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米イールドカーブ逆転迫る、「その先」を読む債券トレーダーも
Emily Barrett
2019年3月22日 14:31 JST
長短金利逆転の次の大きな流れへの注目も高まっている
「テーマ別のブルスティープニングが始まる時期」に近づく−BMO
https://assets.bwbx.io/images/users/iqjWHBFdfxIU/inXBpLjamdSc/v2/pidjEfPlU1QWZop3vfGKsrX.ke8XuWirGYh1PKgEw44kE/576x-1.png
The Marriner S. Eccles Federal Reserve building stands in Washington, D.C. Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg
米連邦公開市場委員会(FOMC)が市場の意表を突いて年内の利上げ見送りを示唆したことで、債券市場でリセッション(景気後退)のシグナルが点灯に近づいた。こうした中で既にそうした動きの反転を見据えているトレーダーもいる。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-03-22/POR1946KLVR401?srnd=cojp-v2
10年物米国債利回りが21日に一時2.50%を下回ったため、3カ月物との利回り格差(スプレッド)は2007年以来の小ささになった。FOMCによる20日の声明発表前、スプレッドは15ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)強だったが、金利見通しの変化を受けて「ゼロ」まであと4bpに迫った。
逆イールドは不況を正確に予測する指標だと広く考えられている。BMOキャピタル・マーケッツは長短金利が逆転する可能性が高いとみている。逆イールドが多くのアナリストの視野に入っている今、その次の大きな流れへの注目も高まり、一部のトレーダーは「その先」を読もうとしている。短期の利回りが急低下し、イールドカーブが再びスティープ化するというシナリオだ。
One of the market's most-trusted recession indicators is getting closer to zero
金融当局が景気見通しに自信を失いつつあり、利下げを再開する必要があるという兆候が出れば、そうした動きが促されることになる。市場は「テーマ別のブルスティープニングが始まる時期に近づいており、その時期を予測するのが19年に投資家が直面する最も重要な判断の1つになるだろう」とBMOの金利ストラテジスト、ジョン・ヒル氏は言う。
実際、スティープ化は既にカーブのある部分で見られる。緩和サイクルが近づいているとの観測から20日には5年債利回りが30年債利回りよりも大幅に低下し、スプレッドは17年11月以来最大になった。
原題:Bond Traders Turn Eyes to What May Happen After Curve Inversion(抜粋)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-03-22/POSCRP6TTDS001
円が上昇、逃避の買い−米国債の逆イールド発生で
Susanne Barton
2019年3月23日 6:14 JST
22日のニューヨーク外国為替市場では、円が週間ベースで1月以来の大幅上昇。米国債3カ月物と10年物の利回り逆転が2007年以降で初めて起きたことが背景。
• ドルは円に対し、週間では1.4%安。ニューヨーク時間午後4時27分現在、前日比では0.8%下げて1ドル=109円96銭。一時は1%安の1ドル=109円74銭を付けた。
o ユーロは対円で1.4%値下がり。ユーロに対する円のコールオプション需要が1月以来の高水準に膨らんだ。トルコ・リラなど新興国通貨の弱さも円買いにつながった
o ドル・円の1カ月物インプライド・ボラティリティー(IV、予想変動率)は一時6.32%に上昇。今週は4.91%と、約4年ぶりの低水準を付けていた。四半期末にかけての買い戻しの動きもボラティリティー上昇の背景
• 3カ月物と10年債の間での逆イールドは2007年以降初めて。逆イールドはリセッション(景気後退)の前触れだと広く考えられている。フランスやドイツの経済指標で弱さが示され、欧州の景気見通しがあらためて疑問視されたほか、2月の米財政赤字は月間ベースで過去最大となった
o 米連邦公開市場委員会(FOMC)は今週、経済成長率予想と金利見通しを引き下げた。当局者の大半が今年の利上げ回数をゼロと想定している
• 逆イールドや世界経済に関する懸念、欧米の株式相場の弱さが円の上昇につながったと、ウェルズ・ファーゴ・セキュリティーズの通貨ストラテジスト、ブレンダン・マケナ氏は指摘
o 「この日発表されたドイツの経済指標が弱かったことから、世界の経済成長を巡る懸念が再燃した。株式相場もかなり大きく下げている。こうした状況では円が上昇する」
• 主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は前日比0.3%上昇、週間では0.1%低下した。
o 米10年債利回りは10ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の2.4355%。一時は2.4160%と、昨年1月以来の低水準を付けた
• ドルは対ユーロで0.7%高の1ユーロ=1.1298ドル
欧州時間の取引
ユーロが2週間ぶりの大幅下落。フランスとドイツの経済指標が低調となり、域内景気モメンタムの弱さが浮き彫りになった。
原題:Yen Lures Haven Seekers as U.S. Yield Curve Inverts: Inside G-10(抜粋)
Euro Slumps as Weak Data Come Amid New Trade Fears: Inside G-10
【米国株・国債・商品】株が反落、ダウ460ドル安−景気減速懸念
Vildana Hajric、Sarah Ponczek
2019年3月23日 6:25 JST
22日の米株式相場は大幅反落。世界経済の伸びが鈍化している兆候が増えた。米国債は買いを集め、10年債利回りが急低下。3カ月物と10年物の利回り水準は、2007年以降で初めて逆転した。
• 米国株は反落−S&P500種は1月以来の大幅安
• 米国債は上昇−3カ月物と10年物に逆イールド
• NY原油は大幅安−世界経済への懸念再燃
• NY金先物は上昇−弱い統計受けて需要増
S&P500種株価指数は前日比1.9%安の2800.71で終了。ダウ工業株30種平均は460.19ドル(1.8%)安の25502.32ドル。ナスダック総合指数は2.5%下げた。米10年債利回りは10ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の2.44%。
今週の米連邦公開市場委員会(FOMC)会合で、金融当局のハト派姿勢が一段と強まったにもかかわらず、22日のS&P500種株価指数は1月以来の大幅安となった。素材や金融関連が指数全体を押し下げた。
この日の10年債利回りは一時2.416%と1年2カ月ぶりの低水準となり、3カ月物の利回りを下回った。米QMAのチーフ投資ストラテジスト兼ポートフォリオマネジャー、エド・ケオン氏は「逆イールドは、景気の先行きにとっては良い兆候だと見なされていない」と指摘。その上で、「イールドカーブのフラット化は、今後の経済成長鈍化を示唆する傾向があるといった単なる循環的なサインではない。世界中の先進国の金利が際立って低いという長期的な変化だ」と分析した。
ニューヨーク原油先物相場は3週間ぶりの大幅安。ドイツとフランスの製造業購買担当者指数(PMI)が市場予想を下回るなど、発表された統計が失望を誘う内容だったことを受け、世界的な景気減速懸念が再燃した。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物5月限は94セント(1.6%)安の1バレル=59.04ドル。ロンドンICEの北海ブレント5月限は83セント安の67.03ドル。
ニューヨーク金先物は上昇。独製造業PMIが低調だったことなどを受け、避難先として金への需要が高まった。週間ベースでは3週連続の値上がり。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物6月限は0.4%高の1オンス=1318.70ドルで終了した。
原題:Stocks End Week Lower Amid Hints of Slowing Growth: Markets Wrap(抜粋)
Treasuries Buying Wave Triggers First Curve Inversion Since 2007
Oil Falls Most in Three Weeks on Global Slowdown Fears (Correct)
PRECIOUS: Gold Set for 3rd Weekly Gain as Growth Concerns Mount
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-03-22/POSCRP6TTDS001
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