★阿修羅♪ > 国際26 > 265.html
 ★阿修羅♪
▲コメTop ▼コメBtm 次へ 前へ
南シナ海「海上の長城」に対峙する台湾を、守るアメリカ、逃げる日本(ニューズウィーク)
http://www.asyura2.com/19/kokusai26/msg/265.html
投稿者 赤かぶ 日時 2019 年 4 月 21 日 02:56:25: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

南シナ海「海上の長城」に対峙する台湾を、守るアメリカ、逃げる日本
https://www.newsweekjapan.jp/youkaiei/2019/04/post-38.php
2019年04月20日(土)15時30分  ユーラシアウォッチ 楊海英 ニューズウィーク


軍事演習を視察する台湾の蔡英文総統 Tyrone Siu-REUTERS


<アメリカ駆逐と中国覇権の第一歩となる危機を前に、緊密化する米台と親密化する日中関係の落差>

中国の習近平(シー・チンピン)国家主席が1月2日に「祖国の統一」を強調する講話を発表して以来、人民解放軍による無謀な挑発行為がエスカレートしている。

3月末、中国空軍のJ11(殲11)2機が台湾海峡の中間線を越えて、台湾側へ43カイリも侵入した。台湾軍の戦闘機が緊急発進する事態となり、東アジアの国際関係は一気に緊張してきた。習政権の挑発に敢然と立ち向かう台湾の蔡英文(ツァイ・インウェン)総統は4月4日に空軍第四戦術戦闘機連隊を視察。「国家の主権たる領土は一寸たりとも譲ってはいけない。民主主義と自由主義の後退を許してはいけないことを世界に示そう」と空軍兵士らを激励し、不退転の意志を表明した。

中国による一方的な挑発を見て、アメリカも相次いで対策を講じている。4月3日、米大使館に相当する米国在台協会は「05年以降、海兵隊員を含む陸海空軍の軍人が台北に派遣され、協会の警備に当たってきた」と明らかにした。

軍人の台北派遣について、中国政府はずっと「断固反対」と唱えており、アメリカもこれまで公式には否定してきた。ここに至って積極的に公開に踏み切ったのには、中国を牽制する意図があると言えよう。

同じ頃、米国防総省も明確なメッセージを発信した。東シナ海に面した山東省青島で中国が4月23日に開催予定の国際観艦式に、米艦艇の派遣を見送る方針を表明。観艦式は中国海軍創設70周年を記念して行うもので、日本を含む多くの国が艦艇を送る予定だ。

そもそも中国空軍は日本軍、海軍は中華民国(台湾)軍を起源としている。中国共産党が中華民国政府に反乱を起こした1920年代、共産党軍は山林に潜む盗賊にすぎなかった。第二次大戦後、共産党は日本軍の残留将校を集めて満州に航空学校を創設し、47年に人民解放軍と改称した。

■シーレーン断絶の悪夢

49年10月に中華人民共和国の建国が宣言された際、天安門広場の上空を飛んだ空軍パイロットを訓練したのは彼ら日本人。海軍も中華民国から帰順した軍人が主体だった。

それから70年が過ぎた今、人民解放軍は「祖国防衛」に徹すると言いながら爪を隠す「韜光養晦(とうこうようかい)」戦略を完全に放棄した。南シナ海では島しょ部に軍事要塞を構築して「海上の長城」を建設し、自国の内海にしようとしている。台湾は「海上の長城」に対峙する敵のとりでで、早晩、攻撃しなければならない標的だ。

それだけではない。台湾が「解放」されて「祖国の懐」に帰ってきた暁には、北部の基隆と淡水、南部の高雄など良質な港は中国海軍の母港となり、東部の花蓮空港は解放軍の空軍基地に変身する。こうなるとアメリカをアジアから駆逐し、「アジアの安全保障はアジア人の手で」という中国主導の国際秩序の構築が可能になるだけではない。習政権が描く世界制覇への第一歩も踏み出すことになる。

こうした覇権主義的行動はアメリカにとってまさに悪夢だ。日本にとっても、中東から資源を運ぶシーレーンが断たれることになる。その点、アメリカはあの手この手で台湾防衛に着手しているが、日本は冷淡だ。

蔡政権は日本との間で公式な安全保障対話を呼び掛けているが、「日中友好」に幻想を抱く日本政府に積極的な姿勢は見られない。日本は近いうちに複数の閣僚を北京に派遣して経済対話に参加する予定だが、こうした動きは同盟国アメリカの神経を逆なでしている。

