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プーチンが中東を平和にする(田中宇)さすがトランプだ
http://www.asyura2.com/19/kokusai27/msg/584.html
投稿者 てんさい(い) 日時 2019 年 10 月 23 日 23:19:11: KqrEdYmDwf7cM gsSC8YKzgqKBaYKigWo
 

この記事は「米軍シリア撤退は米露トルコの国際政治プロレス」の続きです。
http://tanakanews.com/191017syria.php

トランプ米大統領による米軍のシリア撤退は、米国からロシアへの中東覇権の大
規模な移譲を引き起こしている。このこと自体は前回の記事に書いた。そのあと
私が驚いているのは、覇権移譲の速度が意外と速くしかも広範囲であること、英
米のマスコミでこの覇権移譲を指摘するところが意外と多いことだ。覇権移譲が
意外と速いのは、もしかすると米議会でのトランプ弾劾の動きと関連しているか
もしれない。

http://tomluongo.me/2019/10/19/new-middle-east-thank-putin/
A New Middle East Thanks To Putin

http://buchanan.org/blog/is-putin-the-new-king-of-the-middle-east-137628
Is Putin the New King of the Middle East?

私自身は、容疑の薄さ(7月25日にウクライナ大統領に不正に圧力をかけたと
いう完全な濡れ衣のみ)を理由に、トランプ弾劾は失敗確実と思っているが、元
トランプ側近のスティーブ・バノンは対照的に「トランプは6週間以内に弾劾さ
れる」と予言している。来年の大統領選挙で勝てないと自覚している民主党は弾
劾でトランプを倒すしかないので真剣で、高をくくっているトランプ側はやられ
てしまいそうだとバノンは分析している。来秋の選挙が近づくほど弾劾の危険が
増すとバノンは考えている。弾劾される危険があるなら、トランプやプーチンら
「(隠れ)多極側」は急いで覇権移譲を進める必要があり、それが意外に速い展
開につながっているのかもしれない(私自身は依然としてトランプ弾劾の可能性
を低いと考えている)。トランプは、アフガニスタン撤兵も全速力で進めようと
している。

http://tanakanews.com/191010trump.htm
自分の弾劾騒動を起こして軍産を潰すトランプ

http://www.hideoutnow.com/2019/10/steve-bannon-says-trump-will-be.html
Steve Bannon says Trump will be impeached in six weeks

http://news.antiwar.com/2019/10/21/pentagon-draws-up-plans-to-withdraw-from-afghanistan/
Pentagon Draws Up Plans to Withdraw From Afghanistan

米国からロシアへの覇権移譲の動きがどんどん速くなっているので、これまで多
極化を無視する傾向が強かった「軍産傀儡」のマスコミも、無視できなくなって
いる。ちょうどロシアのプーチン大統領が米傀儡諸国のはずのサウジやUAEを
訪問して「中東全体を支配する王様のように」大歓迎されたこともある。「ロシ
アは米国に代わり、イスラエルを含む中東全体の調停役になった」とWSJが
10月17日に書いている。同時期に英国のテレグラフやFTも似たような記事
を出した。

http://www.wsj.com/articles/putin-is-the-new-king-of-syria-11571264222
Putin Is the New King of Syria

http://www.ft.com/content/c1ee673a-ef5a-11e9-ad1e-4367d8281195
Putin seizes on US retreat to cement Middle East role

http://www.telegraph.co.uk/news/2019/10/15/russia-assumes-mantle-supreme-power-broker-middle-east-us-retreats/
Russia assumes mantle of supreme power broker in Middle East as US retreats from Syria

「イスラエルもロシア覇権下に入る」というのは私が5年前から書いてきたこと
なので読者は別に驚かないかもしれないが、今までさんざん空想家扱いされてき
た私自身にとっては大きなことだ。(「陰謀論」が「常識」になった時点で私の
存在意義は終わりそうだが)

http://tanakanews.com/141121israel.php
イスラエルがロシアに頼る?

http://tanakanews.com/180218israel.htm
米国に頼れずロシアと組むイスラエル

http://tanakanews.com/180825israel.htm
ロシアの中東覇権を好むイスラエル

今回のシリアの事態は、歴史的にかなり大きな意味を持ちそうだ。ロシアに情報
源を持つぺぺ・エスコバルは「シリアは、ベトナム戦争以来のCIAの大敗北の
ようだ」と題する記事を出した。これが意味するところは、私にいわせると以下
のようなものだ。CIA=軍産複合体は、朝鮮戦争を誘発してアジアに冷戦体制
を作ったが、その後ベトナム戦争の敗北で多極側にニクソン訪中・米中和解をや
られ、レーガンの冷戦終結・軍産支配の終わりとなった。さらにその後、911
事件で軍産支配が復活したが、ネオコンのイラク侵攻など隠れ多極主義的な過激
な自滅作戦で事態が崩壊していき、最後の仕上げとして今回のトランプのシリア
撤兵となり、中東覇権が米国からロシアに移譲され、軍産支配が再び終わりつつ
ある。

http://consortiumnews.com/2019/10/18/pepe-escobar-the-road-to-damascus-how-the-syria-war-was-won/
Escobar: Syria May Be The Biggest Defeat For The CIA Since Vietnam

http://www.al-monitor.com/pulse/originals/2019/10/russia-turkey-syria-iran-us-deal.html
Why Russia isn't bothered by US-Turkey agreement on Syria

