http://www.asyura2.com/19/hasan133/msg/783.html
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--- 模範解答は一つであり、あなたがたが率先して世界破砕バブルが弾ける前にそれを実行して人類全体を真の進化へと導いた世界的功労者の一人として余生を賞賛と賛美と祝福に満ちた時間とし、偉人・賢人の一人として歴史にその偉業を留めるのか、それとも座して何もせず時計の針を人類出現の暴力無秩序カオスの時代にまで戻し、第一級の世界的重大犯罪人として追われる余生と歴史に汚名を残すのかはあなたがたの決断にかかっている。 ---
https://www.youtube.com/watch?v=6icXwfxAzRs
https://www.youtube.com/watch?v=v_I0_Zu85X4
世界の金融動向を思考しつづけてきたおかげでやっと、”リーマンショック時に金融制度は実質破綻した”ということの意味が理解できたような気がします。
おカネの世界はもうとっくに終わっているのは間違いないでしょう。
では何故もう終わっているのかについて考えたいと思います。
以前より申し上げてきた通り現代金融制度の実体は、金融機関が顧客からの借入の申し出を受け、その貸し出しを実行する時に実質的な通貨が発行され、その正体は’無’から創造されるデジタルなデータであり、世界総金融残高は世界総金融借入高と概ね一致し、いわゆる貨幣はその通貨の’入れ物’に過ぎないでしょう。 そして市中で流通している貨幣量は残高の極一部でしかなく、残高と流通量との間には何ら相関性が無いと考えられるでしょう。
また金利の存在は、あらゆる商取引にそれが織り込まれることを要求し、富む者はさらに富み、そうでない者はより貧困化するのが明瞭で、しかも実物や既存のサービスが時系列的に陳腐・劣化し、その価値を減価するにもかかわらず、貨幣はその総額を増加させるという矛盾を孕んでいるでしょう。 その上で概ね返済が滞りなく進み、新たな借入が持続しなければ、システムを持続できないという問題があり、最終的な借り手である国家群が返済不能な負債を重ねるという欠陥も抱えているでしょう。 これだけでも将来的にみて充分な瑕疵であるのに、株式や社債等の金融・保険商品の出現によりお金は実体の代替という役目を大きく逸脱してしまいました。
このように金融制度は当初から問題を抱えたシステムであったために、実体とのパラレルな関係を貶め、たった10%の少数が世界の83%の富を所有するような格差をもたらし、大部分の国家群が返済不能な負債を背負い込むといったような状況に陥ってしまいました。
加えて冒頭二本の動画にあるように、ここ数年は年間八千兆円前後で推移している世界GDPに対して、何と六京円かそれ以上と推定される金融デリバティブ(CDS等の保険商品は金融資産としてカウントされていません。)や、CLO等のシャドウバンキング商品が一京八千兆円弱と三京七千兆円の世界金融資産の相当部分を占めており、また欧州社会での企業による借入によっての自社株買いや日本などで見られる中央銀行による株式爆買いという値の吊り上げといったバブル問題等もみられるようです。
では、何故金融制度は既に終わっていると言えるのか?
それは、次に起こるバブルの弾け方が、世界経済全体を丸呑み込みしてもまだ有り余る程その規模が遥かに大きく、連鎖的で全世界的であるに他ならないからでしょう。 それはソフトバンク倒産だの、中国だの、CLOだの、ドイツ銀行だのといった限定的な事象でも、ベイルインだ、アウトだといった次元などでもない、人類全ての保有する有高をもってしてでも’焼け石に水’で、その尻拭いなんぞ、誰にもできないからでしょう。 これこそリーマンショック時に問題を先送りにした大きなツケに違いないでしょう。
もし制度の破綻を、模範解答でもって対処することなく顕在化させるような事態を引き起こせば、世界全体が超長期的な無秩序・カオス状態に陥り、それは丁度、劇画’北斗の拳’のような世界的破壊をもたらし続けることでしょう。
じゃあ、お前の言う、模範解答とは何なのか?、ですが、
それは、これも以前に申し上げましたが、事態が顕在化する前にある日を境として、著作権や特許を含む全ての権利、あらゆる貸借関係及び所有概念と金融制度の放棄を実施した上で、その後は全ての商取引に関して一切の金銭の授受行為を欠落させる事です。 要はおカネの存在とプラスマイナスの全ての残高・貸し借りを忘れて所有という概念を人類全体で捨て去り、労働を直接的に交換し合うことで、あらゆるものをパブリックドメイン化し全てをシェアリングしていく事です。
そうすれば人類は先に述べたような無秩序カオスを確実に回避できるだけでなく、以下のような膨大な労働量の削減が可能となるでしょう。 所有概念や貸借権利の放棄と金融制度の忘却及びそれらに伴い発生する利害の相剋の喪失により、金融・保険・権利や訴訟・軍事といった利害の衝突の解決に関わる労働を一挙に削減でき、犯罪の大部分も消滅すると考えられるでしょう。
全てをパブリックドメイン化したからといってそれは共産主義云々と言っているのではありません。 人生で最も大切なものは個々に与えられた人生の総時間であり、その総時間のうち、如何により多くの時間を自分自身のために使うことができるかが真の民主主義の達成に他ならないでしょう。 そして新世界ではその個々人の人生時間を如何に個々人が有効に使うのかという点を命題にした究極的民主主義が、社会的にはもうそこにはカネの算段に追われる毎日や破産の恐怖などの一切ない、全てが人類共有の財産であるという究極的共産主義が提供されていることでしょう。
残念ながら貨幣資本主義は社会自体が人生の目的を富の争奪戦とする、何でもありの非情な競争主義奨励世界であり、そこにある幸福は不安定で他者の犠牲の上に成り立つものでしかなく、人は表面的には偽善を繕い、内面的には本能的な利己主義の追求という良心に全く逆らった生き方を強要する狂気のストレス世界でしかありません。
人生の目的は他者を蹴落とすことによる富の追求競争などでは絶対になく、己に潜む煩悩を如何に制御して良心に従った生き方を志すのかという、自己との闘いに他ならないでしょう。 そして良心という創造主が我々人類に与えてくださった素晴らしいナビゲーションシステムに沿った生き方とは、環境や他種、他者をまず第一に考えようとする利他を目指す自己向上への道であることでしょう。 ここで敢えて述べますが、利他であろうとする姿勢が自己を否定する自己破壊的思想であると指摘されそうですが、それはそうではなく、利他は利己をも包含するより上位の思考であり、それを目標とすることは万人や他種、環境との真の共存を志向する、ストレスフリーな、強固な安定した全体の幸福を訴求することに他ならないでしょう。
部分共有でなく利他は利己を包んでいる
さらにそれを目指す社会は、現代資本主義経済が抱えるあらゆる社会問題の解決にも直結した理想世界でもあり、そこには病やエネルギー問題の克服といった、大きなオマケまでがついてくること請け合いです。
--- 模範解答は一つであり、あなたがたが率先して世界破砕バブルが弾ける前にそれを実行して人類全体を真の進化へと導いた世界的功労者の一人として余生を賞賛と賛美と祝福に満ちた時間とし、偉人・賢人の一人として歴史にその偉業を留めるのか、それとも座して何もせず時計の針を人類出現の暴力無秩序カオスの時代にまで戻し、第一級の世界的重大犯罪人として追われる余生と歴史に汚名を残すのかはあなたがたの決断にかかっている。 ---
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参考
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動画以外はオリジナル
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