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ボリビア大統領、親中戦略の頓挫で失脚
中南米
2019/11/11 16:41日本経済新聞 電子版
【サンタクルス(ボリビア中部)=外山尚之】南米ボリビアで10日、反米左派のモラレス大統領が辞任に追い込まれた。大統領選を巡る不正疑惑で軍から退陣を促されたのがきっかけだが、13年を超える長期政権下で進めた親中国の政策が行き詰まった結果ともいえる。アルゼンチンでは10月の大統領選で親中の左派が親米の現職に勝利しており、南米の政界を舞台にした米中の覇権争いは激しさを増している。
モラレス氏は2006…
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO52024440R11C19A1910M00/?
辞任表明のボリビア大統領、メキシコに亡命へ
2019/11/12 6:30
【メキシコシティ=丸山修一】メキシコ外務省は11日、辞任を表明した南米ボリビアのモラレス大統領のメキシコ亡命を認めると発表した。左派政権になったメキシコはモラレス氏への支持を表明しており、辞任表明後はすぐに亡命受け入れも伝えていた。同日の会見でもエブラルド外相が辞任は軍によるクーデターだと非難していた。
辞任を表明したボリビアのモラレス大統領=ロイター
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辞任を表明したボリビアのモラレス大統領=ロイター
会見したエブラルド氏によると、モラレス氏から電話で亡命の申請があり、人道的見地から移民関連を担当する内務省が許可を出した。すでに在ボリビアのメキシコ大使館に対してモラレス氏の安全を確保するように命じたという。現在、ボリビア国内にいるとみられるモラレス氏が、いつどのような形でメキシコ入りするのかなどは明らかにされていない。
エブラルド氏は「メキシコの伝統として政治的な迫害を受ける者への配慮をしている。平和的な解決を擁護する」と話した。すでに米州機構(OAS)にはモラレス氏の亡命受け入れを連絡したという。ただモラレス氏の受け入れはベネズエラやニカラグアなどの左派政権と対立する米国とのあつれきを生じさせる可能性もある。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO52055130S9A111C1000000/
メキシコ外相「クーデターだ」 ボリビア大統領辞任で
北米 中南米
2019/11/12 5:48
ボリビアではモラレス大統領の辞任を巡り混乱が続いている(11日、ラパス)=ロイター
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ボリビアではモラレス大統領の辞任を巡り混乱が続いている(11日、ラパス)=ロイター
【メキシコシティ=丸山修一】南米ボリビアで反米左派のモラレス大統領が辞任したことを受けて、メキシコのエブラルド外相は11日朝の政府定例会見で「クーデター」だとして軍などの動きを非難した。エブラルド氏はメキシコ政府としてモラレス氏をボリビア唯一の合法的な大統領だと認識しているとして支持を表明した。
エブラルド氏は「軍が大統領に辞任を求めるのはボリビア憲法に違反する」とした。ボリビアに憲法や民主主義を守るように訴えるとともに、米州機構(OAS)に事態収拾のための臨時会合を開くように要請した。メキシコ政府はすでにモラレス氏に亡命受け入れを申し出ている。
モラレス氏の辞任に対してはキューバやベネズエラ、ニカラグアといった中南米の左派政権が同様にクーデターだと非難している。アルゼンチンでは12月に就任予定のフェルナンデス次期大統領も同様の姿勢を示している。
一方でトランプ米大統領は11日、「モラレス氏の辞任は、西半球における民主主義にとって重要だ」とする声明を発表した。声明では「(辞任に関連する)一連の出来事はベネズエラやニカラグアの非合法政権に、民主主義や国民の意志が必ず勝利するという強いメッセージを送ることになる」とし独裁状態を続けるベネズエラのマドゥロ大統領などをけん制した。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO52055070S9A111C1000000/?
