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(回答先: 欧州議会選、二大会派が過半数割れへ EU懐疑派伸長〜独二大政党が敗北、メ政権に打撃〜極右ルペン氏政党、仏で第1党の勢い/日… 投稿者 仁王像 日時 2019 年 5 月 27 日 06:05:30)
ヨーロッパ議会選挙 “EU支持派”が過半数割れの見通し〜イギリスでは「離脱党」が躍進/nhk
2019年5月27日 11時44分英 EU離脱
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190527/k10011930831000.html
EU=ヨーロッパ連合の加盟国から議員を選ぶヨーロッパ議会選挙は、EUの統合を支持する中道の2つの会派が大幅に議席を減らして、両会派を合わせても過半数に届かない見通しです。これに対してEUに懐疑的な勢力は、主要国のフランスやイタリアなど各国で首位になる見通しで、重要な政策の審議が難航することも予想されます。
28の加盟国ごとに行われていたヨーロッパ議会選挙は最終日の26日、21か国で投票が行われ、開票作業が進んでいます。
ヨーロッパ議会によりますと日本時間の午前9時現在、議会の会派ごとの獲得議席の予測は、EUの統合を支持する中道の2つの会派が全751議席のうち、合わせて329議席で、今の選挙制度が始まった1979年以来初めて、両会派を合わせても過半数に届かない見通しです。
これに対してEUに懐疑的な勢力は、イギリスでEUからの「合意なき離脱」を求める「離脱党」が首位になったほか、フランスで極右政党の「国民連合」が、イタリアで右派政党の「同盟」が、それぞれ首位になりヨーロッパ議会全体でも議席を増やす見通しです。
懐疑的な勢力の発言力が強まることで難民・移民の問題や貿易などEUの重要政策の審議で反対する立場にまわり議論が難航することも予想され、開票の結果が注目されます。
一方、今回の選挙では四半世紀ぶりに投票率が50%を超える見通しで、有権者の関心の高さをうかがわせています。
イギリスでは「離脱党」が躍進
EU=ヨーロッパ連合からの離脱が延期されたことで選挙に参加することになったイギリスでは、離脱に対する国民の意思をはかる国民投票だともいわれました。
BBCが27日未明、日本時間の午前10時の段階で選挙管理委員会の集計結果をまとめたところによりますと、開票作業中のスコットランドと北アイルランドの合わせて9議席を除く64議席のうち、3年前の国民投票で離脱運動をけん引したファラージュ氏が立ち上げ、EUからの「合意なき離脱」を求める「離脱党」が28議席を獲得して首位になりました。
一方で、EUへの残留や第2の国民投票の実施を求めている勢力も、野党の「自由民主党」が前回より14議席増やし15議席を獲得し、「緑の党」も7議席を獲得しました。
これに対して、メイ首相が率いる保守党が3議席と前回より15議席減らしたほか、最大野党の労働党も8議席減らして10議席にとどまり、混乱する離脱問題に対する有権者の批判が2大政党に集まった形です。
離脱党のファラージュ党首は「結果は有権者からの強いメッセージだ。もし10月末の期限までに離脱を成し遂げなければ、総選挙で同じ結果を見せつけるだけだ」と述べ、2大政党にEUに強い姿勢で臨むよう迫りました。
イタリアも懐疑派勢力が首位
イタリアでは、EUに懐疑的な勢力をけん引してきたサルビーニ内相が率いる右派政党の「同盟」が大きく躍進して第1党になるなど、懐疑的な勢力がイタリアで過半数の議席を獲得する見通しです。
ヨーロッパ議会によりますと、出口調査に基づく獲得議席の予測で「同盟」は大きく躍進して28議席を獲得し第1党になる見通しです。これは5議席だった5年前の選挙に比べて5倍以上になります。
また今回ヨーロッパ議会選挙に初めて参加した極右政党の「イタリアの同胞」が5議席となっていて、EUに懐疑的な勢力を合わせると過半数の議席を獲得する見通しとなりました。
サルビーニ内相は27日未明、北部ミラノにある「同盟」の本部で記者会見を行い「われわれがイタリアで第1党になっただけでなくフランス、イギリスでも同じことが起きたのはヨーロッパが変革しているという兆しだ。人々は権力を持ったエリートに仕えるヨーロッパにうんざりしている」と述べEUへの市民の不満が躍進につながったと強調しました。
そのうえで「北から南までイタリアの有権者がわれわれに投じた票はすべてヨーロッパを変革し救うために使う」と述べ、EUを変革していくことに意欲を示しました。
EUに批判的な政党ほかにも
EUの統合を支持する会派に属している政党や、どの会派にも属していない政党の中にもEUに批判的な立場の政党は少なくありません。
このうち、ハンガリーの右派の与党、「フィデス」は、EUの統合を支持する中道右派の最大会派に所属しています。しかし、党を率いるオルバン首相は、EUが加盟各国で分担することを定めた移民や難民の受け入れを拒否したほか、政府に批判的なメディアなどへの規制を厳しくするなど、強権的な姿勢を強めてEUと鋭く対立しています。
スペインでは先月の国政選挙で躍進した新興の極右政党、「ボックス」がヨーロッパ議会でも初めて議席を獲得する見通しでどの会派にも属していませんが、自国第一主義や不法移民の即時追放などを掲げ、EUに批判的です。
また、ギリシャの極右政党「黄金の夜明け」もEUの政策に反して移民の排斥を掲げています。
こうした政党がEUに懐疑的な勢力に合流したり、政策によって足並みをそろえたりした場合には議会の審議が停滞し、EUの統合にブレーキがかかる可能性もあります。
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