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【ベネズエラ・カラカス発】 ロシアと中国は米国に権益を渡さない 巨額兵器市場と地下資源
http://tanakaryusaku.jp/2019/02/00019715
2019年2月26日 10:03 田中龍作ジャーナル 兵器そのものよりも半永久的に続く部品や武器弾薬の供給の方が売買金額は大きい。=ベネズエラ空軍最大のラカロタ基地。23日、カラカス市内 撮影:田中龍作= 政治腐敗と経済無策で国民の反発を買うマドゥロ政権の国外追放が、あたかも時間の問題であるかのように、西側メディアは伝える。 だがロシアと中国は簡単にベネズエラを諦めない。ベネズエラが米国のノド元に位置する戦略要衝であることも大きな理由の一つだ。 ロシア軍はベネズエラ領内のカリブ海の島に基地を設ける・・・昨年末タス通信が伝えた。 これを知った米国は大いに慌てた。ロシアのミサイルが置かれたりしたら、「キューバミサイル危機」の悪夢がよみがえる。「マドゥロ追放シナリオ」の きっかけ ともなった。 ベネズエラ軍の兵器はロシア製と中国製だ。ロシアは巨額の購入代金を貸し付けてきた。 米トランプ政権が目論見通りマドゥロ大統領を追い出し、グァイド国会議長を新大統領にインストールすれば、兵器体系を米製に入れ換えることは可能だ。だがロシアと中国が みすみす 巨額の兵器市場を手放すとは考えられない。 ロシアと中国がこだわるのは兵器ばかりでない。災害避難者用住宅などの建設もロシアと中国が手掛けてきた。ベネズエラにおいて両国は社会貢献しているのである。 油質はともかく石油埋蔵量は世界一。ウランなどの地下資源も豊かだ。 長年ベネズエラに投資してきたロシア、そして中国が、米国に権益を譲り渡すとは考えにくい。 〜終わり〜 ◇ ハイパーインフレと不正選挙に抗議するデモをかければ殺され、月給全部つぎ込んでもチーズが買えない・・・ 田中は独裁とインチキに苦しむ人々の生活を伝えたいだけです。日本はその一歩手前なのです。反米・親米は二の次です。
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