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令和の日本が平成初期のバブル当時より豊かである理由
https://diamond.jp/articles/-/200897
2019.5.3 塚崎公義:久留米大学商学部教授 ダイヤモンド・オンライン
バブル真っ盛りだった平成元年のほうが豊かだった、と思っている人は少なくありませんが、実際には今のほうが日本人の暮らしは豊かになっています(写真はイメージです) Photo:PIXTA
新しい時代が始まった。まずは、新しい時代の到来を祝おう。今回は、読者が明るい気持ちで新時代を祝えるように、明るい内容の寄稿をしたので、これを読んで明るい気分になっていただければ幸いである。
まずは、拙稿を読んで、令和元年の日本経済がバブル最盛期であった平成元年の日本経済より豊かであることを認識しよう。平成時代の日本経済というと、「長期停滞」のイメージしかないが、それでも経済は成長し、日本人の生活は豊かになったのだ。(久留米大学商学部教授 塚崎公義)
実質GDPは年平均1.3%成長
平成時代というとゼロ成長のイメージが強いが、実際に統計を見てみると、年平均1.3%の成長を見せている。30年間で4割も実質GDPが増えているわけだ。
一方で、人口はおおむね同水準であるから、1人当たりで見てもGDPは増えていることになる。つまり、我々の生活は当時より豊かなのである。
当時は、夜中まで飲んで、タクシーがつかまらないのでもう1軒ハシゴした、という経験をした人も多いだろうし、大企業の独身寮には駐車場に高級車が並んでいたし、とにかく皆がぜいたくをしていた印象が強いが、統計を見る限り、今の方が豊かに暮らしているわけだ。その理由について考えてみよう。
スマホは当時100万円の機器より素晴らしい
スマートフォンは、今では子どもでも持っているが、バブル期にこれと同じものを買おうとしたら、想像もつかないほどの資金が必要だったはずだ。そもそも当時は存在しなかった技術も多い。
まず、携帯電話は非常に高価で大きくて重かったので、マスコミの記者が事件現場に取材に行くときに持ち歩く程度の商品だった。それ以外には持ち歩く人はおらず、自動車に積んで、社長が移動中に通話をするのに使うくらいだったと思う。
カメラとしても、音楽プレーヤーとしても、おそらく当時の高級な機器と同等の性能を今のスマホは持っているだろう。スマホで遊べるゲームは、当時のゲームよりはるかに質が高い。
そして、当時は一般的な人はまだ使用できていなかったインターネットによって、今では新聞や本などに載っている情報が無料で得られるようになった。読者は拙稿を無料で読んでいるが、バブル当時であれば市販の雑誌に掲載された拙稿を読むために雑誌を購入する必要があったわけだ。
当時はファックスや郵便を送る必要があったが、今ならメールで済むケースも多い。
このように、技術の進歩によって良いものが安く手に入るようになったので、当時と比べて給料が増えていなくても、豊かに暮らせるようになっているのである。
道路も鉄道も増えタワマンも建った
道路の建設は、建設された時点のGDPに公共投資として載るが、それ以降は載らない。したがって、バブルが崩壊してから巨額の公共投資が行われ、多くの道路が造られ、我々はそれらを自由に使えているが、それは上記のGDPの計算には入っていない。要するに、GDPが増えた分以上に我々は豊かに暮らしている、ということだ。
鉄道網も整備された。従来であればバスや電車を乗り継がなければ行けなかったところへ、簡単に行けるようになった。
そして、都心のタワーマンションに住んでいる人も多い。バブル期に最初のタワーマンションが売り出された時は、庶民には全く無縁のものであったが、その後、都心の地価が大幅に値下がりし、タワーマンションの建設技術の進歩もあって、今では庶民でも共働きであれば、手が届くかもしれないところまできている。
見栄を張らない文化も、実質的な豊かさに
バブル当時は、男性がで無理をして高級乗用車を買って彼女をドライブに連れていき、高級レストランで食事をする、というのが典型的なデートであった。
今ではアパートで2人、コンビニ弁当を食べながらゲームをするのが典型的なデートなのかもしれない。
どちらも幸福度が同じなのだとすれば、同じ給料でも今の方がはるかに豊かに暮らしていることになるだろう。デート以外のことに給料を使えるのだから。