以下、地域ごとに分析していく。まずシリア。シリアではアサド政権と、侵攻し
たトルコとの対立をロシアが仲裁して和解させる流れが始まっている。内戦中に
北シリアの町を統治してトルコの脅威となっていたクルド人(米イスラエルの傀
儡勢力)は東部へと移動させられ、アサド政権の傘下に押し戻された。これは前
回の記事で予測していなかったことだ。私は、マンビジ、コバニなどトルコ国境
沿いのいくつかの町を支配しているクルド人(民兵団のYPGなど)はそのまま
動かず、ロシア軍とシリア政府軍がトルコとクルドの間に入って兵力の引き離し
をやるだけだと思っていたが、そうではなかった。

http://www.timesofisrael.com/syrian-kurdish-military-official-calls-on-israel-to-take-action-against-turkey/
'Israel must work to put an end to this war'

http://uk.reuters.com/article/uk-syria-security-turkey-minister/turkey-russia-to-discuss-removal-of-kurdish-militia-from-syrias-manbij-kobani-idUKKBN1WZ06N
Turkey, Russia to discuss removal of Kurdish militia from Syria's Manbij, Kobani

クルド人(YPG)はシリア内戦初期、ISISとの戦いで余裕がなくなったシ
リア政府軍からマンビジなどトルコ国境沿いの町の支配(自治)を認められた。
内戦が終わった今、シリア政府はクルド人から自治を剥奪して国境沿いから引き
離す強制移住を行うことにした。トルコはこれを大歓迎した。シリアとトルコを
和解させたいロシアも、このやり方に賛成だ。覇権放棄屋トランプの米国は、シ
リア撤兵できれば事後のことはどうでも良い。そもそも、トルコ軍が侵攻したの
はクルド人をビビらせてシリア政府に自治権を返還させるための策略(芝居。国
際政治プロレス)だったわけだ。シリアとトルコは1998年に、クルド人を両
国の国境沿いから強制移住させる「アダナ合意」を結んでおり、今回の動きはこ
の合意の復活だ。前回の記事を書く前に、すでに「プーチンはアダナ合意の復活
でシリアとトルコを和解させたいのだ」と指摘するドンピシャな記事が出ており、
私はその記事も読んでいたのだが、理解が浅かった。

http://www.al-monitor.com/pulse/originals/2019/10/russia-turkey-operation-syria-us-kurds.html
Russia has 3 messages for Turkey over operation in Syria

http://www.zerohedge.com/geopolitical/winners-and-losers-turkish-attack-kurds-syria
Winners & Losers In The Failed American Project For A 'New Middle East'

http://tanakanews.com/151221syria.htm
シリアをロシアに任せる米国

米国の覇権は「理想主義(のふりをした軍国主義)」だったが、ロシアの覇権は
「現実主義」だ。ロシアは、以前の米国のような余力がないので現実主義になら
ざるを得ない。米国(や英イスラエル)は理想主義の建て前に沿って、シリア、
イラン、03年までのイラクで、クルド人の独立心をあおってきた。それらの動
きは今回、完全に終わる。ロシアは、中東を不安定にするクルドの独立を望んで
いない。むしろ逆に、クルド人が住むシリア、イラン、イラク、トルコの4カ国
が、クルド人の同化策を成功させて自国を安定させることを望んでいる。人類全
体の平和と安定を考えるなら、クルド人の独立を支援する市民運動は「うっかり
軍産傀儡」であり、間違っている。

http://www.unz.com/jcook/tulsi-gabbard-is-right-and-nancy-pelosi-wrong-it-was-us-democrats-who-helped-cultivate-the-barbarism-of-isis/
Tulsi Gabbard Is Right, and Nancy Pelosi Wrong. It Was US Democrats Who Helped Cultivate the Barbarism

http://tanakanews.com/160316syria.php
中東を多極化するロシア

シリア東部のユーフラテス流域の支配にとって重要なラッカ郊外のタブカ空軍基
地は内戦中、2度にわたる争奪戦により、シリア政府軍、ISIS、クルド軍
(米軍)と駐屯者が変わり、最近はクルド軍の上位に立つ米軍が駐屯していた。
今回の米シリア撤兵により、タブカ基地にいた米軍も撤退したが、その後すぐに
ロシア軍が入ってきてタブカ基地で駐屯を開始した。米軍から露軍への駐屯者の
交代はとてもスムーズで、米露の事前の打ち合わせがあったに違いないと、イス
ラエルの諜報機関モサド系のデブカファイルは分析している。タブカ基地は、
大型の軍用貨物機が離着陸できる長い滑走路を持ち、これで露軍はシリア北部か
ら東部にかけての広大な地域をうまく統治できる。トランプが米軍を勝手に撤兵
し、基地が空っぽなのをロシアが見つけて入ってきたのでなく、トランプはあら
かじめロシアと打ち合わせてシリアの軍事支配権を移譲した。これも私は前回の
記事に書いたのでマンネリかもしれないが、シリア撤兵がトランプの中東覇権放
棄策であることが具体的に確認できる事象として重要だ。

