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2020年、大企業の40代・50代を襲う「大・早期退職時代」が来る 「生き残り」の策が必要だ(現代ビジネス)
http://www.asyura2.com/19/hasan133/msg/793.html
投稿者 赤かぶ 日時 2019 年 12 月 11 日 17:35:05: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 



2020年、大企業の40代・50代を襲う「大・早期退職時代」が来る 「生き残り」の策が必要だ
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/69080
2019.12.11 松岡 久蔵 ジャーナリスト 現代ビジネス


日本にいよいよ「大・早期退職」時代がやってきた──。

東京商工リサーチが発表した調査によると、2019年に早期・希望退職を実施する上場企業が直近6年で最多を記録した。来年2020年には、業績が堅調な業界大手も「構造改革」などの名目ですでに実施を明らかにしているという。

かつては終身雇用を前提としていた日本の大企業が、ついに大ナタを振るい始めた。


2019年、潮目が変わった

「まさか、45歳の私が早期退職の対象になるなんて」

ある大手アパレルメーカーに勤める中間管理職の女性はこう嘆く。1995年に入社し、販売員から実績を積み上げてきたが、エリアマネージャーを任されるまでになった矢先に、上司から早期退職を勧められたという。

得られる退職金は約800万円。今のご時世、決して少なくはないが、定年まではとても持たない。

「セカンドキャリアとして紹介された仕事も、介護などこれまでにやったことのない業務ばかりで当惑しました。まだまだこれからキャリアを積み上げていきたいと思っていたのに。

確かにアパレル業界は、ユニクロに代表されるファストファッションに押され、どこも苦戦しています。ただ、今まで積み上げてきた仕事を全否定されてきたようで、悲しくなりました」

彼女は今の企業にできるだけ勤め続けたいと考えているが、風当たりが強くなるのは覚悟しているという。


画像はイメージです(Photo by gettyimages)

東京商工リサーチが12月6日に発表した「2019年(1〜11月)上場企業『早期・希望退職』実施状況」によると、この期間に早期・希望退職者を募集した上場企業は36社で、対象人数は1万1351人に達した。

2018年は過去20年間で社数、人数ともに最少を記録したが、今年は約3倍まで増加している。リーマンショックの影響が大きかった2009年に比べれば少ないものの、2014年以降は比較的低水準で安定していただけに、今年の急増は大きな「潮目の変化」となりそうだ。

業種別では、不振が目立つ電気機器メーカーの東芝(1410人)、富士通(2850人)、さらに経営再建中のジャパンディスプレイ(JDI、1200人)、ルネサスエレクトロニクス(約1500人)などが名を連ねる。薬価改定や国外メーカーのライセンス販売終了を控えたアステラス製薬、中外製薬など製薬会社、さらに食品、卸売、機械、繊維製品も目立つ。

「先行型」の企業が増えている

東芝などの製造業はかねてから業績不振が伝えられており、今回の早期退職募集も理解しやすい。ただ今年の特徴は、業績が堅調な業界大手も、来年以降に「先行型」で早期退職を募る方針を明らかにしていることだ。2020年以降、7社の実施予定が判明しているという。

50歳以上の管理・専門職を対象にするとみられる企業も多く、体力があるうちに社員構成を若返らせ、人件費を削減したい意図が見える。また、データ解析やマーケティングなどの人材をより多く確保する方針を掲げている企業もあり、「企業が求める人材」がこれまでよりも高度化している様子がうかがえる。



この調査結果について、大手証券のストラテジストはこう解説する。

「電気機器メーカーが苦戦しているのは、結局のところ、かつての『総合力』で勝負する体質が抜けきらない老舗メーカーが目立つ為です。ソニーのようにセンサーなど電子部品に注力するといった『選択と集中』に踏み切れなかったツケが回ってきたということでしょう。

