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「賞味期限切れ商品」を売るスーパーが大阪に 食品ロス問題に“買う”という選択肢
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190420-00010000-mbsnews-bus_all
MBSニュース 4/20(土) 14:30配信
MBSニュース
「消費期限」は安全に食べられる期限、「賞味期限」はおいしく食べられる期限です。そのため「賞味期限」を過ぎたら「食べる派」と「捨てる派」に人によって選択肢が分かれます。そんな中、大阪に賞味期限を過ぎた商品などを取り扱うスーパーができました。消費者が「買う」という選択肢で食品ロス問題に取り組んでいます。
「賞味期限」が過ぎていても「食べられるものを格安で販売」
松本麻衣子アナウンサーがやって来たのは、大阪・福島区。JR野田駅からすぐの「ecoeat(エコイート)」です。一見、普通のスーパーなんですが…定価600円のラーメンがなんと20円!1000円の夕張メロンゼリーは180円!驚きの価格にお客さんの反応は…
(女性)「衝撃価格!」
(女性)「めちゃくちゃ安いんちゃいますの。生鮮食品やったら気にすけど、乾燥食品なら関係ないと思う」
どうしてこんなに“格安”で販売できるのでしょうか?
「賞味期限が残り短くなったり、過ぎてしまったり、パッケージが傷んでしまったり。我々が商品を引き上げしなければ、廃棄される可能性が非常に高い商品が並んでいる」(NPO法人「全国もったいない市場」 高津博司さん)
「結構な量ですよね…」(松本アナ)
「これも一部ですので、同じ商品が別の倉庫にストックされていたりしますから」
実は、このお店の商品はほとんどが賞味期限ギリギリか、期限を過ぎてしまったもので、メーカーから格安で仕入れているというのです。並べてあるの一部を確認すると…ある調味料は去年の年末が期限だった商品。カップ麺はあと1か月で賞味期限切れです。
(松本アナ)「失礼を承知で言いますが…売っていいんですか?」
(高津さん)「売って大丈夫です。消費期限が切れたものは販売しない。賞味期限が過ぎたものの中で、安全に食べられるものに関しては販売」
この店では、店頭に出す前にスタッフが試食して味を確かめています。松本アナウンサー、水を入れて作る非常食のわかめごはんを試食させてもらいました。まずは、まだ賞味期限を過ぎていないものからいただきます。
(松本アナ)「うん、おいしいです」
次に、去年の夏に賞味期限が切れたものをいただきます。
(松本アナ)「言われなければ、どっちがどっちかわからないくらい」
食品業界独特の商慣習「3分の1ルール」
そもそも賞味期限が迫ったり、切れたりしている商品が、なぜこんなにたくさんあるのでしょうか?それには、食品業界独特の商慣習が関係していました。その慣習とは、3分の1ルールというもの。例えば賞味期限が6か月の商品の場合、3分の1である2か月ずつに区切って考えます。メーカーがスーパーに卸せるのは製造から2か月まで、スーパーの店頭に置けるのは、そこからさらに2か月後まで。それを越えるとメーカーに返品され、結局廃棄処分されることも多いといいます。
食品メーカー側からは?動き出す企業も
そこで、高津さんたち「全国もったいない市場」では廃棄処分寸前の商品をメーカーから買い取り、格安で販売しているというわけなんです。高津さんが「賞味期限切れ商品」に目を付けたのは4年前。福祉施設への食糧支援を行うNPO法人を立ち上げたときでした。
「賞味期限が過ぎそうとか廃棄されているものが結構あって、一度前向きに購入を検討してみようかなという中で、これいけるじゃないかと」(高津博司さん)
すると、食品メーカー側からも意外な反応があったそうです。
「(賞味期限切れ商品の処分には)1キロ70円の処分費用がかかる。プラスそれを運ぶ送料・運賃もかかりますから、トラック1台で何十万もかかる。それが0円になると経済的にも(経費が)浮く」(高津博司さん)
こうした賞味期限切れ商品を扱うお店は少しずつ広がっていて、たとえば東京・代官山ではお茶専門店として知られる「ルピシア」が、「もったいない」をコンセプトに作った訳あり商品ばかりを扱う店があり、賞味期限切れの商品を一律20円で販売しています。
どのぐらいまで食べていい?専門家の見解は
とはいえやはり気になるのは、賞味期限切れの商品を食べてもいいのか、そして、少しくらい越えるのはいいとしても、どのぐらいまでいけるのか、ということ。そこで訪れたのは、大阪市にある「くらし科学研究所」。ここでは、製造してから日が経った食品に含まれる細菌の数を検査をして、メーカーが賞味期限を設定するためのデータを揃えています。この検査を担当する天羽康憲さんに賞味期限が切れたものを食べても安全なのかどうか、聞いてみると…
「字の通り味に関する保証『この期間はおいしくいただける』という目安が賞味期限。すぐに傷むものではない、食べた人の健康に害を及ぼすものではない。メーカーによって差はあるが、大きなメーカーほど(賞味期限に)余裕をも持たせている。例えば180日後の賞味期限がついた商品はその3〜4割程度(70日分)余裕を持たせている、安全マージンを残していると思われます」(検査担当 天羽康憲さん)
実際エコイートを訪れるお客さんも不安はないといいます。
(男性)「賞味期限ってあってないようなもんかなと思っているので、私は特に気にしていない」
(女性)「今飲んだり食べたりするには全然大丈夫なので、ありがたいと思って来ました」
高津さんは、店舗で格安販売を続ける一方、福祉施設などへの食糧支援も続けています。この仕組みが定着すれば、まだ食べられる食品が捨てられてしまう日本の現状を少しでもよくできるのではないかと考えています。
「ビジネスとしても継続できるようにして、全国的にもこれを広めようと。日本の将来のために頑張りたい」(高津博司さん)
(4月18日放送 MBSテレビ「ミント!」内『特命取材班・チームF』より)
この手の店最近ちらほら聞くけど、大阪にもできたらしい。普通に食べられるなら賞味期限切れでもあんま気にしない性格なので、機会があったら行ってみたい
— 紅林🌻 (@secretblue620) 2019年4月20日
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定価600円のラーメンがなんと20円!1000円の夕張メロンゼリーは180円!驚きの価格にお客さんの反応は!?
— 💯天才夢来山@来夢ちゃん 🌸🍡 (@mukuyamarai) 2019年4月20日
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こども宅食なんてやるより、こっちの方がよほどすっきりしている。
— 青鳩 (@Zhongxi58) 2019年4月20日
好きな時に欲しいものを安く買える。3カ月に1度のこども宅食いらない。
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メルボルンにもそういう商品扱うスーパーがある。
— (o゚c_゚o) (@melbjpn) 2019年4月20日
たまに利用。
特に問題なし。
もったいない精神、賛成!
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