http://www.debka.com/russian-forces-take-over-americas-n-syria-bases-e-syrian-airspace-and-concern-for-kurds/
Russian forces take over America’s N. Syria bases, E. Syrian airspace, and concern for Kurds

http://www.al-monitor.com/pulse/originals/2019/10/turkey-syria-is-kurds-dream-of-autonomy-came-to-end.html
Is the Kurdish dream of autonomy coming to an end?

プーチンは、これまで米国の傀儡だったサウジやUAEを歴訪して大歓迎されて
いる。サウジは今夏、イエメン戦争の終結への仲裁を米国に頼んだのにやっても
らえず困窮していた。プーチンはサウジに対し、イエメンのフーシ派の背後にい
るイランとの和解を仲裁すると約束したようだ。イラン外相は早速、サウジが平
和を望むならリヤドに行く用意があると表明した。

http://www.presstv.com/Detail/2019/10/21/609208/Zarif-Iran-Saudi-Arabia-alMasirah-Yemen-travel
Iran FM: I’m ready to visit Saudi Arabia to settle differences

http://www.al-monitor.com/pulse/originals/2019/10/russia-uae-putin-visit.html
Putin's visit draws UAE, Russia closer

シリアとトルコ、サウジとイランの仲裁は、プーチンのロシアによる中東和解策
の「序の口」だ。もっと難しい部分は、イスラエルと、他の中東諸国との和解を
仲裁する部分であり、さらに難しい部分は、イスラエルとパレスチナを和解させ
る中東和平だ。イランやシリアは、ロシアがイスラエルの国家安全を保障してや
る代わりに、イスラエルはイランやシリア、レバノン、イラクなどイラン系の諸
国を攻撃しないとロシアに約束するという、中東の「パックス・ルッソ」の新体
制を望んでいる。イランやシリアは、イスラエルと戦争するのでなく、ロシアの
仲裁(覇権下)での共存を望んでいる。

http://www.debka.com/despite-erdogans-bravado-his-syrian-offensive-is-squeezed-in-a-us-russian-hug/
Despite Erdogan’s bravado, his Syrian offensive is squeezed in a US-Russian hug

イスラエルで、この共存に向けた隠然指導役をやっている政治家が、ロシア系イ
スラエル人などをまとめた右翼政党「イスラエル我が家」党首のリーベルマン元
国防相だ。イスラエルでは、右翼政党リクードのネタニヤフによる連立組閣が失
敗し、リベラル系の青白連合のガンツ党首による連立組閣の試みが始まっている。
リーベルマンは、自分の政党が右翼だが、ガンツによる連立組閣の黒幕として
機能している。ガンツはすでに、閣内にアラブ(パレスチナ)系イスラエル人の
政党を入れることを決めており、政権を作ったらアラブ諸国と和解したいと表明
もしている。世界的に近年、リベラル派は「(うっかり)軍産傀儡」であること
が多いので、私は従来、青白やガンツも中東和平を進めるふりをして阻止する軍
産系だろうと思っていたが、プーチンと連携しているリーベルマンがガンツを支
持しているので、どうもそうではないようだ。

http://www.timesofisrael.com/on-disputed-border-land-gantz-calls-for-improved-ties-with-arab-countries/
At Jordan border enclave, Gantz calls for improved ties with Arab countries

http://www.debka.com/gantz-in-line-to-form-a-government-after-netanyahu-returns-the-premiership-mandate-to-the-president/
Gantz in line to form a government after Netanyahu returns the premiership mandate to the president

http://www.timesofisrael.com/netanyahu-gantz-planning-government-with-backing-of-dangerous-arab-parties/
Netanyahu: Gantz planning government with backing of ‘dangerous’ Arab parties

