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ベネズエラ全土で停電4日目、略奪や断水で市民に混乱広がる マドゥロ大統領:大規模停電は米側の破壊工作 国内:無能と汚職の
http://www.asyura2.com/19/kokusai25/msg/651.html
投稿者 うまき 日時 2019 年 3 月 11 日 20:23:19: ufjzQf6660gRM gqSC3IKr
 

ワールド2019年3月11日 / 15:18 / 5時間前更新
ベネズエラ全土で停電4日目、略奪や断水で市民に混乱広がる
Brian Ellsworth and Corina Pons
3 分で読む

[カラカス 10日 ロイター] - ベネズエラでは、7日に発生した全国規模の停電が4日たっても解消されず、もともと食料品不足に悩まされていた商店が略奪されたり、住宅街で断水が起きたり、携帯電話の電波も拾えなくなるなど、混乱が広がっている。9日には怒れる市民が、水や燃料を求めて各地で長蛇の列を作った。

7日の発生以降、当局は一部の電力しか復旧できていない。マドゥロ大統領は、大規模停電は米側の破壊工作によるものだと主張しているが、国内からは無能と汚職の結果だとの批判が上がっている。

政府は9日、翌10日の休校と商業活動の休止を決めたが、停電解消のめどについて何の情報提供もなかったため、無期限に停電が続くのではないかとの憶測が広がっている。

ベネズエラ史上最悪の今回の停電は、マドゥロ政権がハイパーインフレによる経済崩壊と前例のない政治危機に直面する中で発生した。野党指導者のファン・グアイド国会議長は1月、2018年の大統領選でマドゥロ陣営に不正があったとして、暫定大統領就任を宣言している。

首都カラカスのチャカオ地区では9日、怒った住民が停電に抗議するため、目抜き通りや横道にバリケードを築いた。

「冷蔵庫の中の食べ物は腐ってしまった。商店も営業しておらず、通信手段も、携帯電話すら通じなくなっている」。商店主のアナ・セラートさん(49)は、がれきと有刺鉄線の山の前でこう怒りをぶちまけた。

「私たちには助けが必要だ。人道的危機だ」

ガソリンスタンドには、車やバスが何ブロックも列を作った。停電中の住宅は断水しているところがほとんどで、市民は太陽の強い日差し下、水を買うために行列を作った。

ベネズエラ国営石油会社(PDVSA)[PDVSA.UL]は9日、燃料の供給は保証すると表明した。だが、ガソリンスタンド業界関係者によると、国内1800カ所の給油所のうち、営業できているのは停電のため100カ所程度だという。

冷蔵庫が動かなくなった商店では、チーズや野菜、肉類を顧客に無料で配った。

商品を盗まれた店もあった。カラカス南東地区のスーパーでは9日に略奪が起き、従業員や他の目撃者によると、警察と国家警備隊が発砲した。略奪者はパスタやコメ、トマトソースなどを盗んでいったという。

プラスチックの椅子などを売る近くの商店も略奪にあった。

国家警備隊は現場で40人以上を拘束。両手を背中で縛り、通行止めにした道路に下を向いて横たわるよう命じたと、目撃者の1人はロイターに語った。

9日夜には、労働者が多く住むカラカス西部の地区で、抗議活動の参加者が道にバリケードを築いて警官隊と衝突し、小さなスーパーが略奪被害にあったと、店主のマヌエル・カルデイラさん(58)は証言した。

「やつらは食品を奪い、ショーウィンドーを壊し、はかりやPOS(販売情報管理)端末を盗んでいった」と、カルデイラさんは割れたガラスが床に散乱した店内で話した。「私たちは当時、店にいなかった。帰ってきた時には、すべて壊されていた」