安倍晋三首相が4月末に訪米するのを控え、「シンゾーは本当にトランプ米大統領の友人か」と、米首都ワシントンのシンクタンクにいる筆者の友人たちが尋ねてきた。「最近の日中接近に米政府も疑心暗鬼だ。尖閣諸島を米軍が守っているのを日本政府は忘れたのか」という言葉に米側の不信がうかがえる。

台湾と南シナ海の緊張と、アメリカをいら立たせる日中接近。覇権をめぐるマグマは確実に膨張している。

<本誌2019年04月23日号掲載>


 

  拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
1. 2019年4月21日 04:10:00 : 4R1K1xZG4A : MWlqa0RpaHRvWlU=[4] 報告
米国人はTPOを学ばなければならないな。あまりにも容易に冷戦に勝ったのでTPOを無視して好き勝手できると思い込んでいる。

1949年に中国本土での内戦に負けた中国国民党を見捨てないで台湾を避難所として提供した事自体大きな間違いだったのだ。当時の台湾は日本軍の要塞としてかなりの軍備がなされており、台湾に投資していた日本人も多数いたので地元の台湾人と台湾に残りたい日本人とで政府と軍隊を組織すれば簡単に強力な軍隊を持つ国家が樹立できた。国民党との内戦で疲れ切っていた毛沢東も台湾の独立には反対しなかっただろう。毛沢東が台湾に侵攻したい理由はあくまで大陸で悪事の限りを尽くした国民党一派を逮捕する事にあり、軍事基地として台湾が欲しかったわけではない。この時期なら台湾の独立に中国共産党は強硬に反対しなかったのだ。ところが米国は地元の住民を無視して勝手に中国人に領地として台湾を提供してしまった。

台湾を占領した中国人が何をしたかというと、中国の領土になるべく厳戒令を強いて台湾を徹底的に中国領土に改造したのである。したがって日本時代の地名は全て変えられ、言語も変えられ、文化習慣も変えられ、日本を臭わせるものは全て排除され強制的に中国式に変えられた。そして如何にもここは中国人の縄張りだとばかりに周囲を威嚇し続け中国人以外には住み難い土地になってしまった。70年後の現在台湾が中国大陸や香港やタイやシンガポールなどに比べて在留邦人が少ないのも当然の結果である。もちろん米国人にとっても暮らしやすい国ではない。

共産中国にとっては台湾の地理上戦略的な重要性も含めてこれはまるで天から降って来た巨大な贈り物のようなもので、国力も経済も科学技術力も成熟してきた今ほど完璧な中国領土に改造された台湾を回収したい時はない。回収に成功できればこれで米国の先制核攻撃に脅える事無く対等の立場に立てるのだ。

米国は今になってこの間違いを正そうとしているが、問題は台湾海峡両方の軍隊が共に「中国軍」と名乗っている事である。上記の投稿文で勝手に台湾軍なる呼び方をしているが、台湾軍などない。台湾軍と名乗れないのだ。名乗った途端にクーデターが起きかねないのである。こんな状況で挟み撃ちされる危険を冒して常時台湾海峡に米国軍艦を派遣するのは、まさにネギを背負ったカモである。これが長続きできるとは思えない。

ネットでは中国大陸の方から「留島不留人」と言う言葉も出て来ている。つまり台湾島は中国領土として編入するが島に住んでいる人間には出て行ってもらう。米国は今度はどうするつもりなのだろうか。下手すると人口が減っている日本が受け入れろとか言い出しかねないのではないか。いったい何時まで日本は米国の気まぐれに付き合うつもりなのだろうか。

2. 2019年4月21日 23:30:17 : CnSVdqohmw : b0pPLm9jZElzMW8=[5] 報告
「最近の日中接近に米政府も疑心暗鬼だ。尖閣諸島を米軍が守っているのを日本政府は忘れたのか」という言葉に米側の不信がうかがえる。

尖閣等争議の扇動やが
尖閣を守っている???

