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ゴーン憎しで「ベタな悪事」のリークを連発する日産経営陣の闇(ダイヤモンド・オンライン)
http://www.asyura2.com/19/hasan132/msg/103.html
投稿者 赤かぶ 日時 2019 年 4 月 11 日 11:10:15: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

ゴーン憎しで「ベタな悪事」のリークを連発する日産経営陣の闇
https://diamond.jp/articles/-/199437
2019.4.11 窪田順生:ノンフィクションライター ダイヤモンド・オンライン


高級船舶などの「豪遊」が次々にリークされ、張本人は「謀略である」と主張している点も、かつての塩路一郎氏にソックリ。リークされる「悪事」はどんどん稚拙なものになってきており、日産側の「何としてもゴーンを追い落としたい」との執念が透けて見える Photo:YUTAKA/AFLO


再逮捕されたゴーン氏の新たな悪事の証拠は「高級船舶」――。かつてクーデターで日産から追われた塩路天皇事件にますますソックリな展開になってきた。裁判を待つまでもなく、次々に「日産関係者」や「検察関係者」からリークされる「ベタベタの悪事」情報によって、ゴーン氏はすっかり“クロ認定”された格好だ。(ノンフィクションライター 窪田順生)

日産クーデターにつきものの
「高級船舶」スキャンダル


 またしても「高級船舶」が登場するのかい、とツッコミを入れた方も多いのではないか。

 オマーンルートとサウジルートを駆使した国際マネーロンダリング疑惑で、検察とマスコミからボコボコに叩かれているゴーン氏の「新たな悪事の証拠」がこんな風に報じられているのだ。

《「クルーザーに日産資金」 関係者 示唆メール》(読売新聞2019年4月6日)

「SHACHOU」(社長号)と名付けられたこのイタリア製高級クルーザーを約15億で購入する際、オマーンの販売代理店を通して、日産の資金を充てたというのである。もちろん、ゴーン氏はこの指摘を全否定。「週刊新潮」にも「ルノー関係者」の以下のようなコメントが掲載されている。

「クルーザーは、昨年亡くなったレバノンの弁護士から購入しました。(中略)でも、あくまでもポケットマネーで、マリーナなどの契約も引き継ぐためにクルーザーの所有会社ごと買い取って、キャロル夫人の名義にしたとのことでした」(週刊新潮 2019年2月14日)

 もし容疑のままで起訴されれば、どちらの言い分が正しいかは、いずれ法廷で明らかになるはずなのでそれはいいとして、個人的に関心があるのは、冒頭で触れた「高級船舶」だ。

 そのあまりの独裁ぶりと、クーデターで追放されるという結末から、何かとゴーン氏と重ねられる塩路一郎氏が激しいバッシングを受けるきっかけとなったのも「高級船舶」だったからである。

 1972年から86年まで、日産グループ労組である「自動車労連」の会長を務めた塩路一郎氏は、日産中興の祖・川又克二元社長の「労使協調路線」によって社内の発言力を増し、次第に人事、新車開発、国際戦略という経営にも介入。いつしか社内で「塩路天皇」などと恐れられるほどになっていた。

 そんなゴーン氏とキャラが重なる塩路氏が権力の座から引きずり降ろされたきっかけは、空港で待ち構えていた東京地検特捜部に逮捕…ではなく、写真週刊誌だった。

 1984年1月、「フォーカス」(新潮社)に、「日産労組『塩路天皇』の道楽―英国進出を脅かす『ヨットの女』」というタイトルで、その豪勢な暮らしぶりと、若い美女とヨット遊びに興じる写真が掲載されたのだ。

ゴーン氏と塩路氏の
失脚劇はソックリ


 当時の写真週刊誌の影響力は絶大で、今とは比べ物にならないほどパンチがあり、後に高杉良氏の小説「労働貴族」でも描かれた豪遊ぶりが世間から激しいバッシングを受けたのである。

 そして1986年2月22日、塩路会長は日産労組によって退陣要求決議を突きつけられ、「労働界から引退する」と表明するまでに追い込まれる。これがいわゆる「2・22クーデター」(日本経済新聞1986年3月17日)の経緯である。

 つまり、30年前の独裁者が「高級船舶」で失脚して、今また独裁者が「高級船舶」で悪事を糾弾されているというわけだ。

「おいおい、そんなのただの偶然に決まっているだろ」という声が聞こえてきそうだが、この2人の「高級船舶スキャンダル」は他にも共通点がある。それはともに「リーク」を主張していることだ。

