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『官製春闘』が終焉
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2019年03月13日 在野のアナリスト
Brexit案はやはり議会で否決されました。延長がメインシナリオですが、離脱強硬派は延長案を否決し、29日で離脱を確定するのでは? とも噂されます。延長だと改めて国民投票が行われ、離脱を否定されるのが怖いのです。あくまでそのシナリオで、メイ首相が打てるウルトラCが、北アイルランドの領有を一旦空白とし、北アイルランドで国民投票を行って英領にとどまるか、アイルランドに帰属するかを決めさせる。これだと最長で1年は猶予ができ、国境管理も必要ない。今の離脱案で国境管理のところを省けば、英国議会も同意を得られるでしょう。今では、メイ氏はBrexitを骨抜きするための案しかEU側と合意しない、ともされており、離脱反対派にとっても強硬派にとっても邪魔。そんな話すら聞こえてきました。まだまだ予断を許しません。 春闘では賃上げが昨年水準にとどかず、秋の消費税増税に向けてハードルが上がります。官製春闘が不発になった途端、NHKでは「春闘に興味なし、という国民が増えた」などと報じます。小泉政権のころから非正規が増えており、今さらの話ですが、安倍政権が官製春闘などをしている間は報じなかった。NHKの官製メディアぶりをよく伝えるものとなっています。昨年10月から始まった景気減速、企業サイドからみれば半年、その波にのまれた形です。米中貿易協議もまとまっておらず、賃上げを約束できる状況ではありません。 安倍政権が「景気がいい」と嘘をつくので、まともな景気対策も打てない。そもそも中国の景気動向にふらされる時点で、国内景気は著しく弱いのですが、それも認めていない。だから構造改革もすすまない。こんな状況で企業が安倍政権の成果を喧伝させるためだけに、春闘で賃上げに妥協できるはずもありません。機械受注の減少などをみても、企業が警戒モードに突入していることをうかがわせ、将来的な減速に備えています。それなのに安倍政権は現実から目を背け、統計データを偽装したり、都合よく用いたりして、景気がよいと思わせようとしているのですから、企業サイドにとっても日本の景気など期待できるはずもないのです。 大阪府知事選で、自民がタレントで俳優の辰巳琢郎氏を擁立か? と記事が流れました。通常、最終局面とされる二階幹事長との面談もあったので、メディアも踊らされましたが、辞退されるとすぐに小西元府副知事が出馬を表明、自民が推薦をだしたので、知名度がない小西氏の出馬表明を大々的に取り上げさせるために、一芝居打ったとみられます。そもそも辰巳氏は京大卒のインテリとして有名ですが、政治的発言がめだつわけでもなく、またレギュラー番組ももっていた。ハードルが高いからインパクトがでて、引き立て役にされたのです。 反維新で糾合、としますが、こんな浅ましい三文芝居をみせられ、逆に維新以外の党はのっかりにくくなった。そもそも維新と自民は同じ穴のムジナ、どっちに転んでも保守の地盤という計算も見え隠れする。維新と自民が票を奪い合えば、第三の選択肢にもチャンスがある。知名度のある、魅力的な候補者をみつけられるか? それによってダブル選挙の帰趨は大きく変わってくる。こちらもまだまだ帰趨は不透明と言えます。 安倍首相はまだ、消費税再増税の先送りを諦めていない、とされます。参院選、目玉候補のいない自民がとれる策、それが『先送り』だからです。幼保の無料化に対しても、産経などが猛烈に批判し、少子化対策が先という記事をだす。保守層にとって、神経を逆なでした移民受け入れに舵を切った安倍政権に、少子化を何とかしないと保守層も離れる、産経も一緒につぶれるとの危機感もあるのでしょう。しかし『官製春闘』などとして、その成果を報じてきたメディアが、今年からは『閑静春闘』として扱いを小さくするほど、安倍政権の成果を報じにくくなってきた。むしろ『管制春闘』に失敗するほど、その力が殺がれてきたのも国内で溜まりに溜まった膿のせいだとしたら、安倍政権の『慣性(官製)力』にも愈々陰りが見えてきた、といえるのかもしれませんね。 |
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