<無為無策>

グアイド氏は、マドゥロ政権が何の状況説明もしていないとして批判を強めている。

「前例のない規模の停電が発生して数日たった今になっても、政権は無為無策だ」と、グアイド氏は10日の記者会見で述べた。

ロドリゲス通信情報相は国営テレビで、政府は事態に対処していると述べたものの、技術的な詳細や、停電が長引く原因には触れなかった。

Slideshow (7 Images)
「憎悪や死、暴力を扇動するやからが不安をあおるなか、マドゥロ大統領は市民の要望を聞くよう閣僚たちを動員している」と、ロドリゲス氏は言った。

1月に暫定大統領就任を宣言したグアイド氏は、米国を始め主要な西側諸国から正当な指導者として承認を受けているが、軍や政府機関は依然としてマドゥロ氏が掌握している。

ブラジルやコロンビアなど米州諸国で構成する「リマ・グループ」は公然とマドゥロ氏に異を唱えており、今回の停電について、「マドゥロ政権が認知を拒否する人道的危機」が起きていることの証拠だとの声明を出した。

米国のベネズエラ担当特使、エリオット・エイブラムス氏は、マドゥロ氏には交渉に応じる意志はなく、地位にとどまり続けることを考えていると述べた。

ボルトン米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は米ABCテレビの番組で、ベネズエラ軍の幹部は、野党議員との間で「今後起きうる展開や、野党に支持を切り替える方策について」議論していると話した。

非政府団体ドクターズ・フォア・ヘルスは9日、停電に加えて非常用発電機の不足・不調のため、全国の病院で17人の患者が死亡したと明らかにした。

カラカスのほか、一部の都市部では8日に電気が復旧したが、9日の昼ごろ再び停電した。

国営電力会社の元社長ミゲル・ララ氏は、「(復旧)の遅れや失敗から推測するに、原因はグリ発電所そのものではなく、発電所から外に電気を流す送電線にあると思う」と述べた。グリ発電所は、同国最大の電力源である水力発電所のことだ。

政府歳入のほとんどを占める原油生産への影響は、現段階では不明だ。

同国の主要産油地であるオリノコ川流域にあるPDVSAと外国企業による共同事業のほとんどは、自前の電力で操業している。だが同国北西部スリア州にある油田の多くは、送電網に頼っている。

PDVSAと共同事業を行っている外国企業の関係者は、原油生産は「安定している」と話した。

ロイターはPDVSAに複数回コメントを求めたが、回答がなかった。
https://jp.reuters.com/article/venezuela-politics-idJPKBN1QS0HW  

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コメント
1. 2019年3月11日 23:10:49 : 2FOSukKJfI : Nkw4c2tKeW9zdVU=[76] 報告
鈴木頌の発言 国際政治・歴史・思想・医療・音楽
2017年、ベネズエラ人民はどう闘ったのか B
http://shosuzki.blog.jp/archives/74465087.html
(以下、上記より一部抜粋)

15.金融戦争の実相はベネズエラへの金融封鎖

これら第4世代戦争のうち、7月30日以降の攻撃の中心となっている経済・金融戦争について少し詳しく見ていきます。

ベネズエラのカントリーリスクに関して語る場合は、次のことを忘れてはなりません、

既に述べたように、 過去4年間に、カラカスは、すべての債務支払い請求を例外なく尊重しました。その総額は7400億ドル以上にのぼります。すべての債務を律儀に支払うため、ベネズエラへの融資にはリスクはないのです。
この行動はベネズエラのカントリーリスクを大幅に削減しています。

しかし、それにもかかわらずカントリーリスクは増加し続けています。JPモルガン銀行によれば、この国のリスクは4,820ポイント、すなわちチリの38倍の高さであります。チリの負債/ GDP比はベネズエラとほぼ同じ高さです。なぜこのように信用リスクが高いのでしょうか。

その理由は政治的なものにしかもとめることはできません。すなわちベネズエラはアメリカに逆らって中南米の自立を唱導しているからです。また社会主義的制度を積極的に採用し、貧富の差を攻撃し、金持ち優位の政治を否定しているからです。そのためにアメリカに嫌われているからです。
ベネズエラは社会主義的な政治制度を、民主的な方法で選んだために高いコストを払わされていることになります。