 ご存じのように、ゴーン氏は一連の容疑を、日産社内の人間によって仕掛けられた、自分を貶めるための「陰謀」だと主張しており、クルーザーの件も完全否定している。一方、塩路氏も「ヨットスキャンダル」はハメられたと主張している。「日産自動車の盛衰―自動車労連会長の証言」(緑風会)の中で、当時、英国進出を巡って対立していた、石原俊社長に仕掛けられた「紙爆弾」だったと述べているのだ。

 同じ組織で、同じように独裁者的な振る舞いをして、同じようなクーデターで追放された2人がともに「リーク」を主張している。そして、その悪事の証拠として登場するのは、庶民が羨むような贅沢な暮らしと、それをシンボリックに体現する「高級船舶」――。

 ここまでカブってくると、さすがに「偶然」では片付けられないのではないか。

 昨年11月の「ゴーン追放も納得!謀略とリークの『日産クーデター史』」という記事の中でも詳しく振り返ったが、日産という組織は、独裁者が出ては、「権力が集中するのはけしからん」とクーデターが起きて、またしばらくすると独裁者が登場するということを繰り返してきた経緯がある。

リークされる「悪事」が
どんどん稚拙化している不思議


 そういう「内戦」が当たり前の組織では、のし上がっていくために必要なスキルが「謀略」と「リーク」であることは言うまでもない。日産という組織の中でこれらのスキルを磨いてきた者たちが、「独裁者」を追放しようと思い立ったら、「わかりやすい悪事」をつくるのが一番合理的だ。

 従業員がみんな辛い思いをして頑張っている中で、豪華な暮らしをして、私腹を肥やしてましたというイメージがつけば、不正の決定的な証拠があろうがなかろうが、その人物の求心力を奪うことができる。

 つまり、高級外車、高級別荘、高価な美術品、そして高級船舶、こういう情報を「リーク」するのである。そう考えると、これまでマスコミ各社が「日産関係者」を情報源にして嬉しそうに報じていた「ゴーン悪事列伝」の中身とピタッとシンクロする。

 GT-Rを私物化してました。別荘の金を会社に払わせました。高級シャンデリアやベルサイユ宮殿で結婚式の費用も負担させられました。そして、今回の高級クルーザー…。「塩路天皇」への「紙爆弾」が、平成版としてさらにスケールアップしたような印象なのだ。

 断っておくが、これらの話がすべて根も葉もない作り話で、ゴーン氏は無実だと主張したいわけではない。あまりにもわかりやすくて、世間の怒りを煽るようなベタベタな「悪事」のオンパレードが、逆に不自然だと申し上げたいのだ。

 当初は、報酬の記載方法、中東の王族へのコネクションのある人物へのコンサル料など、素人目に見てもなかなかビミョーな「容疑」だったものが、ここにきてどんとん悪事が稚拙、雑になってきている。

 中小企業の社長が、愛人に代表を務めさせるペーパーカンパニーに、架空発注して迂回させて懐に入れる、みたいなノリで、とても日産という世界的企業を再建させたような人物が描く「絵」とは思えぬほど「安っぽい」のだ。

日本特有の「人民裁判」で
ゴーン事件の白黒はすでについている


 そして、そこに登場するのが、これまたわかりやすい「15億円の高級クルーザー」。2時間サスペンスなどに登場する「ザ・悪徳社長」だ。

 ゴーン氏がシロかクロかはさておき、このあまりに出来過ぎた悪事のオンパレードを見ると、とにかくゴーン氏を稀代のペテン師にして、社会的に抹殺したい勢力が仕掛けた「印象操作」もかなり含まれているのでは、という疑念が浮かんでしまうのである。

 このリーク臭は、日本のみならず世界を驚かせた「保釈中逮捕」で、ゴーン氏が塀の中へとUターンしたことを受けての報道からもプンプン漂っている。

《レバノンのビル 一室に40社登記 ゴーン前会長 不正拠点か 日産資金の「還流先」》(朝日新聞2019年4月9日)
《「無実」「陰謀」主張も「中身ない」と検察 ゴーン容疑者の動画)(産経ニュース2019年4月9日)

 こういう報道を山ほど目にすれば、ほとんどの日本人は「ああ、これはもうクロだな」と思うことだろう。サウジルート、オマーンルートを巧みに使ってマネロンして、日本企業を食い物にしてきた悪徳外国人が往生際悪く、この期に及んで責任逃れをしている。こんな印象を抱くのではないか。

