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民主党の大統領候補選びでバイデン潰しはこれから本格化する
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202003050000/
2020.03.05 櫻井ジャーナル
アメリカの15州と1自治領で民主党の大統領候補を決めるための投票が3月3日にあった。いわゆるスーパーチューズデーだ。そのうち10州でジョー・バイデンが第1位になり、アメリカ全国の世論調査で最も人気のあるバーニー・サンダースが勝利したのは4州だった。獲得した代議員の数はバイデンが380人に対し、サンダースは328人。サンダースはカリフォルニア州を押さえたことから州の数ほど差は開かなかった。
本ブログでも繰り返し書いてきたが、アメリカの支配層はサンダースを嫌っている。有力メディアは彼を「左翼」と表現するが、政策を見る限り、それほど左とは思えない。トゥルシ・ガバードほど戦争に強く反対しているわけでもない。ただ庶民の立場に理解を示しているだけだ。つまり、支配層やその代弁者である有力メディアはそこが許せない。彼らが考えているのは支配層の利益だけだ。
金融資本や戦争ビジネスもサンダースを嫌っているが、もうひとつ重要なファクターがある。シオニストだ。その代理人として最前線で活動しているのがイスラエル・ロビーのAIPAC。国内問題では弱者の立場から発言するエリザベス・ウォーレンも国際問題や安全保障問題ではシオニストに従属している。
サンダースは2016年の大統領選挙の時から支配層や有力メディアに攻撃されている。本ブログでは繰り返し書いてきたが、2015年の段階で彼らは次期大統領としてヒラリー・クリントンを内定していた。それが揺らいだ理由のひとつは、2014年から15年にかけてシオニストの一派であるネオコンが行った強硬策の失敗にあるだろう。ドナルド・トランプが浮上した一因もそこにある。
2016年に入ってもクリントンを民主党の候補者にし、そして大統領にしようとしていたDNC(民主党全国委員会)はサンダースの足を引っ張るのだが、その実態を明らかにする電子メールをウィキリークスが明らかにしてしまう。そこで始まったのがロシアゲート騒動だ。
今回の候補者選びは2月3日のアイオワ州から始まったが、その際に開票作業が大幅に遅れた。作業は「シャドウ」という会社が開発したスマホのアプリが使われているのだが、この会社に疑惑の目が向けられている。
そして3月3日には投票開始が大幅に遅れた。カリフォルニア州では開始が数時間遅れた投票所が少なくなかったようだが、テキサス・サザン大学では遅れが6時間に達したという。システムの不調が原因らしいが、事前に信頼度が低いと警告する人がいたようだ。これだけ遅れると投票を諦めて帰った人もいるだろう。
ジェフリー・エプスタインのスキャンダルに関係していると言われる富豪のマイケル・ブルームバーグはここで撤退、支配層や有力メディアはバイデンに絞って支援するのだろうが、この人物はウクライナを舞台とした汚職事件で捜査対象になった人物だ。この事件の揉み消しにめどが立ったのだろうか。
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