうとして
門前払いされた、門前払いですよ、門前払いされた顛末を、国民に詳しく説明しなさい

8. SHIGE[255] gnKCZ4JogmaCZA 2019年2月01日 09:35:33 : 8UP26mIKBQ : hYRsxvg75QU[238] 報告
「同時代を同じ自民党で過ごした政治家の、かくも大きな違いである」


天木さんはどうしてもここに結論が来ますかね。

当方には、この二人のような往時の政治の修羅場を生き抜いてきた人が、それぞれの経路をたどっても「いま現在」脱原発に行きついていることこそ、稀有のこととして重視し有効視すべきだと思うが。

天木氏も阿修羅の多くのコメント者もセンスは似ているらしく、いまこいつは良いことを言っているが過去はこうだったとか、親のあいつはどういうやつだった、はては祖父は祖先はさらに悪だった(はずだ)、などというに話ばかりを流行らせるのが好みのようだ。

こういうことが、我々の課題解決の進展や知見の拡大に多少とも寄与するのならまだしも、いまだかつて非生産的なレッテル張りや時代物風の因果話以上に、成長したり展開した例を聞かない。


9. 赤かぶ[3700] kNSCqYLU 2019年2月01日 12:12:09 : 90EZJT5uPI : 4gKn5wchQzA[263] 報告

(けいざい+)亀井静香の挑戦:上 脱原発、奮い立つ82歳 事業家に転身、太陽光に注目
https://digital.asahi.com/articles/DA3S13870698.html
2019年1月30日05時00分 朝日新聞 後段文字起こし


太陽光発電所の建設予定地で腕を組む亀井静香氏=兵庫県丹波市

 議員バッジが光っていた左胸には社章が収まっていた。脱原発の可能性を探り、再生可能エネルギーの普及をめざすために興したMJSソーラー(東京都新宿区)の代表取締役会長。これが2017年に政界を引退した亀井静香(82)のいまの肩書だ。

 昨年10月、兵庫県丹波市に亀井はいた。太陽光の「市島発電所」の建設に臨む地鎮祭だ。政治家時代、こうした祭事には何度も来賓として招かれたが、いまは立場が違う。事業家として、主催者として、招いた来賓に頭を下げて回った。

 まだ雑草が生い茂る土地を見渡し、腕を組んだ。そして決意を口にした。

 「脱原発はできるんだぞ。でも、だれもやろうとしないからさ、どうやったらできるかを俺が考えることにしたんだよ」

 発電所をつくるのはゴルフ場開発が頓挫した跡地。そこをMJSソーラーが買い取った。11万8千枚の太陽光パネルを並べ、10キロ離れた関西電力の変電所まで送電する計画だ。

 完成予定は21年夏。発電能力は27メガワットで、丹波市の35%に相当する8900世帯分を賄える。総事業費120億円の大半はりそな銀行から融資を受ける。20年間、安定供給に責任を持つ代わりに、電力を一定価格で買い取ってもらう契約を関電と結んだ。

 MJSソーラーはさらに、埼玉県本庄市にさらに大規模な太陽光発電所、奈良県五條市にバイオマス発電所を建てる計画。いずれも2年以内の着工を目指す。3カ所を合わせた発電能力は77メガワット。人口約6万5千人の丹波市の全世帯、約2万5千世帯分の電力を賄える計算だ。

 亀井は語る。「始めるまでが大変だが、始められれば再生可能エネルギーは『超』の字がつく優良事業になる。だから銀行もカネを貸す。楽ちん楽ちんさ」

 ビジネスマンになった亀井のパートナーは、パチンコ機器やゴルフ用品を手がけるマミヤ・オーピー社長の鈴木聡(51)。政治家時代からの支持者で、2人は15年にMJSソーラーを立ち上げた。社長は鈴木が兼務。マミヤにとっても「ゴルフ人口は減り、ゴルフ場跡地を発電所に変える事業は時流に乗れる」(鈴木)という期待がある。

 マミヤのメインバンクだったりそな銀行の支援も決まった。MJSソーラーの事業を後押しする理由について、りそな銀常務の浜田勇一郎は「立地や事業内容を見極め、計画に将来性があると判断した。環境事業は銀行にとっても大切で、息長く手伝う」と語る。

 まだ緒についたばかりの事業だが、勝算はあるのだろうか。記者が尋ねると、亀井は答えた。

 「わからない。でも転ぶのを怖がって挑戦しないでいたら成果も出ないだろ」

 亀井は尊敬する人物に、大塩平八郎と西郷隆盛を挙げる。どちらも、ときの権力に反乱を起こして散った者たちだ。

 「大塩は幕府を転覆できると思って乱を起こしたわけではない。西郷も西南戦争に勝って明治天皇に会えるとは思わなかったはずだ。気持ちが奮い立ち、進まずにはいられなかったんだ。俺も同じさ」