ガンツの連立政権は議会(クネセト)の少数派として成立し、それを閣外からリ
ーベルマンの党などが支持して議会の多数を維持し、アラブやパレスチナとの和
平に猛反対するリクードなど極右を権力から外しつつ、2国式に近い形で和平を
進めようとしている。その際の仲裁役は、トランプの米国でなく、プーチンを主
導役としたロシアや中国やEUである。米英イスラエルの覇権低下により、パレ
スチナ自治政府(PA)、ヨルダン、エジプトという傀儡3勢力の政権がムスリ
ム同胞団・ハマスに奪われていく流れになりそうだ。イスラエルの和平交渉の相
手はたぶんハマスになる。ハマスはカタール・トルコ・イランに支援されており、
イスラエルはこれらの諸国との和解がまず必要になる。

http://www.al-monitor.com/pulse/originals/2019/10/israel-benjamin-netanyahu-benny-gantz-minority-coalition.html
Why Israel’s Gantz should propose a minority government

http://tanakanews.com/190924iran.php
トランプ中東覇権放棄の大詰め

ヨルダン国王は焦っている。9月からのエジプトの反政府運動は延々と続き、シ
シ政権の転覆まで行くかもしれない。2006年から選挙をやらずアッバース議
長の独裁体制が続いているパレスチナ自治政府は、国際社会の圧力を受けて選挙
をすることになったが、不正のない選挙をやると西岸でもハマスが勝つ(ハマス
は「ムスリム同胞団パレスチナ支部」)。ヨルダン、エジプト、PAのすべてが
ハマス・ムスリム同胞団の政権になると、ヨルダンと西岸(PA)、エジプトと
ガザを別々の国にしておく2国式をやる必要がなくなる。西岸の一部住民をヨル
ダンに、ガザの一部住民をエジプトに補償金を払って移ってもらえるので、従来
の2国式よりも「ハマス化」後の交渉の方が、西岸ユダヤ入植地の撤去や、ガザ
の人口過密の問題が少なくてやりやすい。ヨルダン国王には良い亡命先を考えて
あげれば良い(もしくは今の王政のまま西岸を再併合する)。現実主義のプーチ
ンは、そう考えているのでないか。

http://www.xinhuanet.com/english/2019-10/20/c_138486343.htm
Jordan king reiterates two-state solution as sole way to resolve Palestinian-Israeli conflict

http://original.antiwar.com/ramzy-baroud/2019/10/17/the-last-lifeline-the-real-reason-behind-abbas-call-for-elections/
The Last Lifeline: The Real Reason Behind Abbas’ Call for Elections

トランプの中東和平策は、米政府の担当者だったグリーンブラットが11月始め
に米政府を去ることになり、中身を公表しないまま雲散霧消していきそうだ。私
もだまされていたが、トランプの「世紀の中東和平案」は最初から、中身を発表
しないまま仲裁役をロシアにバトンタッチして終わるつもりだったのだろう。さ
すがトランプだ。

http://tanakanews.com/170513palestin.htm
よみがえる中東和平

http://www.jpost.com/American-Politics/With-peace-plan-launch-delayed-Greenblatt-announces-final-departure-date-605147
With peace plan launch delayed, Greenblatt announces final departure date  

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コメント
1. てんさい(い)[1090] gsSC8YKzgqKBaYKigWo 2019年10月23日 23:20:36 : 0kUGInjLpY : ZUJoU1c2MzFGUzY=[98] 報告
田中宇の国際ニュース解説 無料版 2019年10月23日
http://tanakanews.com/191023russia.htm
からの引用でした。
2. 2019年10月24日 17:27:09 : EZNE1be5Jj : THVMaHRzUm9ObWc=[2] 報告
イスラエルとアメリカは一体だと思っていたけど、「リビア人とエチオピア人は彼(北の王)に従う」ってことか。
では日本も南の王から離れることになるかな。
3. 2019年10月24日 19:09:26 : bLbVVSfKBo : Q0txSzNoeHg1TG8=[227] 報告
やり直し イラクに移す ステージを
4. 2019年10月24日 19:47:34 : quMKleKEOA : andmOS5lY2dYN00=[513] 報告
こうなるとロシアがベネズエラをアメリカに返す番じゃないの
5. 2019年10月25日 10:45:44 : bCmXUtJugA : MDI1dkdvYjJOMW8=[362] 報告
>ロシアは、中東を不安定にするクルドの独立を望んでいない。
>むしろ逆に、クルド人が住むシリア、イラン、イラク、
>トルコの4カ国が、クルド人の同化策を成功させて自国を
>安定させることを望んでいる。人類全体の平和と安定を
>考えるなら、クルド人の独立を支援する市民運動は
>「うっかり軍産傀儡」であり、間違っている。

過去の植民地主義を是認するかのような発言だな。
上でコロコロと転がしていれば良いという考え方。
そういう意味ではロシア側に付く奴って
基本「右派思考」なのだろうな。
その体制を維持し続けることは
その時代に生きる人々(国民)を不幸にさせる。
政治関係の場合はそれが顕著。

大を取るのか小を取るのか、
難しい処だが田中宇と櫻井ジャーナルは
最初から立場が決まっているという点で論外。

6. 2019年10月25日 10:55:42 : bCmXUtJugA : MDI1dkdvYjJOMW8=[363] 報告
>クルド人の同化策を成功させて自国を
>安定させることを望んでいる。

