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(回答先: 世界で今、宗教者の大虐殺が起きている! 投稿者 パイプライン 日時 2019 年 11 月 05 日 17:05:34)
この及川氏の元動画をチェックしてみたが、主張の中身はあまり感心しない。私は及川氏の主張には基本的に賛同することが多いが、「宗教者」の立場にこだわり過ぎるのは、氏の「弱点」であり「限界」でもあろう。
まず一点目。今のキリスト教徒(およびユダヤ教徒の) 迫害の中心的主体はイスラム教徒である、という点が抜けている。
二つ目は、社会主義者や無神論者からの宗教批判と、宗教間の対立(イスラム × ユダヤ教 × キリスト教) とを同列においている点。
投稿記事より引用。
> @ フランスでは毎日平均三つの教会が放火や破壊に遭っており、
> A スウェーデンではクリスチャンが襲われ、
> B ドイツではクリスチャン、ユダヤ教徒が、
> C ニュージーランドではイスラム教徒が、
> D スリランカでは クリスチャンが襲われ、殺されている。
上記@〜Dのうち、Cを除けば、残りの4つは全て「イスラム教徒」による「異教徒」攻撃なのである。
@の、フランスで毎日教会が焼かれたり破壊されたりしているというのは周知のことだが、放火と破壊を行っているのが「イスラム教徒」であるということも、周知の事実である。パリのノートルダム寺院の火災の原因は「不明」なままだが、「放火」の可能性が高いことも否定できない。
(※日本でも仏像や墓石が破壊されたことがあったが、あれもナイジェリアやサウジアラビアの出身者による所業であり、イスラムによる異教徒攻撃とみなすことができる。
※ナイジェリアは宗教多彩だが、ボコハラムを筆頭として、キリスト教徒攻撃の先鋒はイスラム過激派である。)
Cのニュージーランドのケースは、白人キリスト教徒の男がモスクを襲撃するという逆のケースであるが、これは「イスラムによる西洋の侵略」が動機になっている。「西洋[=目的語; 主語ではない ] の侵略」とは要するに、「多産」にものを言わせて「人口増殖」し、移住先の国を「人口数で圧倒」して「イスラム化」しようとするイスラム教徒による「侵略」のことである。この方法による「西洋の征服」を推進しているのが「ムスリム同胞団」である。(「ムスリム同胞団」の主要目的=究極目標が、内藤正典や川上泰徳の言うような「社会福祉」ではないことは、私は幾度も指摘した。「ムスリム同胞団」のトップ・イデオローグは、「武器ではなく出生率で西洋の征服が可能だとは、笑いが止まらない」という顔をしている。)
ニュージーランドの白人テロ犯は、犯行に際して数十頁におよぶ文書で犯行の動機を説明しているが、その理由はまさにこれ、イスラム教徒による「西洋(西洋人の土地) の乗っ取り」である。この事実を隠したまま、「キリスト教徒もテロしている」というのは、問題の反面/半面しか見ていない。
なお、今日、「グローバリスト」(マスメディアとインテリ) による最大の攻撃対象は「白人キリスト教徒の男」である。そしてこれに対峙して持ち上げられているのが「有色人種, 特にイスラム教徒の女」である。アメリカと世界のマスコミがトランプ攻撃の際に、米民主党の有色人種女性議員、特に中東系ムスリムと 自称アメリカインディアンの末裔からなる「スクワッド」が持ち上げられたのは記憶に新しい。
「左翼」や「無神論者」による「宗教批判」は、基本的に「宗教=精神の阿片」に発するものであるが、「理性的な宗教批判」を「狂信的=非理性的な異教徒憎悪」と同列に置くのは、「まともな議論」とは思えない。
なお、「宗教性」と「知能」の間には一定の相関関係があることが、学術研究によって明らかにされている。(知能が高いほど無神論者になり、知能が低いほどカルトに陥り易いという。ユダヤ人でも知能が高い人は、神など信じていない。アインシュタインが好例。)
もちろん、「宗教=思想=イデオロギー」を理由とした弾圧や抑圧や差別はあってはならない。
しかし「思想」や「イデオロギー」を「議論」や「批判」の対象とすることに、何の問題があろうか。「思想信条の自由」とは「自由な議論」と「批判」が肯定されるところにしか存在し得ない。「批判」を「ヘイト」と呼んで「検閲」と「弾圧」をしているのが、今日のグローバリスト・メディアである。
及川氏がイスラム・テロに対して何の疑問も呈さないのは、ポリティカル・コレクトネス (PC, ポリコレ) のためなのだろうか。それとも本当に「全ての宗教は無条件に(テロも含めて) 肯定されるべきだ」と考えているからなのだろうか。
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