当時は、新品を買うのが普通だったが、今では中古品を買うことに抵抗を感じない人が多いようだ。中古品の個人間売買もインターネットにより容易になった。それによって、安い費用で従来と同様の生活をすることができるようになったわけだ。これも、以前と同じ給料で以前より豊かに暮らせている一因だろう。
ネット、スマホなどの「便利さ」も豊かさ
インターネットがなかった時代のことを想像してみよう。レポートを書く時には図書館へ行って調べ物をする。レストランを探すには、友人知人にレストランの情報を聞く。どこかへ行くときには時刻表を見る。
飲み会の日程調整は、メンバー全員に順番に電話をかける。今ならメールで「全員に返信」を頼めばいいだけなのに。
携帯電話を持てなかった時代を想像してみよう。待ち合わせに遅れそうでも、相手に連絡する手段がない。駅の東口と西口の改札でお互いがイライラしながら相手を待ち続けることもあったはずだ。
こうした点から考えても、我々が当時よりはるかに便利な生活をしているとわかる。当時はお金を出しても買えなかったサービスが安価に手に入るのも「豊かに暮らしている」ことに違いない。
バブル期より豊さを実感できないのは気分の問題も
このように、日本人の生活はバブル当時よりもはるかに豊かで便利なのだが、それが実感できていないのは、当時を想像できない、忘れてしまったのも大きいだろう。当時は「インターネットがなくて不便だ」と感じていたわけではないので、当時が不便だったことが記憶として残っていないのだろう。
賃金が上がっていないことも一因かもしれない。当時より少しだけ安い給料で、当時よりはるかに安く生活できているとしても、豊かになったと感じにくいのかもしれない。
格差が拡大しているといわれている。平均的な日本人は当時より豊かであったとしても、個々人の生活レベルからすれば上がっているとは感じられない可能性もある。
あるいは、他者との比較で自分を貧しいと感じてしまうケースもあるだろう。友人がスマホを持っているのに自分だけスマホが買えなかったら、「自分は貧しいから質素に暮らしている」と感じる。実際にはバブル期の普通の日本人より豊かに暮らしているとしても、だ。
このように、当時より豊かであることを実感できない理由は多数あるようだが、客観的に自分の生活がバブル期より豊かである事実をしっかり認識し、少しでも明るい気分で新しい時代を迎えられれば、素晴らしいことだろう。
令和の日本が平成初期のバブル当時より豊かである理由https://t.co/w69u2fYtYy
— mine2029 (@mine2029) 2019年5月2日
「技術の進歩によって良いものが安く手に入るようになったので、当時と比べて給料が増えていなくても、豊かに暮らせるようになっている」
技術革新が進むと、大量に生産ができるので
多機能な製品が安く購入できる。
令和の日本が平成初期のバブル当時より豊かである理由 | 重要ニュース解説「今を読む」 https://t.co/lPr1d2Jgny(
— あと2マス (@BouraHana) 2019年5月3日
平成時代の日本経済というと、「長期停滞」のイメージしかないが、それでも経済は成長し、日本人の生活は豊かになったのだ。)???
平成が始まり数年したら
— MwM (@Mw73919484) 2019年5月2日
バブルは崩壊したね🙄
懐かしいね🤔
今から30年も前だよ🤔
その後企業が強くなり
資本主義強化課題の30年
だった気もするhttps://t.co/GKyFitRTNE
確かに
— hiroyuki.okuno (@hiroyuki_okuno) 2019年5月2日
「バブル当時は、男性がで無理をして高級乗用車を買って彼女をドライブに連れていき、高級レストランで食事をする、というのが典型的なデートであった。」
というのが 豊かな生活であるとは言えないな!!(男しか金だしてないし) https://t.co/Fjc0FTrnmg
将来不安、確かに。
— Rikako (@joryco1) 2019年5月3日
しかし、若い人たちがそのパワーで動いています。
多拠点居住や地方活性、アドレスホッパーやシェアライフ。
多種多様な生き方が生まれています。
私は楽観主義者なのですが、若い経営者を見てい... #NewsPicks https://t.co/7yS86ZAjJp
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