ロシアは多極化信奉者ではないのか?
それは多極化という言葉で装飾した単なる己に
都合の良い支配体制の確立だろう。

>イランやシリアは、ロシアがイスラエルの国家安全を
>保障してやる代わりに、イスラエルはイランやシリア、
>レバノン、イラクなどイラン系の諸国を攻撃しないと
>ロシアに約束するという、中東の「パックス・ルッソ」の
>新体制を望んでいる。イランやシリアは、
>イスラエルと戦争するのでなく、ロシアの
>仲裁(覇権下)での共存を望んでいる。

イスラエルが乗るかな。「イスラエルはイランやシリア、
>レバノン、イラクなどイラン系の諸国を攻撃しないと
>ロシアに約束する」その間に着々と
外堀(シリア・レバノンルート)を埋められたら
ロシアが安全保障を外した瞬間にENDなのだが。

イスラエルがイラン系を攻撃しない前提は
イランがシリア・レバノンから手を引くこと。
それをしない限りロシア覇権下での
安全保障などほぼ確実に有り得ない。

7. 2019年10月25日 11:03:25 : bCmXUtJugA : MDI1dkdvYjJOMW8=[364] 報告
>イランやシリアは、ロシアがイスラエルの国家安全を
>保障してやる代わりに、イスラエルはイランやシリア、
>レバノン、イラクなどイラン系の諸国を攻撃しないと
>ロシアに約束するという、中東の「パックス・ルッソ」の
>新体制を望んでいる。イランやシリアは、
>イスラエルと戦争するのでなく、ロシアの
>仲裁(覇権下)での共存を望んでいる。

これは夢物語に近いな。中東が急に
現実主義路線を取るとも思えない。であるならば
今迄の過激な行動の整合性が付かない。ただし
イランがイスラエルと本当に事を構えようとしているか、
と言えば必ずしもそうとは言えない。パレスチナ問題は
中東諸国にとって「厄介な種」であると
同時に常に「美味しい種」であり続けた。

そういう下らない流れの中で昨年もパレスチナでの
抗議行動で実に100人以上のパレスチナ人が
死亡したわけだ。看護師を志望していた
治療に当たっていた女性も亡くなった。

8. 2019年10月25日 11:11:15 : bCmXUtJugA : MDI1dkdvYjJOMW8=[365] 報告
あと数点言っておきたいことがあるが抗議運動の全てを
「アメリカの陰謀」とするには無理がある。
弱い国ほど、安定していない国ほど
国民が乱れるのは世の常。
中国で内乱が続いたのは悪政と天候不良。

天候に関してだが大して産業が発達してない国ほど
農業に占める割合が高くそれ即ち「天候」に
左右されやすくなる。
シリア内戦の直接の原因の幾つかは
第一に「アサドの統治の失敗」であり第二に
2010年頃から続いた天候不良によるところが
大きい。天候は自然災害だが国家制度を
盤石していれば防ぐことも出来る。
自然災害の所為であると同時に
統治者による責任でもあるわけだ。

9. 2019年10月25日 11:15:22 : bCmXUtJugA : MDI1dkdvYjJOMW8=[366] 報告
大体「アメリカの陰謀」だと言うが違っていたらどうする。
アラブの春によりバーレーンも同様にデモが発
生して数百人が亡くなったがあれも「アメリカの陰謀」か?
イエメンではフーシが立ち上がり首都サヌアを
占領するまでになったがあれもアメリカの陰謀か?
ロシアの利益になる国々での反体制デモは
善なるデモでアメリカの利益になる国々での反体制デモは
悪なるデモか?無理筋なのだよ。
10. 2019年10月25日 11:23:58 : bCmXUtJugA : MDI1dkdvYjJOMW8=[367] 報告
田中宇と櫻井ジャーナルはデモを一律に
批判しているわけでもない。両者に共通するのは飽く迄も
それがロシアの利益に繋がるか否か、でしかない。
利益になるなら可であり利益にならないなら否。
アメリカもそのように行動している。

シーア派住民が7割を占めるバーレーンで
スンニ絶対王政へのデモが成功しなかった理由は
偏にアメリカが協力しなかったからに過ぎない。
バーレーン政府はサウジアラビアに
軍隊派遣を要請してデモ隊を鎮圧させた。

これほど胸糞悪くなる社会模様もない。

11. 2019年10月25日 11:42:20 : bCmXUtJugA : MDI1dkdvYjJOMW8=[368] 報告
昨年イギリスがサウジアラビアと
ユーロファイヤー48機の売買契約を成立させた時は
ガーディアンのコラムに「メイは悪魔」というコメントが
幾つかあったが他方で「イランの脅威に
対処する為にはサウジアラビアが外道だとしても
協力するのが筋だ」とするコメントもあった。

田中や櫻井はどう考えているのだろうか。
放置していれば「なるようになる」とでも思っているのか。
これだけ国家と個人が非対称化していく中で武力差が
広がる中で市民による政権転覆など
望めない中でそれでも「時代の流れ」として
「甘んじて死ね」と言うのか。
決して当事者にはなり得ない第三者の戯言ではないか。

