http://www.asyura2.com/19/kokusai28/msg/428.html
Tweet |
https://parstoday.com/ja/news/middle_east-i59422
視点;新型コロナウイルスーイラン恐怖症と西アジア
2月 28, 2020 16:30 Asia/Tokyo
現在、新型コロナウイルスは西アジア諸国をはじめ40カ国に拡大していますが、一部の国はこのウイルスをイランとの政治的な決済に利用しようとしています。
新型コロナウイルスは中国で初めて検出され、以来多数の死者を出しています。このウイルスの特徴の1つは、急速に蔓延することです。このため、新型コロナウイルスはイランをはじめとする世界各国に急速に広まりました。 イランの敵やライバルはしかし、コロナウイルスの特徴、そして40カ国以上がこのウイルスに巻き込まれている事に注目せず、このウイルスをイランとの政治的な決済の手段として利用しようとしています。
敵やライバルは、まずイランに対し隠蔽工作の疑惑を突きつけました。イランをはじめとする各国は、確かにメディアを制御して懸念や恐怖症の自国社会への拡散を阻止していますが、イランに対する隠蔽工作疑惑が提示される一方で、イランの政府関係者は国会議員選挙といった重要な出来事の前にも、国内での新型コナウイルス蔓延を公表し、これに関する情報を開示していました。
イランのこうした状況の一方で、イラン恐怖症を広めているサウジアラビア政府は、主要20カ国地域財務相・中央銀行総裁会合の主催国である事から、同国でのコロナウイルスの蔓延を否定し、これに関する情報伝達を回避していました。
こうした中、西アジア諸国で最初に新型コロナウイルスが検出のニュースが聞こえてきたのはサウジアラビアでした。サウジアラビア保健大臣は、同国内で数百人もの新型コロナウイルス感染者が出たことを受け、このウイルスの感染者数と死亡者数の発表を余儀なくされました。
敵がイランに対して提示ししているもう1つの疑惑は、このウイルスの感染者数の統計が正しくない、というものです。 しかし、こうした疑惑の一方で、イラン保健医療教育省はそのときに入手している感染者数の統計を開示しています。もっとも、新型コロナウイルスの大きな特徴として、感染者の多くが感染を自覚しておらず、身体的症状がかなり進行するまで医療機関にかからないという点があります。
イランに対するそのような疑惑が提示されている一方で、アメリカのトランプ大統領は同国での新型コロナウイルス感染者の実数の開示を差し控えており、最低限の数しか公表していません。 どうやら、イランの敵やライバルはコロナウイルスをも、イランに対する最大限の圧力行使という戦略として利用しようとしているように見受けられます。
これらの国は、新型コロナウイルス問題を誇張する事でイラン経済に打撃を与え、政治的な圧力をも強化しようとしているのです。
ここで重要な点は、サウジアラビアやバーレン、UAEアラブ首長国連邦などのアラブ諸国が、地域諸国への新型コロナウイルス伝染源がイランだと吹聴している一方で、これらの国々の人口の大半が東アジア諸国の国籍をもつ外国人で占められていることです。 東アジア諸国の国籍を持つ労働者は、UAEやカタール、バーレーンの総人口の、またサウジアラビアの労働力の大半を占めています。これらの国はさらに、東アジア諸国とも大規模な通商貿易を行っています。
さらに、もう1つの重要なポイントとして、医療面での可能性や機器の大半を外国からの輸入に頼っている多くの地域諸国とは逆に、イランは地域はもとより世界でも主要な医療サービス提供国とされています。 この点を踏まえ、WHO世界保健機関代表は26日水曜にテヘランで実施された会合において、保健医療分野でのイランの業績が地域のみならず、世界でも模範とされるレベルにあるとしています。
ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。
https://twitter.com/parstodayj
https://www.instagram.com/parstodayjapanese/
https://soundcloud.com/user-614960283
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。