http://www.asyura2.com/19/kokusai28/msg/854.html
Tweet |
アメリカのボルトン前大統領補佐官はABCテレビのインタビューで、トランプ大統領について、基本的な知識に欠け、重要な政策をみずからの再選に有利かどうかだけで決定していると批判し、「1期だけの大統領として記憶されることを願う」と述べました。https://t.co/sPc1lkmJlo
— NHK国際部 (@nhk_kokusai) June 22, 2020
「トランプ大統領は1期かぎりに」 ボルトン前米大統領補佐官
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200622/k10012479571000.html
2020年6月22日 19時58分 NHK
アメリカのボルトン前大統領補佐官はABCテレビのインタビューで、トランプ大統領について、基本的な知識に欠け、重要な政策をみずからの再選に有利かどうかだけで決定していると批判し、「1期だけの大統領として記憶されることを願う」と述べました。
トランプ大統領の側近だったボルトン前大統領補佐官は政権の内幕を描いたとする回顧録の出版を前にABCテレビのマーサ・ラダッツ氏の独占インタビューに応じました。
この中でボルトン氏はトランプ大統領について外交・安全保障の一貫した方針がないとしたうえで、トランプ大統領が『フィンランドはロシアの一部か』と尋ねたという話しに触れ、「そのような質問をしてくる人間を相手にするのは非常に困難だ」として、基本的な知識に欠けると指摘しました。
さらに「職務を遂行する能力があるとは思えない。自分の再選に有利かどうかだけが彼の指針だ」と述べて、重要な政策をみずからの再選に有利かどうかという基準だけで決定していると批判しました。
ボルトン氏はまたトランプ大統領がいわゆるウクライナ疑惑を否定していることについて「うそをついている。こうしたことを明らかにすることが大切だ。大統領は本に書かれたことを国民が知ることを恐れている」と述べました。
一方、議会で行われた弾劾裁判で自身が証言しなかった理由を問われると「召喚されれば証言する準備はできていた。弾劾の進め方が間違っていた」と答えました。
ボルトン氏はインタビューで繰り返しトランプ大統領の資質や対応を問題視し、秋の大統領選挙については「彼が1期だけの大統領として記憶されることを願う。1期なら乗り越えられるが2期となると不安だ」と述べて、再選されればアメリカを取り巻くさまざまな問題がより深刻化するという認識を示しました。
ボルトン前大統領補佐官 発言の詳報
ABCテレビは、マーサ・ラダッツ氏によるボルトン前大統領補佐官の独占インタビューの一問一答をウェブサイトに掲載しました。
このなかでボルトン氏は、トランプ大統領がなぜこの本を誰にも読ませたくないのか問われたのに対し、「なぜならば、これが事実が詰まった本だからだ。この本は告発でも感情的な対応でも理屈でもない。私が試みたのはトランプ政権と国家安全保障において、どのように決定が下されているのか、その歴史と事実を500ページにまとめて書くことだ」と答えました。
そして、トランプ大統領がなぜ事実を知られたくないと思っているのかという質問には「それが彼が示したいと思っている決断力のある大統領というイメージと正反対だからだ。そこにはドナルド・トランプの再選によいことかどうかということのほかに、何らの指針もない。一貫した原則も戦略も哲学もない。特に致命的になり得る国家安全保障の政策において、決定は無秩序なやり方でなされている。これは危険だ」と答えました。
さらにボルトン氏は「私が知るかぎり、彼(トランプ大統領)はめったにものを読まず、インテリジェンスに関するブリーフィングは週に1回か2回だった。本来は毎日、行われるべきで、これは異常だ」と指摘しました。
またラダッツ氏が「本のなかで、あなたは大統領が単に知識がないのではなく、驚くべき無知だと書いているが、どのようなことがあったのか」と質問したのに対し、「何度も何度も議論していることでも、ふに落ちていないように見えることがあった。例えば、なぜ朝鮮半島が分断されたのかということだ」と述べ、朝鮮半島の歴史への知識が十分ではなかったことを示唆しました。
さらに本のなかで、トランプ大統領がフィンランドはロシアの一部かと質問したという出来事を紹介していることについて「確かにそう言っていた。政策を議論している時にそのような質問をする誰かに対応して、どのように物事を進めるのか、その方法を見つけることはとても困難だ。この種の出来事は何度も何度も繰り返された」と明らかにしました。
また、ボルトン氏は「大統領を間近で観察したことがない多くの人は、彼の集中力の欠如に不平を言うが、こと再選のこととなると彼の集中力は無限に続く」と指摘しました。
そして、中国との貿易交渉については「彼は中国がより多くの農産物を購入することに集中し、習主席に直接、手助けするよう話したが、これは私にとっては敵対的な国家の指導者に大統領が語る内容として、非常に驚くべき発言だった」と述べて、トランプ大統領が選挙に向けて農家からの支持を得るため、中国の習近平国家に農産物を購入するよう支援を求めたと明らかにしました。
最新投稿・コメント全文リスト コメント投稿はメルマガで即時配信 スレ建て依頼スレ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。