そもそもクルドが分割されるのは悲劇ではないのか。
日本が三分割されるようなものだろう。
ナショナリズムを煽ってきたのはアメリカだけではない。
第一次大戦に繋がったのはロシア帝国がバルカン半島で
ナショナリズムを煽ってきたことが大きい。
ナショナリズムにより一致団結することを推奨して
他方でナショナリズムを否定するのは論理破綻している。
ナショナリズムは決して特定国家のものだけではない。
全ての人間に与えられるべきナショナリズムだろう。

だからこそ揉める。文化の保護と部族の保護は
イコールの関係にはない。現代社会は
文化の破壊者であると同時に部族の破壊者であり他方で
文化の保護者であると同時に部族の保護者でもある。
趨勢としては「破壊者」であり否定者でしかなく
従来制度の否定者としての「国際連合」でもあるが
田中や櫻井は「国連嫌い」なのだろう。

日本の政治家で国連信奉者と言えば小沢か、

12. 2019年10月25日 11:55:32 : bCmXUtJugA : MDI1dkdvYjJOMW8=[369] 報告
阿修羅では「反米的」ということで同一視しがちだが
国際板と政治板の色は明らかに異なる。

政権転覆は庶民の幸福とイコールの関係にはない。
庶民は己の安全が保障されれば文句は言わない。
極論を言えば他人の幸福より自分の幸福だ。
経済的成功で国民を繋ぎ留めている中国と
崩壊したソ連との違いはそこにあるが
他方で北朝鮮国民は完全に奴隷状態に
置かれている。外資獲得目的で
海外で働かされる国民も居るが給料は
ピンハネされている。
まあ北朝鮮は論外なので語る必要もない。

だから必ずしも民主的な体制でなくても
功利主義(全体の幸福)に基づくならば問題はない。
ただ役所仕事で問題が発生した場合は
スケープゴートにされるか闇に葬られる。
抵抗しようものなら最悪始末される。
そういう不幸は置かれたままになる。

13. 2019年10月25日 12:03:17 : bCmXUtJugA : MDI1dkdvYjJOMW8=[370] 報告
トランプによる中東からの撤退を喜々として田中と
櫻井は報じているが先走り感があるように思える。
トランプが登場したのはオバマへの反動からだろう。
グリーンニューディールを推し進めたが
中西部は錆び付いたままで寂れていく一方で
白人労働者階級は不満を蓄積させていた。

その反動からトランプが誕生。中東政策で
撤退を決断したとはいえ大きく報道されていることからも
分かるように米国内では齟齬が広がりつつある。
当然、反動も考えられる。

そもそも田中は民主党(特にオバマ)を責め立てるが
イラク戦争に突入させたのはブッシュ(共和党)だろう。
共和党・民主党の両党には思想は異なれど
覇権維持を求める議員は大勢居るので
今後どうなるかは分からない。

14. 2019年10月25日 12:13:48 : bCmXUtJugA : MDI1dkdvYjJOMW8=[371] 報告
まあ・・・クルドは仕様がない部分もある。
反体制派があれだけ犠牲を出して
今にやっとのことで維持されているのは
イドリブの小さなエリアのみ。

それに比べクルドは犠牲を払っていない。
血の量(熱量)が圧倒的に足りない。
だからこそイラクでクルド人が投票の結果で
独立宣言をした後に直ぐに引っ込めたのだろう。
抵抗した所で必ず実を結ぶわけではないが
奴隷的根性で生きたところで
実が結ぶことはない。

15. 2019年10月25日 12:18:15 : bCmXUtJugA : MDI1dkdvYjJOMW8=[372] 報告
籠城して殉教する覚悟があったか?答えはNOだ。
他の反体制派ですらかなりの覚悟で粘っていた。
それは見方を変えれば狂信的とさえ言えた。

他方で数年前から行われているトルコによる
クルド(シリア)侵攻の際には
クルドは意外なほどすんなりと退いている。
住民も現金であり直ぐに難民化。

尤もロシアやトルコ相手に意地を張った所で
国際社会が迅速に動かなければ皆殺しに
近い目に遭うだけで、貴重な戦力を
失えば元も子もない面もある。

にしても抵抗らしい抵抗も然程ないのでは
こうなるのもある意味で必然ではある。

16. 2019年10月25日 12:50:00 : bCmXUtJugA : MDI1dkdvYjJOMW8=[373] 報告
田中や櫻井はアメリカを口煩い姑だとでも思っているのだろう。
他方でロシアは口を出さない現実主義の姑、だと。
果たして、そうか?ロシアはロシアで
ロシアの利益が守られる限り黙ってはいるが
人間欲深いものでロシアの利益が前面に出ることで
離反を招くことがある。それが東欧諸国で起きたことであり
今後、中央アジアでも起こり得る可能性を
秘めていることだ。
17. 2019年10月25日 12:59:20 : bCmXUtJugA : MDI1dkdvYjJOMW8=[374] 報告
ロシアが本当に調停者となり得るのか甚だ疑問ではある。
アルメニアはキリスト教国だがアゼルバイジャンは
イスラム教国。トルコもイスラム教国。
この二か国(特にアゼルバイジャン)はロシアから
大量に武器を購入しているがアルメニアには
然したる産業がない為にロシア製の武器を買えず
武器更新が滞ることでソ連製の武器が
今でも使用され続けている。

