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不正発覚で真逆の結果…SUBARUは社長引責辞任で大幅増益、修会長居座るスズキは大幅減益(Business Journal)
http://www.asyura2.com/19/hasan133/msg/246.html
投稿者 赤かぶ 日時 2019 年 9 月 29 日 17:37:25: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

不正発覚で真逆の結果…SUBARUは社長引責辞任で大幅増益、修会長居座るスズキは大幅減益
https://biz-journal.jp/2019/09/post_120494.html
2019.09.29 文=編集部 Business Journal


スズキ・鈴木修会長(つのだよしお/アフロ)

 遅ればせながら、自動車メーカーの4〜6月決算を振り返ってみる。特筆すべき点は、検査不正が相次いで発覚した自動車メーカーの対応が分かれたことだ。

 SUBARU(スバル)は2018年6月、吉永泰之社長が引責辞任し、代表権のない会長に退いた。他方、スズキは鈴木修会長が1年間無報酬とした。鈴木俊宏社長は賞与を辞退し、半年間、月額報酬を50%減額した。スズキは経営陣の報酬を減らしただけで、経営責任は明確にしなかった。

 SUBARUとスズキの決算は、経営のありようの写し鏡となった。

 SUBARUの19年4〜6月期連結決算(国際会計基準)は、売上高に当たる売上収益が前年同期に比べて16%増の8334億円、営業利益は48%増の922億円、純利益は40%増の664億円。大幅な増収増益となった。

 SUBARUの株価は9月17日、約4カ月ぶりに年初来高値を更新し3139円をつけた。年初来安値(1月4日)の2227円から41%上昇した。検査不正や部品の不具合で1000億円超の費用を計上した19年3月期から業績は大きく反転。株式市場は「SUBARU復活」と受け止めた。

 一方、スズキの19年4〜6月期連結決算(日本会計基準)は、売上高が前年同期比8%減の9075億円、営業利益は46%減の626億円、純利益は53%減の405億円。大幅な減収減益だった。

 決算発表翌日の8月6日、スズキの株価は年初来安値の3501円に沈んだ。年初来高値(1月21日)の5986円から41%下落した。

 SUBARUとスズキの決算はコントラストが鮮やかだったが、業績が悪化したのはスズキに限ったことではない。自動車大手7社のうち5社の連結純利益は前年同期比でマイナスとなった。新興国の景気の減速で中国やインド、東南アジアで販売が落ち込んだことが響いた。円に対して新興国の通貨安も逆風となった。

【自動車大手7社の連結純利益】(19年4〜6月期)
・トヨタ自動車 6829億円(前年同期比4%増)
・本田技研工業(ホンダ) 1723億円(同29%減)
・日産自動車 63億円(同94%減)
・スズキ 405億円(同53%減)
・マツダ 52億円(同75%減)
・SUBARU 664億円(同40%増)
・三菱自動車 93億円(同67%減)

■SUBARUは米国市場で堅調

 純利益の伸び率では、SUBARUが際立って高い。最大の市場である米国で、スポーツ用多目的車(SUV)「レガシィ アウトバック」が絶好調だったことが寄与した。

 アウトバックは4輪駆動で、オフロードも力強く走破できるSUVの上位車種。走行性能にこだわる“スバリスト”(スバルの車を愛する人々の意味)をターゲットにした車だ。

 アウトバックなどSUBARU車の4〜6月期の米国販売台数は約18万台。前年同期に比べて20%も増えた。ゼネラル・モーターズ(GM)など“ビッグ3”は合計で新車販売台数が2%減り、日本車全体も3%減っただけに、SUBARUの“快速”ぶりが鮮やかだ。

 SUBARUは、販売台数を追わず、趣味性の高いユーザを味方につけるクルマづくりを行っている。米国のスバリスト向けに絞り込んだ作戦が、一人勝ちにつながった。

■スズキは断トツのインド市場で減速

 スズキはインド市場で成功を収めた日本企業の代表格である。インドの19年4〜8月のメーカー別の乗用車シェアは、スズキの子会社マルチ・スズキが49.8%と断トツ。

 インドの新車販売台数は17年に前年比10%増の402万台に達し、ドイツを抜き世界4位に浮上した。ところが、昨年7月から変調をきたす。原油高と通貨安で減速が始まったところに、新車購入時に義務付ける自賠責保険料の負担が3倍に増えたことから買い控えが広がった。

 スズキの4〜6月期決算の四輪車の世界販売台数は14%減の73万台。インドでは20%減の37万台と大きく落ち込んだ。

 主力のインド市場の失速が、スズキ大幅な減益の原因となった。

■トヨタの世界販売台数は1600万台?

 トヨタ自動車が960億円を出資し、スズキ株式の約5%を持つ。スズキもトヨタ株を0.2%(480億円相当)取得する。20年に創立100周年を迎えるスズキの鈴木会長は、トヨタの傘の下に入り、次の100年を盤石なものにしたいと考えている。

 トヨタの世界販売台数は、18年で1059万台。独フォルクスワーゲン(1083万台)、日産自動車・ルノーなどの日仏連合に次ぐ第3位だった。

 ところが、こんな数字がある。マツダやSUBARUなど、連結対象でない出資先を加えると約1300万台。これにスズキを加えると、トヨタグループは約1600万台と突き抜けた世界一となる。とはいっても、この数字は砂上の楼閣でしかない。

(文=編集部)


 

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コメント
1. 2019年9月30日 19:55:49 : KUhbYDuU6w : b3BkUGZjQkUuZXM=[4] 報告
日産と 一緒に落ちれば 怖くない
2. 2019年9月30日 23:53:44 : PLe1KgfjQ2 : M3Vsc0lzbnN4aGs=[194] 報告
スバルはオーストラリアでも人気が高く、メーカー別販売台数で10位以内に入っている。毎月の新車販売台数は3,000台から4,000台を維持している。高い走行性能と優れた走破能力、信頼性が広大な大陸国家で人気の的になっている。

2019 Subaru Outback Review | Australia
https://www.youtube.com/watch?v=odxdZKuS20I
●若い女性のリポーターだが、実際のユーザー層も同じである。

2019 Subaru Forester Review | Australia
https://www.youtube.com/watch?v=T9DKDWNCuh4
●SUVは激戦市場だが、長年積み上げてきた4輪駆動技術が人気のスバルだ。

スズキは、こちらでは人気が低い。日本メーカーで経年変化による故障の増加は、トップがスズキで2位が日産だ。中古車になると一目瞭然。今のままでは韓国車に負ける。それとスズキで問題なのは、安全性の低さだ。鈴木社長は1グラムでも軽く自動車を作る方針を続けてきたが、これが裏目に出ている。衝突安全性が低く、部品の耐久力も低いため、経年と共に故障が増える。かつてGMと提携していたスズキだが、GM系は世界のどこでもダメだ。

GMが倒産して、提携先をフォルクスワーゲンに変えたところ、喧嘩ばかりで縁を切るのに苦労したスズキ。フォルクスワーゲン側があまりにスズキ側に口出しするので、嫌気がさしたようだ。両社の設計思想が全然違うので空中分解するのは目に見えていたが、スズキが変わる最後のチャンスだったのかも知れない。

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