今回の調査で重要なのは、企業が『先行型』の早期退職募集で、大量採用の『バブル入社組』を切り捨てる方向に舵を切り始めたということです。企業もかつてのように終身雇用を保障できる体力はもうありませんから、余裕のあるうちに『高い賃金水準の管理職』を切り捨てる代わりに、より専門的な知識のある若手人材や、中途入社の優秀な人材を確保したいということなのでしょう」

労働組合、株主の変化

管理職の中でも、とりわけ50代以上のいわゆる「バブル入社組」に対する風当たりは、これまでも強かった。なぜ今年になって急に早期退職募集の流れが強まったのか。全国紙経済部のベテラン記者はこう話す。

「一つは、令和になったことです。そんな単純な、と思われるかもしれませんが、5月という比較的年度替わりに近い時期に新元号に変わったことで、日本社会に『長い昭和としての平成』が終わった、という節目の意識が共有されつつあるのだと思います。

企業としても、大胆なリストラ案を進めるには何らかの大義名分が欲しい。『日本は新時代に入った、われわれも生き残るために改革しなければ』と言えば、非情な決断もいくぶん通りやすいでしょう。



もう一つは、安倍政権下で進められた企業のガバナンス強化が挙げられます。これは株式会社に対して、海外投資家も含めた株主の利益を最大化するように企業運営を透明化することを求めるものですが、これもリストラの大義名分になった。

例えば、『人件費を圧縮すれば、設備投資に資金をまわして主力事業を強化できる』とか『より高度な人材を確保するために適切な人件費の配分をする必要がある』といった、『株主利益』を掲げると話が通りやすいというわけです。

かつての日本企業なら『企業は従業員のもの』という考えが徹底していましたから、リストラを断行しようにも、労働組合の力も強く実現できなかった。しかしいまは株主有利の時代ですし、実際に海外ファンドなどの『モノ言う株主』に突き上げられれば、応じざるを得ない部分もある。環境が大きく変わったということです」

「歴史的幸運」の終わり

バブル入社組といえば、採用されたときは「内定をもらうとハワイ旅行に連れて行かれた」「2週間、毎日高級焼き肉などの外食に連れて行ってもらった」など、超・売り手市場ならではの「囲い込みエピソード」に事欠かなかった。

もちろん、当時は「どんなに厳しくても、我慢してずっと頑張れば会社が守ってくれる」という終身雇用の前提があった。しかし残念ながら、この30年間で時代は大きく変わった。

そもそも終身雇用というシステム自体が、戦争特需、高度経済成長といった戦後日本にとっての「歴史的幸運」によって生まれた特殊なものだった。

いまの50代は、その最後の果実を享受できた「幸福な世代」である一方、「社内政治、国内での競争さえやってればいい」という意識が強く、スマートフォンをはじめとする新たなテクノロジーに対応することにも遅れ、日本経済の地盤沈下の一因を作った責任のある世代であるとも言えよう。

今後、早期退職募集の流れは強まりこそすれ、衰えることはない。40代のいわゆる就職氷河期から下の世代は、危機感を持って生き残りに必要なスキルや人脈を身につける必要があるだろう。


 

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コメント
1. 赤かぶ[45326] kNSCqYLU 2019年12月11日 17:37:01 : 48FW7XOL3U : ODEvY0JSVUxLeU0=[35400] 報告


2. 赤かぶ[45327] kNSCqYLU 2019年12月11日 17:37:26 : 48FW7XOL3U : ODEvY0JSVUxLeU0=[35401] 報告


3. 赤かぶ[45328] kNSCqYLU 2019年12月11日 17:38:05 : 48FW7XOL3U : ODEvY0JSVUxLeU0=[35402] 報告


4. 赤かぶ[45329] kNSCqYLU 2019年12月11日 17:38:33 : 48FW7XOL3U : ODEvY0JSVUxLeU0=[35403] 報告


5. 赤かぶ[45330] kNSCqYLU 2019年12月11日 17:39:10 : 48FW7XOL3U : ODEvY0JSVUxLeU0=[35404] 報告


