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アメリカVS.中国 “未来の覇権”争いが始まった/Nスペ
2019年1月19日(土)
午後9時00分〜9時49分 総合
http://www6.nhk.or.jp/special/detail/index.html?aid=20190119
激しい対立が続くアメリカと中国の貿易摩擦。トランプ政権が、制裁関税を次々とかけてきた背景には、「中国がハイテク技術の覇権を握ろうとしている」という危機感があった。
習近平国家主席のもと「中国製造2025」を掲げ、ハイテク分野での世界一を目指す中国。いま、国を挙げて取り組んでいるのが、AIなどの先端技術を駆使する「自動運転」や、インターネットに続く革命的な技術「ブロックチェーン」だ。開発の最前線では、アメリカのIT企業などで技術を学んで帰国した「海亀」と呼ばれる若者たちが急増し、成長を支えている実態があった。対するアメリカは、中国からの投資やM&Aを規制する動きをみせ、水面下で激しい攻防が繰り広げられている。
大国間の攻防の狭間で、日本はどう生き残りをかけるのか?世界の行方を左右する米中の攻防、その最前線を追う。
<放送を終えて>
去年3月、トランプ政権が中国の鉄鋼製品に関税をかけて始まった米中の貿易摩擦。この争いの背景に一体、何があるのか?それを調べ始めた時、私たち取材班の目にとまったのは、米国防総省傘下の研究施設「DIU」がまとめた報告書でした。
そこでは、中国からアメリカのAI業界への投資が、この5年で20倍以上に急増しているとして、先端技術の流出に警鐘を鳴らしていました。さらに、取材を進めると、中国がAIを駆使した自動運転など特定の分野で、グーグルやウーバーなど先行する巨大IT企業を猛追。熾烈な開発競争を行っていることが分かってきました。
表舞台では高い関税をかけあう貿易摩擦を激化させてきたアメリカと中国ですが、その水面下では、ハイテク分野を巡る“未来の覇権”争いを繰り広げていたのです。私たちは、この争いの最前線を捉えるべく、それぞれアメリカと中国に飛び、現場のルポや貴重な証言を撮影してきました。
中でも印象的だったのは、国際政治学者のイアン・ブレマー氏が、この米中の攻防を「技術を巡る“新冷戦”」と呼んだことです。ブレマー氏は、インタビューの中で「今後、世界は、アメリカと中国のハイテク技術によって分断され、グローバリズムが終焉する」とまで予言しました。今回の番組は、そんな時代の転換点をしっかりと描ければという思いで、スタッフ一丸となって制作しました。
チーフ・プロデューサー 善家賢(政経・国際番組部)
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