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ベトナム戦の枯葉剤が日本各地に埋められていた!
https://85280384.at.webry.info/201901/article_172.html
2019/01/17 21:57 半歩前へ ▼ベトナム戦の枯葉剤が日本各地に埋められていた! 行き場を失った枯葉剤が国有林54カ所に埋められている。水源地に近いところもある。健康に影響はないのか? あなたの住む地域は大丈夫か? ******************* そのうちの一つ。世界遺産・屋久島の遊歩道にも「枯葉剤埋設現場」の看板が立つ。「ここに薬剤(2・4・5T)が埋めてあります。定期的に植物の状態を観察していますので立ち入らないで下さい」―。石畳の遊歩道脇に「立入禁止」の看板が控えめに立っていた。 屋久島町環境政策課長はこう振り返る。「2・4・5T剤」(以下、245T)とは、ベトナム戦争で米軍が撒いた枯葉剤の成分となる薬剤だ。 枯葉剤はベトナムの森林を死滅させ、残留するダイオキシンが、ベトちゃん・ドクちゃんに代表される強い催奇性の毒性を持つことが明らかになった。 屋久島の現場は市街地から近い「憩いの森」として住民に親しまれている。この森の一角に約3.8tの245Tが埋められたのは1972年。 13個の穴の底にビニールを敷いて薬剤を置き、その上にセメントを流してビニールで覆い、土に埋めたという記録がある。 そうした埋設地が、全国の国有林に判明しただけで54か所。埋めた薬剤の総計は粒剤(顆粒状の薬剤)が2万5062kg、乳剤(液体状の薬剤)が2132リットル。 日本も米軍の枯葉作戦に中間製品の供給という形で協力していた。担ったのは、戦前毒ガス原料の中間剤を製造していた三井東圧化学(現三井化学)の大牟田工業所だ。 詳しくはここをクリック https://nikkan-spa.jp/1432228 ベトナム戦争後、行き場を失った“枯葉剤”が日本に埋められている――全国54か所の国有林リスト https://nikkan-spa.jp/1432228 2017年11月27日 日刊SPA! 毒ガス弾や枯葉剤など、戦争で使われた化学兵器が今でも全国各地に埋まっているという。その現場をリポート! 世界遺産・屋久島の遊歩道にも枯葉剤埋設現場の看板が立つ 行き場を失った枯葉剤が国有林に埋められている 「ここに薬剤(2・4・5T)が埋めてあります。定期的に植物の状態を観察していますので立ち入らないで下さい」 石畳の遊歩道脇に「立入禁止」の看板が控えめに立っていた。 「町議会で質問され、柵がつくられるようになりました。その前は何もない状況でした」 屋久島町環境政策課長はこう振り返る。「2・4・5T剤」(以下、245T)とは、ベトナム戦争の対ゲリラ作戦で米軍が撒いた枯葉剤の成分となる薬剤だ。枯葉剤はベトナムの森林を死滅させただけではない。残留するダイオキシンが、ベトちゃん・ドクちゃんに代表される強い催奇性の毒性を持つことが明らかになっている。 現場は市街地からも近い「憩いの森」として住民に親しまれている。この森の一角に約3.8tの245Tが埋められたのは’72年。10m間隔で13個の穴の底にビニールを敷いて薬剤を置き、その上にセメントを流してビニールで覆い、土に埋めたという記録がある。その後’85年に上部のみ生コンで覆ったというが、本当かどうかは誰も確かめられない。 そういった埋設地が、全国の国有林に現在判明しているだけで54か所もある。埋められた薬剤の総計は粒剤(顆粒状の薬剤)が2万5062kg、乳剤(液体状の薬剤)が2132リットル。現在は林野庁の職員が年2回、足を運んで視認するだけだ。 「実は、日本も米軍の枯葉作戦に中間製品の供給という形で協力していたのです。ニュージーランドやオーストラリアで加工され、最終的にベトナムに運ばれていました」と解説するのは、『真相日本の枯葉剤』(五月書房)の著者で、旧日本軍の化学兵器に詳しい原田和明氏。 国内で生産を担ったのは、戦前毒ガス原料の中間剤を製造していた三井東圧化学(現三井化学)の大牟田工業所だ。 「国会で枯葉剤中間製品の製造が暴露された際、内需がなかったことからベトナムでの使用が疑われた。そこで内需を無理やりひねり出すため、林野庁が一部の245Tを除草剤として散布し始めたのでしょう」と原田氏は指摘する。 ’60年代から’70年前後までに散布された薬剤の量は、枯葉剤生産時にできる副産物の塩素酸ソーダが5280t、245Tも570tに上る。ところが’71年4月にベトナムでの枯葉剤作戦が中止されると同時に、林野庁も245Tの使用を中止。このとき不要になった薬剤が行き場を失い、全国の国有林に埋められた。 「日本最古の上水道」として知られる熊本県宇土市の轟水源上流には枯葉剤埋設地が 林野庁職員として大分県の祖母・傾山系に配属されていた加藤久次氏(仮名)は、当時の様子を振り返る。 「245T散布の際、講堂に職員が集められて講習会が開かれ、『地域住民から聞かれたら人体には影響がないと言え』と指示されました。『塩素系の薬剤で、原料は塩と同じだから人畜無害』と、メーカーから派遣された社員が実際に薬剤を舐めてみせたことも」 宮崎県の民間団体がまとめた資料には、散布に従事した職員10人のうち肝臓がん、肝機能障害、肺がんで死亡した者が7人いるとの記述があるが、実態は不明だ。 「国有林に埋めたら、もう誰にもわからない。林野庁は『犯罪の予防等』を理由に明かさないからです」と加藤氏は説明する。 記者が林野庁の資料をもとに、埋設地とされている自治体に場所を把握しているかどうか聞いたところ、54か所中15か所だけだった。’99年以降は埋設地の調査も中止され、今もその状況はよくわからないままなのだ。 【枯葉剤の埋設処理状況】 1.北海道夕張市 2.北海道遠軽町 3.北海道広尾町 4.北海道音更町 5.北海道清水町 6.北海道標茶町 7.北海道本別町 8.青森県中泊町 9.岩手県久慈町 10.岩手県野田村 11.岩手県雫石町 12.岩手県岩泉町 13.岩手県宮古市 14.岩手県西和賀町 15.福島県会津坂下町 16.群馬県東吾妻町 17.群馬県昭和村 18.山梨県甲府市 19.愛知県設楽町 20.愛知県豊田市 21.岐阜県下呂市 22.岐阜県下呂市 23.広島県庄原市 24.愛媛県西条市 25.愛媛県久万高原町 26.愛媛県宇和島市 27.愛媛県松野町 28.高知県四万十市 29.高知県四万十町 30.高知県いの町 31.高知県大豊町 32.高知県安芸市 33.高知県土佐清水市 34.佐賀県吉野ヶ里町 35.長崎県五島市 36.熊本県熊本市 37.熊本県宇土市 38.熊本県芦北町 39.大分県玖珠町 40.大分県別府市 41.宮崎県日之影町 42.宮崎県西都市 43.宮崎県宮崎市 44.宮崎県宮崎市 45.宮崎県小林市 46.宮崎県小林市 47.宮崎県都城市 48.宮崎県串間市 49.鹿児島県肝付町 50.鹿児島県湧水町 51.鹿児島県伊佐市 52.鹿児島県伊佐市 53.鹿児島県南九州市 54.鹿児島県屋久島町 ― [ニッポンの化学兵器]が危ない ―
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