6. 赤かぶ[45331] kNSCqYLU 2019年12月11日 17:40:01 : 48FW7XOL3U : ODEvY0JSVUxLeU0=[35405] 報告


7. 赤かぶ[45332] kNSCqYLU 2019年12月11日 17:40:38 : 48FW7XOL3U : ODEvY0JSVUxLeU0=[35406] 報告


8. 2019年12月11日 19:41:28 : uOOhjYM5o6 : cWMzNDdYa3RlWGs=[293] 報告
抑えつけ 更に大きな ツケにさせ
9. 2019年12月11日 21:14:28 : HkzdkP8Bv2 : N0suc0ZGNmkvTC4=[337] 報告
中国が大成長したこの30年、日本は中国は崩壊する、分裂する、嘘だらけのヤバい中国経済と喧伝してきた。

その結果、第二の朝鮮戦争特需にも等しい未曾有の好機を逃したのだ。

その特需を欧米は享受した。
結果はこの30年間の成長率に明白だ。
誰が中国特需の謳歌を妨げたのか?
そろそろ戦犯を暴き処刑する頃合いだ。

10. 佐助[7478] jbKPlQ 2019年12月11日 21:57:37 : IQjAfxQurE : SjYwWS5oY2RqcHM=[8] 報告
詐欺師安倍政権は大きな過ちを犯した

それは,ねずみ講金融と株価と消費税そしてドルの衰退
株と土地のバブルは永遠に継続するという神話は崩壊したのに,「株と土地のバブルさえ復活すれば、すべてが好転する」という思考から脱出することができなかった。そのため,次々に発生する目先の処理に追われ、モノづくりの根本的解決が先送りされた。

だから失われた十年は先送りされた十年である。そして、経済は戦後最長の景気指数を継続した。そして、やっと日本の株価と土地は2005年に上昇に転じた。すると、バブルの膨張が小さ過ぎると、日本のエコノミストや金持ちや企業(経団連と労働貴族)は不満を表明したからだ。

その言い分は,
「日本は、米国の住宅バブル崩壊の影響が最も軽微なのに、株価の反発急騰が低スギる。企業の業績は好調で、消費も物価も安定しているのに、株価と地価には反映されていない。石油の値上がりが米国内消費を冷やすことはチョット心配だか、日本は念願のデフレから脱却できるチャンスが到来した。日銀は迷い、金利を上げられないが、日本経済が世界の景気の足を引っ張ることなんて絶対ありえない」と錯覚した。

しかも消費税増税して,経済成長を止め,慣習期の商品にあぐらをかき、市場拡大のインパクトのある商品を開発できなかった企業は、縮小&倒産は避けられない。そのために、その縮小スピードを、景気の縮小速度より遅延させれば、倒産消滅は避けらないことになる。

だから今度は詐欺師安倍政権の大失策した日本で起きる,あぐらをかいた大企業と財閥系企業の消失が見られる。

米国を襲った30年代の大恐慌が、各産業のトップ企業を入れ替え、次の時代をリードする企業を誕生させ急成長させた。1950年代以降の世界的企業の多くは、1930年代をチャンスにして登場した企業なのだ。

1930年代の米国と世界のエレクトロニクス産業が、次々と魅力的な商品を開発し、どの産業よりも、縮小&倒産は軽微だったのは、新しいカジュアル商品と、新しい技術商品の市場の普及が加速され、先覚商品市場の打撃は軽減された。

新テクノロジーと新スタイリングの商品は、景気後退期でもスーパーバブル期でも、市場の縮小度が軽減され、成長テンポは減速するが市場は拡大する。

全産業を救えるのは,消費税廃止と原発ゼロでエンジンレスの産業革命で,人類は救われるが,詐欺政権安倍総理は,衰退する米国に国民の大切なカネを貢ぎ,日本を古今未曽有の地獄絵図化を体験させようとしている。呆れるばかりである。

