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COVID-19が広がるイタリアへキューバや中国の医師に続き、露国からも救援の手
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2020.03.29 櫻井ジャーナル
ロシアからイタリアへ3月22日から25日にかけて15機以上の航空機が飛来した。医師180名を含む人びとや医療機器などを運んできたのだ。すでにキューバや中国の医師団がイタリア入りしていると伝えられているが、かなりの量の機器が持ち込まれたのだろう。
ロシアにとって細菌兵器対策は重要。本ブログでも何度か書いているが、アメリカはロシアや中国の周辺に細菌兵器の研究施設を建設してきた。ウクライナ、アゼルバイジャン、アルメニア、カザフスタン、キルギスタン、モルドバ、タジキスタン、ウズベキスタン、ジョージアなどで細菌兵器の施設をアメリカは作ったとされている。さらにアフガニスタン、パキスタン、台湾、フィリピン、韓国、そして日本にもアメリカ国防総省の影響下にある細菌に関する研究施設が存在しているという。
アメリカにとってイタリアは戦略的に重要な位置にある。地中海周辺(ヨーロッパ南部、トルコ、シリア、パレスチナ、北アフリカなど)やヨーロッパ北部を睨む拠点だ。
ところが、イタリアはアメリカへの従属度が比較的低い。かつてイタリアはフランスと同じようにコミュニストが強い地域だったが、そうした雰囲気が残っているかもしれない。
第2次世界大戦中、西ヨーロッパではドイツ軍と戦ったのはレジスタンくらいだったが、そのレジスタンスの主力はコミュニストだった。そうしたことが大きいだろう。ドイツはソ連への軍事侵攻に300万人以上を投入、西部戦線には90万人程度しか残さなかったのだが、西ヨーロッパやイギリスがドイツと戦わないことを知っていたかのような決断をアドルフ・ヒトラーは下したのである。
ドイツ軍はスターリングラードの戦いでソ連軍に敗れて1943年2月に降伏するが、ソ連への軍事侵攻に戦力の4分の3以上を投入していたドイツの敗北はこの時点で決定的になった。本ブログでは繰り返し書いてきたことだが、イギリスやアメリカが慌てて動き始めるのはその後。イギリス軍とアメリカ軍がシチリア島へ上陸したのは1943年7月のことだった。
この上陸作戦でアメリカ軍とイギリス軍が対立する。作戦はアメリカが主導したのだが、連合軍大本営最高司令官だったイギリス人のハロルド・アレグザンダーは行軍の際、モンゴメリーの部隊の後ろをパットンの部隊に歩かせるなど「イギリス軍の勝利」を演出した。
これにアメリカ軍のクラーレンス・ヒューブナー中将は反発、アレグザンダーとの関係が悪化する。そこでヒューブナーは追い出され、その後任にはイギリスの貴族が大好きだったライマン・レムニッツァーが選ばれた。1950年代に沖縄を基地化、カーティス・ルメイと同じようにソ連に対する核攻撃を計画、統合参謀本部議長の再任をジョン・F・ケネディ大統領に拒否された人物だ。
第2次世界大戦の終盤、レジスタンス人気を懸念したアメリカやイギリスの情報機関はジェドバラというゲリラ戦部隊を編成する。これが核になって軍の特殊部隊やCIAの秘密工作部門ができあがり、NATOの秘密部隊も編成される。イタリアに設置された秘密部隊がグラディオ。この部隊は1960年代から80年頃にかけ、極左を装って爆弾テロを繰り返し、クーデターも計画している。
こうしたアメリカやイギリスの破壊活動をイタリア人は記憶しているはず。COVID-19(新型コロナウイルス)の騒動がそうした記憶を呼び起こしたかもしれない。
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