地政学的問題もありアメリカは手を出さないので
小国アルメニアは沈黙した態度を
取り続けるかもしれないがアルメニアで大統領が
失脚した時に英語版のアルメニアサイトを覗いたら
ロシアとトルコの接近を警戒しするコラムが
掲載されていた。「我々はどうするべきか?」と。

第一次世界大戦と同じように
ロシアのモラルなき行動が端緒となり
戦争・紛争に勃発する可能性は少なくない。

18. 2019年10月25日 13:19:01 : bCmXUtJugA : MDI1dkdvYjJOMW8=[375] 報告
ロシアの利害調整は大国優先で小国冷遇だろう。
正義か悪かですらない。大国か小国かでしかない。
その論理で行く限り不穏なエネルギーは溜まり続ける。
そこでロシア(ソ連)は監視国家となることで
人々の力を押さえ付けようとしたが失敗、崩壊に至る。
イギリスが仕出かした二枚舌の二の前になるだけだろう。

ロシアは原油生産国としてサウジと切れない関係がある。
イスラエルとはロシア国内のユダヤ人が
イスラエルへ移住したことで切っても切れない縁がある。
この内イランとだけは大した縁がない。
それどころか歴史的に見ればイランはロシアを
敵視していた。帝政ロシア時代には侵略者として。
ソ連時代には共産主義を持ち込む国として。
今でも完全には払拭されていない。

今迄はイランの立場を擁護してきたが
相手方から見ればイランの行動は
敵対行動以外の何物でもない。

サウジは嫌いな国だが敢えてサウジ目線に立てば
公式(非公式)にフーシを支援するイランは敵でしかない。
国境で仕切られているとは言えアラビア半島内に
シーア派を抱え込むのはトルコが自国内に
クルド人を抱え込んで怯え恐れている構図と
大して変わりはない。

イランが敵対的でないと言うなら
支援しなければ良いだけだが現状そうはなっていない。
ロシアがどう収めると言うのか?
どちらかに妥協を強いるのか。
どちらかにインセンティブを与えるのか。
政治の基本だが全てを勝者にすることは出来ない。
だからこそ政治は妥協の産物なのだが
その「妥協」を粗末に扱えば直ぐに連帯など綻ぶ。

「負けた」と見られれば国内からの圧力は必至。
金正恩のように誰にも口出来ない状況を作れば
負けようが勝とうが、どうとでも出来るが
人権抑圧国とは言えイランではそうもいかない。
サウジでも皇太子の権限が絶大でも
中東の雄を自称するサウジのこと
イスラエルに媚びは売っても
イランには媚ることはないだろう。

19. 2019年10月25日 13:34:33 : bCmXUtJugA : MDI1dkdvYjJOMW8=[376] 報告
そもそもロシアがアメリカと敵対関係にある以上
調停者にはなり得ない。調停者というのは極論を言えば
神の位置に達する国にだけに資格が宿る。
自国の利益と反米イデオロギーに支配されているロシアは
真の調停者にはならない。なり得ない。必然的に。

ロシアに出来るのは其の者が幾らでも暴力的だろうと
抑え込めると見れば其の者に力を与えることだけ。

>金正恩のように誰にも口出来ない状況を作れば
>負けようが勝とうが、どうとでも出来るが
>人権抑圧国とは言えイランではそうもいかない。
>サウジでも皇太子の権限が絶大でも
>中東の雄を自称するサウジのこと
>イスラエルに媚びは売っても
>イランには媚ることはないだろう。

メディアを掌握している両国のこと、
透明性は全くない。故に幾らでも情報を
捏造することが出来るので妥協を
強いられたとして「敗北」という文字を
メディアに一切出さないようにすることは
出来るのかもしれない。
戦時中の日本(箝口令)のように。

ネットのことは存じない。情報規制が
出来ないならば瞬く間に国民に広がるだろう。

アラブの春はSNSの影響が大きかった。

20. 2019年10月25日 13:43:22 : bCmXUtJugA : MDI1dkdvYjJOMW8=[377] 報告
サウジとイエメンの関係をロシアとEU(NATO)の関係に移せば
ロシアの感情も分からなくはない。というか以前には
その論理でロシアを擁護していた。が、しかし
「国家のことは国家が決める」と言うならば
東欧のことは東欧の国々が決めることであり
ロシアは極論黙って見ている立場にしかなれないはずだ。
横槍をしているのはロシアでありアメリカではない。

