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主要候補で最下位…民主党ジョー・バイデンは集金力が弱点 弾劾必至!トランプ再選に「壁」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/264594
2019/11/13 日刊ゲンダイ
資金面は主要候補の中では最下位、大丈夫なのか?(民主党のジョー・バイデン候補)/(C)ロイター
「票はカネで買う」――米国で昔から言い伝えられている表現である。もちろん米国でも有権者に直接カネを配って一票を懇願することは違法である。だが歴史的に、より多くの選挙資金を集金して効果的に使った候補が勝つ傾向があるのは事実である。
筆者が米国で選挙取材を始めた1992年からトランプが勝つ前(2012年)までは、より多くの選挙資金を集めた候補が大統領に当選してきた。ただ16年選挙で「このルール」が破られた。
民主党ヒラリー・クリントンの選挙対策本部が集めた総額は約6億2300万ドル(約680億円)だったのに対し、トランプの集金額は約3億3400万ドル(約364億円)とほぼ半分。それでもトランプは勝った。だが今でも、カネがあればあるほど優位という図式は変わらない。
それでは今回はどうか。今年9月末時点で候補たちの手元にあるキャッシュの残高が発表されている。トランプが約8300万ドル(約90億円)でトップ。2位は民主党バーニー・サンダースの約3300万ドル(約36億円)。ジョー・バイデンはなんと約900万ドル(約9億8000万円)で主要候補の中では最下位だった。民主党のリーダー的な立場にいるバイデンは、資金面に限ると「大丈夫なのか」と言わざるを得ない。
■批判CMが最も効果的
カネがあるとなぜ優位なのか。端的に述べると、政治CMに多額の資金を割けるからだ。その中でもテレビCMへの比重が最も高い。米コンサルティング企業「BIAアドバイザリー・サービス」によると、選挙資金の47%がテレビCMに使われるという。インターネット時代であっても、テレビを使ったネガティブ・キャンペーン(批判広告)が、相手候補を攻撃する上で最も効果的なのだ。
バイデンが9月中旬以降、予備選最初のアイオワ州で支持率を落としている理由のひとつは、トランプがバイデンに狙いを絞ったテレビCMを流したためといわれている。それほど批判広告は効き目がある。しかも連邦選挙管理委員会は、テレビCMの本数に制限を設けておらず、今年から来年にかけて万単位の政治CMが電波に乗る。
トランプが弾劾で生き残れば、民主党候補にとっては強敵であることに変わりはない。
(つづく)
堀田佳男 ジャーナリスト
1957年東京生まれ。早稲田大学文学部卒業、アメリカン大学大学院国際関係課程修了。米情報調査会社などを経て1990年に独立。以来、ワシントンDCを拠点に政治、経済、社会問題など幅広い分野で取材・執筆。25年間の滞米生活を経て2007年帰国。国内外で精力的にジャーナリスト活動を続ける。著書に「大統領はカネで買えるか」「大統領のつくりかた」「エイズ治療薬を発見した男 満屋裕明」など。
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— 日刊ゲンダイ (@nikkan_gendai) 2019年11月12日
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