http://www.asyura2.com/19/kokusai26/msg/731.html
Tweet |
板門店で米朝首脳会談にこぎ着けた米大統領
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201907010000/
2019.07.01 櫻井ジャーナル
アメリカのドナルド・トランプ大統領と朝鮮の金正恩労党委員長が6月30日に板門店で約50分間にわたって会談した。今後、両国は交渉チームを編成するようだが、アメリカ側はマイク・ポンペオ国務長官が選定するという。 今年2月27日と28日にかけて両国はベトナムのハノイで首脳会談を実施しているが、このときは合意に至らなかった。朝鮮側が制裁を部分解除する条件として核施設の廃棄を提示したところ、アメリカ側はそれを拒否、核プログラムの完全的な廃棄を要求、さらに生物化学兵器も含めるように求めたとようだ。これは朝鮮側の説明だが、ほかの情報を勘案するとこれが正しいようだ。 アメリカ側の要求はマイク・ポンペオ国務長官とジョン・ボルトン国家安全保障補佐官が決めたと見られているが、このふたりはマイク・ペンス副大統領と同じように相手は自分たちに屈服するべきだという類いの人びと。イランがアメリカとの交渉を拒絶しているのは、アメリカのそうした姿勢があるからにほかならない。 アメリカと朝鮮の対話を再開したいならそうした姿勢を改めるべきだとし、残された時間は長くないと警告していたのは朝鮮外務省の北米事務局を統括する権正根局長。6月27日にそうしたメッセージを出していた。その要求をアメリカ側が呑んだのだろうが、それがいつまで続くかは不明。いつものように時間稼ぎの可能性が高いからだ。 しかし、朝鮮や韓国だけでなく中国やロシアも米朝会談を歓迎しているだろう。東アジアの経済的な交流を盛んにして安定させようという中国やロシアのビジョンに適っているからだ。ポンペオやボルトンはそれをどのように崩し、朝鮮半島を支配し、中国やロシアを制圧するかを考えているだろう。 そうした揺さぶりから体制を守るためには両国とも新自由主義を放棄する必要がある。 新自由主義を1980年頃から導入している中国では中低所得層が疲弊している。これは政策上の必然。1980年代の半ばには深刻なインフレで社会が不安定化、そのために「経済改革」を実施したが、労働者は満足しなかった。その一方、エリート予備軍の学生は新自由主義の推進を求めて大規模な抗議活動を展開していた。 ロシアも経済分野は新自由主義者に支配されている。21世紀に入ってから政府に従うという条件でビジネスを続けているのだが、西側の巨大資本との関係が切れているわけではない。新自由主義的な政策を放棄しないことに対する不満がロシア国内にはある。 |
- 櫻井ジャや植草の周回遅れのカッコ着けただけの記事は、極力アップを避けるべきである 仁王像 2019/7/01 19:59:23
(0)
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/
since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。