何処かの国の国民の行動を「洗脳されている」等と
決め付けるのもよした方が良い。

21. 2019年10月25日 13:56:00 : bCmXUtJugA : MDI1dkdvYjJOMW8=[378] 報告
アメリカも横槍をしているか。何れにしても
損得で動く人間の性質上、数が絶対だとするのならば
ロシアは「アメリカの陰謀」で
誤魔化そうとするが今迄のロシアは様々な
国に得を与えられなかったということだ。

得を与えられない以上、離れて行くのも必然。
台湾と断交する国が相次いでいるがそれもこれも
台湾にインセンティブが無いからに過ぎない。
中国が正義だからではない。中国に
金があるから靡く。それだけだ。

後は殆どは汚職の問題に尽きる。所得が低い中で
上層が贅沢三昧では国民は怒る。
倒したとして直接利益には繋がらなくても
フラストレーションを解消できること
其のウェイトは決して小さくはない。

だから「陰謀論」は目くらましでしかない。
繋ぎ留めたいならインセンティブを示せ。
今回のことにしてもアメリカは財政云々から
手を引いたわけではない。アメリカとして
もう決断できない部分まで足を踏み込んだから
申し訳程度に撤退したまで。アメリカにとって
トルコを失うわけにはいかないからだ。

他方でロシアは小さい声を封殺出来る。
人ではなく個人ではなく国家で結論を
出すことが出来る。それが今回は特に合致した。
シリアの思惑、トルコの思惑、
全てが合致した結果だ。クルド人云々と言っても
まだ国家としての体制があるわけでもない。
立場としては下の下という存在だ。

22. 2019年10月25日 14:12:28 : bCmXUtJugA : MDI1dkdvYjJOMW8=[379] 報告
イランとイスラエルではこうもいかない。
イランとサウジアラビアではではこうもいかない。
ロシアがNATOによる東欧拡大以上に
危機感を抱いているのがイスラエル。
宗教戦争であり因縁中の因縁であり
ロシアとヨーロッパの関係以上に根が深い。

其処に政党政治(右派)が加わると更に熱は増す。
右派的主張をすればするほど得をするからだ。

>得を与えられない以上、離れて行くのも必然。
>台湾と断交する国が相次いでいるがそれもこれも
>台湾にインセンティブが無いからに過ぎない。
>中国が正義だからではない。中国に
>金があるから靡く。それだけだ。

現状の中央アジアは中国に傾きつつある。
政治イデオロギーでは中国と結託するロシアであり
上海協力機構でも協力関係にあるが
中央アジアが完全に中国に平伏しロシアから
背を向ける時、ロシアは「中国に扇動されている!」
等と喚きたてるのだろうか?

ハッキリ言えば中国は極論何もしなくても
手に出来る。其れが資本主義の力なのだよ。
孔子院を作っているがあんなものも本来なら必要ない。
時間さえ許すのなら時間経過で利益に
与ろうと向こうから勝手に擦り寄ってくる。

23. 2019年10月25日 14:19:36 : bCmXUtJugA : MDI1dkdvYjJOMW8=[380] 報告
という風に考えるとロシアは弱者の戦い方をしている。

というかやはり田中も櫻井も卑怯者。
此処では「完全にロシアの戦略勝ち」として
喜々としているが普段こいつ等は何を振り撒いていたか。
「アメリカが扇動している!」だ。馬鹿を言え。
ロシアが同様のことをやってないとでも思っているのか。
「殴り合いの喧嘩」だと言うなら泣き言はなしだ。

それも戦術だというなら100歩譲って認めてやろう。
ただしそれは弱者の戦い方だ。

24. 2019年10月25日 14:26:42 : bCmXUtJugA : MDI1dkdvYjJOMW8=[381] 報告
>時間さえ許すのなら時間経過で利益に
>与ろうと向こうから勝手に擦り寄ってくる。

それにより利害関係が構築されれば
そいつはもう中国批判などしない。
自分の利益の為に中国をヨイショし続ける。
中国が長きに渡って続けてきた
統治方法だ。

中国も相応の焦りがあるからか実際には
中国自身が率先して我が陣営に
引き込もうと画策しているが
そういう意味ではロシアは
ケツの穴が小さい国。

半永久的に変わらない常任理事国に
胡坐を掻いている、掻いていたとも言える。

25. 2019年10月25日 14:34:08 : bCmXUtJugA : MDI1dkdvYjJOMW8=[382] 報告
まあこれで利害に食い込んで経済を保てれば
悪魔的な年金受給年齢引き上げもしなくて済むだろう。
そうすれば人権状態が解決されなくても
余程の人権侵害状態に置かれない限り
国民が怒ることもないだろう。

ただし中東で利益を上げられるかは未知数。
シリアに関しては経済を立て直さないと
どうしようもない。国連から舞い込む再建資金を
ロシア企業が受注することで
利益を囲い込むか?そういう資金は
制限がありそうな気がするので
実際に可能か否かは分からないが。

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