ボリビア大統領、警官造反で野党に対話呼びかけ
中南米
2019/11/10 9:59
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ボリビアのモラレス大統領(9日、西部エルアルト)=ロイター
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ボリビアのモラレス大統領(9日、西部エルアルト)=ロイター
【サンパウロ=外山尚之】ボリビアのモラレス大統領は9日、10月20日に実施された大統領選の結果を巡って対立していた野党陣営に対話を呼びかけた。複数の主要都市で警察官が造反し、軍も介入要請を拒否して中立の立場をとるなど、強権を維持できなくなっていた。主要野党は対話を拒否しており、混乱が続きそうだ。
モラレス氏は9日、「警察官や軍人がボリビア人の血で名声をおとしめることがないよう、野党との緊急対話を呼びかける」と演説した。
反米左派のモラレス氏は憲法の規定や国民投票の結果を無視して大統領選の出馬を強行。当選要件を満たしたと主張するが、開票過程で不自然な点があり、不正の疑いが指摘されていた。全国各地で反政府の抗議活動が活発化する中、これまで政府は野党や国際選挙監視団が求める決選投票の実施を拒否していた。
地元メディアによると、8日までに選挙後の抗議活動で少なくとも3人の死者が発生し、220人が拘束されたという。
モラレス氏の強硬姿勢の転換のきっかけとなったのが、警察官による造反だ。反政府の抗議活動が活発化する中、8日に第3の都市コチャバンバなど複数の都市で警官隊が政府の命令を無視し、市民の抗議活動に合流した。
警察官の造反が全国的に広がる中、モラレス氏は「クーデターだ」として軍に介入を要請したが、軍のカリマン大将が9日に「我々は国民と対立しない」と述べ、中立な立場をとると表明したことで、モラレス氏は打つ手を失った。
選挙戦で2位だった中道メサ元大統領は9日、「我々は交渉することはない」と述べ、モラレス氏の対話の申し出を拒否した。4位だったオルティス氏も同様の構えだという。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO52008620Q9A111C1000000/?
ボリビア、モラレス大統領が辞任表明 不正選挙疑惑で
中南米
2019/11/11 6:31
モラレス大統領の辞任表明を聞き、不正選挙だと批判していた人たちは歓声を上げた(10日、ラパス)=ロイター
モラレス大統領の辞任表明を聞き、不正選挙だと批判していた人たちは歓声を上げた(10日、ラパス)=ロイター
【サンパウロ=外山尚之】南米の資源国、ボリビアの左派モラレス大統領は10日、辞任を表明した。4選を決めた10月20日の大統領選で不正を働いた疑いが持たれ、強権姿勢に反発する市民の抗議活動が全土で活発化していた。モラレス氏は選挙のやり直しを表明して収集を図ったが、軍も辞任を要求して追い詰められた。
モラレス氏は10日、ビデオメッセージで「辞職することを決めた」と述べた。これに先立ち、軍のカリマン大将が記者会見を開き、「大統領に対し、職務を辞するよう勧める」と述べ、退陣を促していた。
ボリビアでは10月の大統領選を巡り、不正選挙の可能性が指摘がされていた。モラレス氏が当選を主張する一方、国際選挙監視団を派遣する米州機構(OAS)や野党は決選投票の実施を求めていた。
モラレス氏の強権姿勢に対する市民の抗議デモが続く中、8日に第3の都市コチャバンバなど複数の街で警官隊が政府の命令を無視して市民側に合流した。このためモラレス氏は10日に大統領選のやり直しを発表したものの反発の声は収まらず、閣僚らが相次ぎ辞職を表明するなど混乱が続いていた。
ボリビアは天然ガスをはじめとする豊富な天然資源を持つほか、電気自動車(EV)の普及により需要拡大が見込まれているリチウムでも世界有数の埋蔵量がある。近年は中国やドイツなどの企業がリチウム開発への投資を表明している。
2006年に先住民として初めて大統領に就任したモラレス氏は一部のエリートが富を独占する従来のボリビアの社会構造を見直し、資源輸出で得た富を低所得者に分配する政策を推進した。天然ガスをはじめとした資源価格の上昇も手伝い、任期中に年5%の平均経済成長率を記録した一方で、憲法や国民投票の結果を無視する強権的な姿勢が批判を集めていた。
ボリビアのモラレス大統領に抗議する人たち(10日、ラパス)=ロイター
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO52011430R11C19A1000000/
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