2017年に於ける国際銀行の金融封鎖に関して述べましょう。

ドナルド・トランプ制裁の発動後、 アメリカ籍企業による契約の一方的な解除は倍増しました。例えば、支払代理業のデラウェア社は、その特約銀行である米国のPNC銀行がPDVSAから資金を受け取ることを拒否したと報告しています。これは7月のことです。
ポルトガルのノボ・バンコ社は、ドルでの業務を実行できないことをベネズエラに通知してきました。米国の仲介銀行が対ベネズエラ金融封鎖に加わったことに起因しています。これが8月のことです。
ベネズエラと契約した中国銀行のフランクフルト支店は、カナダの鉱山会社であるゴールドリザーブに1500万米ドルを支払うことができませんでした。それはベネズエラ側が支払うべきものでした。

11月には、クリスマス休暇に向けられた食糧の23件の購買契約の支払い分がカラカスに戻ってきました。供給元の仲介銀行がベネズエラからの資金を受け入れなかったため購入契約が破棄されたのです。その総額は3900万ドル以上に登ります。
これらはWTOで締結されている国際自由貿易の原則をあからさまに侵害するものです。しかし問題はさらに深刻です。ことは人道問題に絡んできています。
9月上旬、ベネズエラ政府はアメリカの医薬品会社などに総額12億ドル相当の医薬品と食品を発注しました。米国企業の取引銀行はJPモルガン銀行の子会社であるユーロクリアでしたが、この銀行が12億ドルの受け取りを拒否しました。これにより、ベネズエラは患者の治療に必要不可欠な30万回分のインスリンを確保できなくなったのです。

もう一つ、ベネズエラはコロンビアのBSNメディカル(スエーデン)系列の製薬会社にマラリア治療薬であるプリマキンを発注しました。しかしこれも同じような理由で受注を拒否されました。

なぜこのような事態があいついで起きたのでしょうか。その目的は、ベネズエラが国民が必要とする食糧や医薬品を輸入するために外貨を使用するのを妨げることにあります。そうすれば人々が抗議し、医療システムに混乱を生み出すことでしょう。
11月に政府はインドからの重要なインスリン輸入の緊急到着を実現しました。死に至るリスクのある何百人もの患者が救われました。 疑いなく、これはベネズエラ人民の新たな勝利です。
(訳者が考えるには、これはあまりにも非人道的なやり方です。何千人もの患者さんの生命を危険にさらしています。もしそれにより糖尿病やマラリアの患者さんが命を落としたときは、誰が責任を負うのでしょう。たんなる有責ではなく、アメリカ国内法でも完全な有罪、それも人道に対する罪で有罪であると思われます。訴訟をおこすべきではないでしょうか)

(抜粋、ここまで)

鈴木頌の発言 国際政治・歴史・思想・医療・音楽
2018年10月25日
国連人権委員会「ベネズエラにおける人権状況についての報告」
http://shosuzki.blog.jp/archives/77969669.html

アルフレッド・デ・ゼイヤス - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%95%E3%83%AC%E3%83%83%E3%83%89%E3%83%BB%E3%83%87%E3%83%BB%E3%82%BC%E3%82%A4%E3%83%A4%E3%82%B9


2. 2019年3月12日 19:00:02 : ICe8OGrnXw : ZHE1bnUuS0lNZUE=[1] 報告
制裁の 一環なのさ 停電も
3. 2019年3月12日 22:03:00 : DDEDkCtB4U : ZW9TcE05elZta28=[123] 報告
なるほど意図的に停電を起こして混乱を誘う。
日本のインフラにもアメリカのマルウェアが仕込まれているから、いつでも同じ事を起こせるだろう。

日本人だけなら何も起きないだろうが、この4月から移民という暴動要員を大量導入するからな。

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