 傘寿をとうに過ぎた亀井は、自分のことを「俺なんかまだ鼻垂れ小僧さ」と笑う。「亀は万年」だからだという。そんな亀井が、なぜ自ら会社を起こしてまで脱原発を目指すのか。きっかけは7年半前、東日本大震災から3カ月たった11年6月27日までさかのぼる。

 「あのとき、総理が俺の言うことを聞いてくれれば……」。亀井の記憶から、あの「苦い1日」が消えることはないという。

     ◇

 政治家から実業家へ。亀井静香の挫折と挑戦を2回で伝えます。=敬称略(山口博敬)




10. 赤かぶ[3701] kNSCqYLU 2019年2月01日 12:21:04 : 90EZJT5uPI : 4gKn5wchQzA[264] 報告

(けいざい+)亀井静香の挑戦:下 口だけじゃない、政界の外から動かす
https://digital.asahi.com/articles/DA3S13872316.html
2019年1月31日05時00分 朝日新聞 後段文字起こし


自民党総裁選に立候補して街頭演説に立つ亀井静香と小泉純一郎。亀井は小泉に敗れた=2001年4月、大阪・難波

 東日本大震災と福島第一原発事故から3カ月たった2011年6月27日、首相官邸。当時、民主党と連立を組む国民新党の代表だった亀井静香(現在82)は、首相の菅直人と向かい合っていた。

 菅は亀井に、副総理への就任を求めていた。亀井は「わかった」と言った後、「ただしな……」と続けた。「原発対応はすべての責任を俺に担わせろ。あなたにはそれができるか?」

 菅は押し黙った。

 震災や原発事故への対応のまずさもあり、菅は民主党内で急速に求心力を失いつつあった。「菅おろし」の声さえ勢いづいていた。

 亀井は、バラバラな与党をまとめるには、「脱原発」に強い決意で取り組む必要があると感じていた。そのためにまず、政府内の指揮命令系統を一本化すべきだと菅に訴えた。自分がその責任を負う覚悟だと。

 だが菅は、その提案を受けなかった。「それはできません。原発は細野(豪志=当時は首相補佐官)に任せるつもりです」

 亀井は「それなら副総理は受けられない」と告げ、執務室を後にした。

 報道各社には「亀井が副総理就任を固辞した」と伝わったが、首を縦に振らなかったのはむしろ菅の方だったと、亀井は振り返る。

 亀井はもともと原発容認派だった。「石油はいずれなくなる。電力会社が最もいい方法だと言っているんだからいいじゃないか」と思っていた。その考えが震災で一変した。被災地で原発事故の惨状を目の当たりにした。地域の暮らしは一瞬で崩壊した。長姉を原爆の後遺症で亡くしたことにも思いをはせ、「原発は止めなきゃならん」と胸に刻んだ。

 しかし、政局の風がふたたび亀井の背中を押すことはなかった。菅の後に首相に就いた野田佳彦が消費税率8%への引き上げを閣議決定すると、反発して民主党との連立解消を決断した。ところが、政権与党に残りたい仲間から逆に党を追われてしまった。

 脱原発を政策の柱に、民主、自民に次ぐ「第三極」の政党づくりも目指したものの、不発に終わった。

 自民党が再び政権に返り咲くと、亀井は国会のなかで孤独感を深めた。

 17年、首相の安倍晋三が衆院を解散すると、引退を決めた。「政治の世界から仲間がいなくなっちゃった」と言い残し、40年近い議員生活に幕を引いた。

 政治家として「脱原発」ができないなら、実業家としてやってやる――。亀井は引退前から野望を温めた。再生可能エネルギーの普及をめざす会社をおこし、今は会長として太陽光発電所の建設事業などに着手している。

 同じように政界引退後に「脱原発」を掲げて運動にいそしむ男がいる。

 小泉純一郎(77)。

 亀井とは自民党総裁の座を争ったこともあるライバル。小泉が首相になると「郵政民営化」を掲げ、亀井は反発して離党した。いわば不倶戴天(ふぐたいてん)の敵だ。亀井が「脱原発」をめざす事業家になったことを、小泉はどう思っているのだろうか。記者がコメントを求めたところ、こんな言葉が寄せられた。

 「江戸時代の儒学者佐藤一斎は『老いて学べば死して朽ちず』と言ったが80歳過ぎてもパワー十分の亀井さん。脱原発、太陽光発電事業に挑戦していけば、老いてますます盛んになるであろう。がんばって下さい。期待しています」

 佐藤一斎は、亀井が尊敬する西郷隆盛にも影響を与えたとされる人物だ。小泉の「エール」を記者が伝えると、亀井は言い放った。

 「純ちゃんは口だけだ。主張しているだけではダメだよ。俺は実際に挑戦する。それが二人の違いさ」=敬称略

 (山口博敬)








11. 2019年2月01日 12:21:21 : LFdj7v4TY2 : oNChsjs1RfI[468] 報告
亀井も小泉も脱原発への動きは信用できない。
物事を進めるのに50歩も100歩も一足飛びをしようとする人は信用できない。
山本太郎が1歩ずつ半歩ずつわずかながらも歩みを進める動きを応援していくほかない。

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