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イギリスの軍と情報機関によるロシアを悪魔化して描く極秘の心理作戦が発覚(櫻井ジャーナル)
http://www.asyura2.com/19/kokusai25/msg/285.html
投稿者 赤かぶ 日時 2019 年 1 月 23 日 00:43:45: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

イギリスの軍と情報機関によるロシアを悪魔化して描く極秘の心理作戦が発覚
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201901220001/
2019.01.23 櫻井ジャーナル


 ​​アノニマス(匿名)を名乗るハッカー集団が昨年(2018年)11月、あるNGOに関する文書を公開した。そのNGOはインテグリティ・イニシアティブ。イギリスの軍と情報機関による極秘の心理作戦を実行、その活動範囲はアメリカにも拡大し、同国の国務省、FBI、DHS(国土安全保障省)、あるいは有力シンクタンクに強力な同盟者を育成していることが明らかになった。原資の200万ドルはイギリスの外務省が出したという。

 プロジェクトの内容は第2次世界大戦が終わって間もない頃にアメリカで始まった情報操作プロジェクト、モッキンバードに似ていると言われている。

 モッキンバードで中心的な役割を果たしたのは4名。ウォール街の弁護士でOSSやCIAに君臨していたアレン・ダレス、やはりウォール街の弁護士でアレンの側近として破壊工作を指揮していたフランク・ウィズナー、やはりダレスの側近で国際決済銀行初代頭取の孫であるリチャード・ヘルムズ、そしてワシントン・ポスト紙の社主だったフィリップ・グラハムだ。

 フィリップ・グラハムの妻、キャサリンはウォーターゲート事件でリチャード・ニクソンを失脚させた当時のワシントン・ポスト紙社主。フィリップはジョン・F・ケネディ大統領が暗殺される3カ月前に自殺している。キャサリンの父は世界銀行の初代総裁だ。ニクソン辞任で副大統領から昇格したジェラルド・フォード大統領時代、政府内からデタント派が粛清されてネオコンが台頭したことは本ブログでも繰り返し書いてきた。

 ウォーターゲート事件の取材は若手記者だったカール・バーンスタインとボブ・ウッドワードが中心になって行われたが、ウッドワードは少し前まで海軍の情報将校で記者としては素人に近い。事実上、取材はバーンスタインが行ったようだ。

 そのバーンスタインはニクソン大統領が辞任した3年後の1977年にワシントン・ポスト紙を辞め、「CIAとメディア」という記事をローリング・ストーン誌に書いている。その記事によると、20年間にCIAの任務を秘密裏に実行していたジャーナリストは400名以上に達し、そのうち200名から250名が記者や編集者など現場のジャーナリストで、残りは、出版社、業界向け出版業者、ニューズレターで働いていた。また1950年から66年にかけてニューヨーク・タイムズ紙は少なくとも10名の工作員に架空の肩書きを提供したとCIAの高官は語ったという。(Carl Bernstein, “CIA and the Media”, Rolling Stone, October 20, 1977)

 当然のことながら、CIAの工作は国境を越える。フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥング(FAZ)紙の編集者だったウド・ウルフコテ​​は2014年2月、ドイツにおけるCIAとメディアとの関係をテーマにした本を出している。

 彼によると、ドイツだけでなく多くの国のジャーナリストがCIAに買収されている。人びとがロシアに敵意を持つように誘導するプロパガンダを展開、人びとをロシアとの戦争へと導き、引き返すことのできない地点にさしかかっているというのだ。2017年1月、56歳のときに心臓発作で彼は死亡する。出版されたはずの英語版は市場に出てこなかった。

 インテグリティ・イニシアティブも人びとがロシアに敵意を持つように誘導する。そのネットワーク内に含まれるウィリアム・ブラウダーはアメリカ支配層の対ロシア戦争で重要な役割を果たしている。

 この人物はボリス・エリツィン時代のロシアでクレムリンの腐敗勢力と手を組んで巨万の富を築いたひとり。不正な手段で手に入れた資産をロシアから持ち出すために使われた銀行のひとつ、リパブリック・ナショナル銀行ニューヨークを創設した人物とヘルミテージ・キャピタル・マネージメントなる会社を共同で創設したのがプラウダーだ。

 この金融ネットワークでマネーロンダリングしていたとロシア当局はにらみ、ブラウダーが雇っていたセルゲイ・マグニツキーが2008年に逮捕される。マグニツキーを弁護士だとする人もいるが、実際は会計士。経済犯罪の鍵を握る人物だったと言われている。

 そのマグニツキーは取調中に死亡、西側では拷問で殺されたと宣伝されてきた。この人物は心臓病を抱えていたことから病死だと考える人が少なくないが、口封じされたと疑っている人もいる。ブラウダーは2013年に欠席裁判で懲役9年の判決を受けているが、ロシアの逮捕令状要請はインターポールが拒否している。

 インテグリティ・イニシアティブが重要視しているのはドイツだが、その矛先はドナルド・トランプ米大統領にも向けられている。西側の有力メディアやアメリカの民主党が盛んに宣伝しているロシアゲートの発端になった根拠薄弱で信頼度の低い報告書を作った元MI6オフィサーのクリストファー・スティールはブラウダーにも雇われていた。

 日本のマスコミが権力者の走狗にすぎないことは言うまでもないが、日本で崇拝者が少なくないアメリカやイギリスをはじめとする西側の有力メディアも同類だ。



 

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コメント
1. 2019年1月23日 12:26:36 : GgP1QYuazb : t4j0Ko9BkZY[6] 報告


インテグリティ・イニシアティブについては、極東の島国で報道されることは少ない。

 ネット空間において、フェイクニュースを著名な評論家に引用させるなどの手段でフェイクを流布させんとの手法をもちいている。

 いかがわしい著名人を通せば、何とかなるてえのは、どこそこでは、かつて電波芸者と云ってたもんだが、猿知恵は普遍的なんでしょう。

 BBCでは敗退し、更にはネット空間でも敗色濃い、この世の闇が闇となれば、闇に眼も馴れ闇は闇でなくなる。

2. 2019年1月23日 18:54:01 : O4pUfLwvsA : lleAWoei_CE[899] 報告
JBpressに古森氏がトランプについての米国ニュースの偽りについて書いていた。

 トランプが大統領の当選した際にロシアが関与した、との事を
米国民主党が延々言い続けており1月20日前後にトランプの弁護士
だった者がロシアの関与を発言した、とのニュースが発信されトラ
ンプについて「弾劾だ」との世論が湧き上がったとのこと。
 しかし、とうの弁護士がそんなことは言っていないと打ち消して
結局この話は「フェイクニュース」となり米国内でこの話は終わった。
古森氏は米国の報道の危うさについて語っているが、氏の言うとおり
この話はトランプが弾劾されるだろうという文脈の状態のまま日本に
流布され、それが修正されていない。

 一切、まったく、
なし。


米国の(ヒラリークリントンを看板とする)異常集団の思惑を日本のメデイアも(もちろん)踏襲しており、かつてドイツの記者が「世界のすべてのメデイアはCIAに汚染されている」と告白したように、その通りの実態が現在も続いている。

 確かに「闇」は以前より闇のくらさを失いつつある。
しかし、おのれらの存亡が危ういという時に、彼らが黙って消えて行くことはない。

今だにまっとうなジャーナリストは殺されている。
今後どういう展開があるのかわからないが気持ちをゆるめてはいけないと思う。

 

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