http://www.asyura2.com/19/senkyo256/msg/865.html
Tweet |
護憲or改憲 両派応援ソングから考察する憲法改正の新論点 ここがおかしい 小林節が斬る!
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/246434
2019/01/30 日刊ゲンダイ
昨年12月に日弁連が「憲法を詩おうコンテスト」の大賞を披露した。その歌詞は、7歳の尾池ひかり君の作で、大要、「私は戦争を知らない。ひい婆ちゃんは知っている。『機銃掃射』からようやく逃げたひい婆ちゃんが生きたから、お婆ちゃんがお母さんがそして私が生まれた。平和を守る、生命をつなぐ憲法がこのままであることが私の願い」である。
それに対して、今年1月、自民党政務調査会前審議役(トップブレーン)の田村重信氏が「憲法よりも大事なもの」という歌をリリースした。その歌詞は大要、次のものである。
「愛する人を守ってゆこう。憲法よりも大事なものは僕たちが毎日を幸せに暮らすことさ。誰かの助けを待つんじゃない、自分の力で立ち上がろう。変わることを恐れないで」
安倍首相の悲願である憲法改正にとって正念場である今年の年頭に、改憲派と護憲派の応援ソングが揃った図である。
ここで明らかなように、改憲の争点は9条(わが国の平和と独立の維持)である。
改憲論議の主導権を握っている自民党の案は、昨年の党大会(最高機関)で憲法改正推進本部長に一任して出てきた、現行9条に「『必要な』自衛を行う『自衛隊』を保持する」を加筆する案である。その意味するところは、これまでは「1項で『国際紛争を解決する手段としての戦争』(国際法の用語として『侵略戦争』のみを意味する)を放棄し、つまり、国家の自然権行使としての自衛戦争は放棄していなくても、2項で『軍隊』と『交戦権』という国際法上の戦争の手段を否定しているので、結局、海外に戦争には行けない(専守防衛)」としてきたわが国が、「自衛のために必要ならば世界のどこへでも戦争に行ける」国に変わることである。
だから、これからの論点は、従来の専守防衛に徹し続けるか? or米軍の友軍として世界で転戦するか? 政策として、いずれがわが国の独立と繁栄と平和を高めるか? だけである。
改憲派も護憲派も、これまでのいわば「信念」のぶつかり合いのような「平行線」の関係を止めて、同席して、戦争と平和の問題を具体的に論じ合うべき時であろう。
小林節 慶応大名誉教授
1949年生まれ。都立新宿高を経て慶大法学部卒。法学博士、弁護士。米ハーバード大法科大学院のロ客員研究員などを経て慶大教授。現在は名誉教授。「朝まで生テレビ!」などに出演。憲法、英米法の論客として知られる。14年の安保関連法制の国会審議の際、衆院憲法調査査会で「集団的自衛権の行使は違憲」と発言し、その後の国民的な反対運動の象徴的存在となる。「白熱講義! 日本国憲法改正」など著書多数。新著は竹田恒泰氏との共著「憲法の真髄」(ベスト新著)
護憲or改憲 両派応援ソングから考察する憲法改正の新論点 https://t.co/Cv0TJL11q8 #日刊ゲンダイDIGITAL
— 六花 (@yuki_et_chika) 2019年1月30日
小林節 護憲or改憲 両派応援ソングから考察する憲法改正の新論点 改憲論の席に同席は私たちの要求していない改憲論は違法であるから反対だが、戦争と平和論はやるべきだ、が数の力で改憲論にすり替える危険性が - 北海道は素敵です!! - Yahoo!ブログ https://t.co/f1l4Tk9tQu
— 松本 美紀子 (@yuuta24mikiko) 2019年1月30日
「これからの論点は、従来の専守防衛に徹し続けるか? or米軍の友軍として世界で転戦するか? 政策として、いずれがわが国の独立と繁栄と平和を高めるか? だけである。」
— インパクト (@ayrton88senna) 2019年1月30日
https://t.co/GPxACgz1z2
【護憲ソング】【改憲ソング】出揃った
— KK (@Trapelus) 2019年1月29日
これからの論点は、従来の専守防衛に徹し続けるか? or 米軍の友軍として世界で転戦するか? 政策として、いずれがわが国の独立と繁栄と平和を高めるか? だけである
「ここがおかしい」小林節が斬る!(日刊ゲンダイ) pic.twitter.com/N4Km6fWe9f
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK256掲示板 次へ 前へ
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK256掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。