 そういう意味では、今回の「ゴーン事件」はもう決着はついている。

 先月の「ゴーン氏は無罪でも名誉回復は無理!?日本メディアの歪んだ『人民裁判』」という記事の中で詳しく述べたが、基本的に「推定有罪」の日本では、公判前のマスコミ報道によって、その人物がシロかクロかがジャッジされる。

「こいつはやってるな」と世間に思われてしまった人物は、長い裁判を戦い抜いて無罪を勝ち取っても名誉回復がなされず、ダーティなイメージが尾を引くケースは枚挙にいとまがない。

日債銀経営陣無罪でも
居直った検察の傲慢


 ゴーン氏も既にルノーのCEOと日産取締役を解任されている。これから何年かかるかわからない法廷闘争の末、特捜部に完全勝利をしたところで、マスコミはその結果をベタ記事でサラッと触れるだけで、検察側も過去の冤罪事件同様、詫びの言葉も一つなくスルーしていくのは目に見えている。

 こういうマスコミや検察の「正義」の傲慢っぷりは、過去の特捜部の事件でも、ちょいちょい見え隠れする。わかりやすいのが、日債銀事件だ。

 1999年7月、破綻した日本債券信用銀行で粉飾をしたとして逮捕された経営陣は12年にわたって、刑事民事両面で罪を問われたが、結果は「無罪」となった。今回のゴーン氏逮捕でも焦点になるであろう「経営判断の裁量」が認められたのだ。

「存在しない会計慣行を創作して強引に立件した。権力行使の態様は異常で、到底許せない」(朝日新聞2011年9月14日)と弁護団に批判された検察の幹部は、「ごめんね」の一言もなく、マスコミに「捜査に乗り出し、起訴したことがおかしかったとは思えない」(同上)というコメントを出すなど、決して自分たちの非を認めなかった。

 検察とは常に「正義」であり、彼らに犯罪者認定をされた時点で、裁判の結果などはどうでもいいのだ。

 日債銀事件では、損失の原因をつくった旧経営陣や、「粉飾」を指導した旧大蔵官僚はスルーされ、最後の経営陣が12年間も被告人席に座らされ続けて、無実を勝ち取った時にはお一人はかなりのご高齢で、喜びのコメントを出すこともできなかった。

 ゴーン氏の夫人は、特捜部がやってきた時に「地獄のように怖かった」とおっしゃったが、実は本当の地獄はこれから始まる。












 

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コメント
1. 赤かぶ[9339] kNSCqYLU 2019年4月11日 11:11:24 : 90EZJT5uPI : YU9qMWtEWURTcUk=[4378] 報告


2. 赤かぶ[9340] kNSCqYLU 2019年4月11日 11:12:19 : 90EZJT5uPI : YU9qMWtEWURTcUk=[4379] 報告


3. 赤かぶ[9341] kNSCqYLU 2019年4月11日 11:13:00 : 90EZJT5uPI : YU9qMWtEWURTcUk=[4380] 報告


4. 赤かぶ[9342] kNSCqYLU 2019年4月11日 11:13:33 : 90EZJT5uPI : YU9qMWtEWURTcUk=[4381] 報告


5. 赤かぶ[9343] kNSCqYLU 2019年4月11日 11:14:45 : 90EZJT5uPI : YU9qMWtEWURTcUk=[4382] 報告


6. 赤かぶ[9344] kNSCqYLU 2019年4月11日 11:15:19 : 90EZJT5uPI : YU9qMWtEWURTcUk=[4383] 報告


7. 2019年4月11日 14:17:37 : fPAGedqalU : S0tQb1pzMi91OVU=[127] 報告
 上層部と検察のリークは薄汚い。”世界の日産”の
 内外社員、下請け中小企業者、ユーザーが

 どこにも見えない異様さには、声が出ない。
 と、書くのが精一杯だ。

8. 2019年4月11日 18:18:52 : KyPgZPlu8Y : U0EzUDRXcC5YdzY=[130] 報告
一連の騒動で日産自動車の企業イメージは、完全に地に墜ちた。昨日の板垣英憲氏の情報は、決して誇張ではないと思います。

板垣 英憲(いたがき えいけん)「マスコミに出ない政治経済の裏話」

カルロス・ゴーン容疑者の特別背任罪裁判のなかで、日産経営陣の「陰謀」「謀略」が暴かれ業績も振るわず、大きく低下している日産が再び倒産の危機に陥る可能性がある
2019年04月10日 07時52分49秒 | 経済
https://blog.goo.ne.jp/itagaki-eiken/e/d9058a7540f78ec09b4f9f47866052a1

