http://www.asyura2.com/19/genpatu52/msg/895.html
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まだ五輪開催をあきらめないことに唖然としますが、五輪聖火リレーの日程が発表されました。
3月25日、福島スタートです。
ジャーナリストの烏賀陽弘道さんが、実際に福島の聖火リレーのコースを自転車で走った体験を
報告しています。
長い連載記事なので、一部だけ抜粋します。
全文はリンク先の元記事を読んで下さい。
「福島は世界に復興をアピールする“ショールーム”と化した五輪聖火リレーコースを
走ってみた! 第1回」 (集英社プラス 2020/9/23)
https://shinsho-plus.shueisha.co.jp/news/10975
----(引用ここから)------------------
聖火ランナーが走る。沿道には旗を振る人々が集まる。それをテレビが華々しく世界中に放送する。動画がネットで拡散する。さぞかし晴れがましい映像にちがいない。
しかし、実際に現地に立ってみてわかった。
聖火ランナーが走る地区は、原発被災地のほんの一部でしかない。後述するように、短いところでは数百メートルである。リレー予定地はどこも、国が地元自治体予算の数倍もの巨額の資金を投入して新築した役場や住宅団地、ハイテク工場だった。聖火ランナーは、その新築の場所だけを、ほんの数分走る。
しかし、その映像の外側には、9割の住民が消えてしまった、空洞になった街が広がっているのだ。商店街は野生化した雑草や灌木に埋もれ、民家は傾き、天井が抜け、田畑だった場所は黒いフレコンバッグの貯蔵所に変わり果てている。
そちらのほうが面積ははるかに大きいのに、聖火ランナーは、そんな場所を走ることはない。よってテレビに映ることもない。
人がいなくなった原発事故被災地に、国が巨額の予算を投入して作った新しい役場や住宅団地。それはまるでマスコミ向けの撮影セットのように見えた。「どうです。原発事故から復興したでしょう」という印象だけを広めるための「復興のショールーム」。私の目にはそんなふうに映った。
----(引用ここまで)------------------
映画の撮影スタジオのセットのようなものですね。
表面はいかにも復興したかに見えるが、全く実体が伴っていない。
住民もいないし、生活臭もない。
フレコンバッグの山や放棄され朽ち果てた家屋は決してカメラには映らない。
おそらく聖火リレー当日には、エキストラを動員して住民のふりをさせ、
日の丸を沿道で振らせるのでしょう。
これが、政府の言う「復興」の正体です。
何から何までインチキです。
続編はこちら。第3回以降も掲載される予定のようです。
「国の狙いは福島を利用した「新エネルギー」の宣伝だ!
五輪聖火リレーコースを走ってみた! 第2回 」
(集英社プラス 2020/9/28)
https://shinsho-plus.shueisha.co.jp/news/11093
(関連情報)
「五輪聖火リレー、3月25日に福島スタート」 (共同 2020/9/28)
https://this.kiji.is/683181792499909729?c=39550187727945729
「感染症パニックで忘れられた常磐線放射能汚染の恐ろしさ 烏賀陽弘道氏が検証」
(拙稿 2020/4/26)
http://www.asyura2.com/19/genpatu52/msg/661.html
「フクシマからの報告 2019年春 息子と娘の甲状腺にのう胞としこり (烏賀陽弘道)」
(拙稿 2019/6/13)
http://www.asyura2.com/19/genpatu51/msg/628.html
「いつの間にか国は「事故が起きたら原発周辺住民の被曝はやむなし」に政策転換
(烏賀陽弘道)」 (拙稿 2017/9/6)
http://www.asyura2.com/17/genpatu48/msg/631.html
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