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仏の極右政党 EU議会選挙に向け始動 勢力どこまで?〜EUに懐疑的な主張は欧州各国に広がっていて/nhk
2019年1月14日 5時03分https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190114/k10011777171000.html?utm_int=news-international_contents_list-items_006
フランスの極右政党「国民連合」はことし5月に行われるEU=ヨーロッパ連合の議会選挙に向けた活動を始め、EUに集中した権限を取り戻すことを主要な目標に掲げました。EUに懐疑的な主張はヨーロッパ各国に広がっていて、どこまで勢力を増すか注目されています。
EUの議会にあたるヨーロッパ議会は、ことし5月に加盟各国で議員を選ぶ選挙が行われます。
フランスの極右政党「国民連合」のルペン党首は13日、パリで党の会合を開いて23歳の地方議員を「選挙の顔」に据えるなど12人の候補者を発表しました。
ルペン党首は演説で「フランス人と5億人のヨーロッパ人のために自分たちで物事を決める自由を取り戻す」と訴え、EUに予算や法律をつくる権限が集中しているとしてそれを取り戻すことを主要な目標に掲げました。
そのうえで、EUの役割をさらに強化しようと訴えるマクロン大統領との対決姿勢を前面に打ち出し「有権者にとって選挙の焦点は明確だ。マクロン大統領を倒すことだ」と述べました。
先月の世論調査ではヨーロッパ議会選挙でルペン氏が率いる「国民連合」に投票すると答えた人は24%と、マクロン大統領率いる与党「共和国前進」の18%を上回ってトップになっています。
EUに懐疑的な主張を掲げる動きはフランス以外でも広がっていて、5月のヨーロッパ議会選挙でどこまで勢力を増すかがEUの行方を大きく左右します。
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