こうして日本列島沈没に全力を注ぐ,ゴロツキ安倍政権である。

11. 2019年12月12日 00:42:39 : JfNvBbWpe3 : eGs2ZWQuOWxwNTY=[31] 報告
これからはUber EATSの配達員みたいに替えのきく仕事で買いたたかれるか
自ら他者に対して価値を提供出来るか
どちらかに集約されていく
12. ポンポン博士[36] g3yDk4N8g5OUjo5t 2019年12月12日 08:57:14 : lOcHknETTI : QkZaSVAubGU5Ry4=[1] 報告
日本の大企業、経団連は国際競争力が全くない
政府と日銀が全力で支える円安政策
これがなければ、最強のトヨタでさえ赤字に転落する
ほかにも先進国最低の低賃金、企業減税、輸出戻し税、ゼロ金利などで守られている
そんなことをしているうちに日本の大企業は輸出競争力を失ったのだ
所得では香港、シンガポールに抜かれ、もうすぐ韓国に抜かれる
GDPは現在3位であるが、これも西ドイツが近々抜くだろう
教育の国際競争力でも東大は世界36位、中国の北京大、精花大、シンガポール大、香港大寄り下なのだ
世界200校に入る大学は中国7校、韓国6校、香港5校、シンガポール2校
日本は東大と京大だけである
このままいけば、その可能性が高いが10年後の日本は完全に後進国である

13. 2019年12月12日 11:09:16 : OpzPBk2GD2 : azNmazhxekFXY1E=[5] 報告
地方で農地を確保してリストラ後に備えよ
地方に知人を作れ、または地方の親戚・知人を大切にしろ
経済破綻の後には間違いなく食料不足がやって来る
FTTとかTTPで痛めつけられているのは今まで
真の農業の時代がやってくる
農林中金の破綻が逆に地方の農家の人を目覚めさせるきっかけになるのではないかと考えている
14. 2019年12月12日 19:00:58 : m8muqLKLt2 : SlVVZFh0cEwvZS4=[1] 報告


           本当に今の世で良いのか!!!

15. ポンポン博士[39] g3yDk4N8g5OUjo5t 2019年12月15日 15:22:32 : HBBwwOt5qA : V2FuQVhCWlVSV3M=[1] 報告
12の続き

世界の上位200校に東大と京大しか入っていない
そして今や、新興国の中国や韓国、都市国家のシンガポールにも負けている
日本はノーベル賞で勝っているので心配ないと思う人もいるだろう
しかし、日本人が受賞したノーベル賞はかなり前の研究成果なのだ
ほとんどが日本の絶頂期である70年代、80年代の成果なのだ
今後、日本人受賞者は、ほとんど出なくなることが予想され、反対にアジアの新興国が受賞されることになるだろう
特に中国人が受賞者の大半を占める時代が来るだろう


16. 2019年12月15日 18:38:15 : fKkQda7Cxw : a01WR1RYQWZoY00=[320] 報告
ノーベル賞を出したくなるような革新的技術はそうそう見つからない。
最近のは無理にノーベル賞を出しているような観がある。そんな賞に意味はない。

該当なしがあっても良いと思う。リチウム電池やLEDなどはノーベル賞を貰わなくても
素直にすばらしい。ネオジウム磁石とかグーグルのAIとかまだ賞を貰ってはいないが
パラダイムシフトを起こすような新技術は極めて少ないのだ。

そして、中国からは未だない、指南魚級の新発見をこれからに期待する。


17. 2019年12月18日 23:00:12 : YiZBnGDpEg : WUUvQ2l6dFRZNmc=[1] 報告
中国はかつて世界4大発明をした国である
製紙
火薬
羅針盤
印刷
製紙についていえば中国では起源2世紀ごろから使われ、700年後に中近東
そしてさらに700年後ヨーロッパで使われだしたと言われる
日本も中国のおかげで早くから紙を使うことができた
紙は文化のバロメーター
これから、あらゆる技術革新は中国から生まれることになる
かつての中国が再興される
残念ながら、私はその時代まで生きることはできない

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