●かつて多かった日産党。1970年代以降、どんどん減っていった。よく「技術の日産」と言うけれども、イメージ戦略に過ぎない。売るための文句だ。1960年代末期から70年代初頭にかけて製造された510型ブルーバードが、四輪独立懸架、前輪ディスクブレーキ、OHCエンジンを採用していたことが、名声として受け継がれたものだ。しかし、これらのメカニズムは同時期のいすゞ・ベレットでも採用していた。

日産は、トヨタに対する優位性を「技術」に求めたのだが、その技術も1970年代後半にトヨタがオーバードライブ付4段自動変速機を採用すると、色あせてきた。日産は、トヨタに対抗できるOD付4段ATの実用化が大幅に遅れ、多くのユーザーがトヨタに逸走する羽目になった。そうでなくても、日産車は故障が多いとか、内装の仕上げが雑とかユーザーの苦情は絶えなかった。

年々進むユーザー離れに対し、1980年代に就任した久米豊社長は、挽回策に打って出た。それが901運動である。これによって登場した初代プリメーラや新型シルビア、シーマはよく売れ、かつての「技術の日産」は再興できたかに見えた。しかしバブル崩壊により販売が伸び悩むと、再び昔の悪い時期の日産が行ったような、開発費を減らした、設計思想希薄の「ノン・ポリシー自動車」ばかり出したのである。

ゴーン氏の行ったことには賛否あるものの、かつて日産が得意とした「自動車広告に芸能人を出す」のをやめたことは、評価できる。他社も芸能人をコマーシャルに出していたけど、日産のそれはとにかく目に余りすぎた。どうしてサニーに松坂慶子が出ていたのか。彼女がサニーに乗っていたとは、とうてい思われない。

日産 サニー CM 1983 松坂慶子
https://www.youtube.com/watch?v=CNgEK1mkC2k

●日産は、ゴーンを完全否定して、昔の路線に戻るのか ? もしそうなら、同社の未来は真っ暗だ。今やトヨタ、ホンダ、スズキ、ダイハツの後塵を拝する、日本国内販売台数5位に転落するまでに衰退した日産。店に行っても、欲しい自動車がない。まるで1970年代後半のアメリカ・クライスラー状態である。

1977 Dodge Aspen review
https://www.youtube.com/watch?v=pTPRBh7W10Y

Regular Car Reviews: 1980 Dodge Aspen
https://www.youtube.com/watch?v=wGnMVijx5GE

同社は倒産し、イタリアのフィアットと合併した。日産も見通しは暗い。トヨタとの合併は独占禁止法上、無理だろうから、他社を探すことだな。

9. 2019年4月11日 18:44:27 : 1GJFQVU66M : c0lqbmRoR2RQY2c=[66] 報告
ゴーン氏は不正がなかったことを裁判で明らかにして、名誉を回復すれば良かろう。

身の潔白が証明されれば、世界中から尊敬されるだろう。

カネをきれいに受け取ることがいかに尊敬に値するか、これからの裁判で、ゴーン氏みずから手本を示してくれことを望みます。

10. 2019年4月11日 19:10:20 : O8HL2KZeN6 : R3B5aGZLdXlFWW8=[209] 報告
検察の 威借り恐怖を 紛らわし
11. 2019年4月11日 22:14:44 : mp6fw9MOwA : ck1MYXI4TzlaSjY=[31] 報告
日本の検察・裁判所は最高裁事務総局が握る人事権により、判検交流の名の基に、証拠のあるモリカケ問題を不問とし、罪状が罪に問えるか否かが不明な案件で電撃逮捕を行う、法と正義を無視した暴力集団に成り下がっている。
行政と司法がタッグを組む有りえないことをしている事実を国民に知らしめるべきだ。
現状の検察・市番所の異常状態は国際社会が認識し始めてはいるが、日本の過去の経済が築いた日本の信用により、現状の司法制度に疑問を呈することを控えているようだが、明らかに異常な国との認識を強めているだろう。
従来と同じ法と正義を無視した冤罪確定を行うと日本叩きの号砲が鳴る段階に入っていると感じる。
しかし、ぼんくらで・自身が法律と思い込んでいる最高裁事務総局は、このことに気づいておらず、無理筋の逮捕を行っている。
国民の手で検察・裁判所を解体しないと日本は沈没する局面に差し掛かっている。

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