トランプは世界分断の問題児だが、
中国もフラフラ迷走児。
日本はどちらからも離れていろ。

3. 2019年4月21日 23:42:40 : sU4399tWP6 : WEdwTGNhdVVKZG8=[5] 報告
尖閣等争議の扇動やが

尖閣「島」争議の扇動やが

4. 2019年4月21日 23:59:50 : E3qKxJkwdG : MDJVSFh6Sm1aS3M=[-13] 報告

中国は逆走迷走児。

覚醒するまで

離れていたほうがよい。



[運営による初期非表示理由]:2重投稿(アラシや工作員コメントはスレ主が処理可能)

5. 2019年4月22日 05:44:40 : bxB76Eg5Ml : czk4aEFzdWVlNDI=[1] 報告
筆者は頭がオカシイw
 台湾は元日本の植民地、ここに集団安全保障の名目とはいえ日本が出兵すると当然国連憲章の敵国条項違反となる。中国は無条件、宣戦布告なく日本を攻撃することが出来、国連加盟国はこれに反対することが出来ない。攻撃手段に制限はない。日本国が台湾に出兵する国に対し基地を提供する、武器弾薬を提供する、便宜を図っても事は同じである。
 
 
 
6. 雅則[890] ieuRpQ 2019年4月22日 15:42:35 : TGu8WvQwI : OEhESGlndml4Vy4=[22] 報告
台湾は中国の内政問題。日本は太平洋戦争の無条件降伏後戦争放棄の憲法9条戦争の放棄を守る事を国連で約束している。アメリカ合衆国から幾ら武器を買っても国を守る為であり、戦争する為ではない。台湾が幾ら中国と戦争しようと、米台の関係であり、アメリカ合衆国のマッカーサー元帥とGHQが残した戦争放棄の平和憲法を破り、世界を敵にして戦争など出来ない。台湾は中国と戦争せずに助け合って行く事が台中の発展につながる。戦争すれば日本はラブロフさんの言う様に東京に水爆が落とされる。ポツダム宣言で無条件降伏を受け入れずに敗戦から逃げて原爆をアメリカ合衆国から落とされ昭和天皇の無条件降伏受け入れで敗戦を迎えた。一億玉砕を免れた。日本は東アジアの人々と2度と戦争はしない、させないの決意の元憲法9条戦争の放棄を守る事を世界平和に繋げる様に70年以上の戦争しない約束を果たしている。中国、朝鮮半島、ロシア、と平和条約を結び核戦争の犠牲に成事を分かりながら戦争に加担することは無い。逃げているのではない。当然の事です。
7. 2019年4月22日 20:22:18 : 4R1K1xZG4A : MWlqa0RpaHRvWlU=[10] 報告
>>06

でも新版日米安保条約で米国が戦争になれば日本も戦争に自動参加ですよね。旧版では米国が戦争になっても日本は参加しなくてよかったのだが、何時の間にか改版されてしまいました。

もう逃げるのも無理じゃないですか。台湾は中国人が占領しているから戦争になれば中国が台湾に対して核を使う事はないと思いますが、日本は日中戦争の恨みもありますしね。最悪の場合南京大虐殺の復讐だとか言って東京か大阪に水爆落とす可能性も全くないとは言い切れない。まぁ可能性は低いとは思いますけどね。

8. 2019年4月23日 00:46:01 : 7mOBJCQKos : Ty9RdllKcUNsNHM=[1] 報告
>>7

日本国自動参戦の件違う。
少調べてみてね。

9. おじゃま一郎[7127] gqiCtoLhgtyI6phZ 2019年4月23日 10:14:26 : HYReEx22sY : STBaSkprUTR6T2M=[53] 報告
>南シナ海「海上の長城」に対峙する台湾を、守るアメリカ、逃げる日本
>(ニューズウィーク)


日本は逃げているわけでもない。

1972年日中共同声明を締結したがその中で、台湾と大陸中国は
一つの政府としている。このことは台湾は中国の一部である
と日本は認めたのである。

したがって日本から見れば中国台湾の問題は中国の内政問題であり
「不干渉原則」により関与してはならないのである。

ニューズウィークは国際法を勉強しなさい。

▲上へ      ★阿修羅♪ > 国際26掲示板 次へ  前へ


  拍手はせず、拍手一覧を見る

フォローアップ:


★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
投稿コメント全ログ  コメント即時配信  スレ建て依頼  削除コメント確認方法

▲上へ      ★阿修羅♪ > 国際26掲示板 次へ  前へ

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/ since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。
 
▲上へ       
★阿修羅♪  
国際26掲示板  
次へ