ところが、「(ナワリヌイの)スタッフは可能な限り全てのものを回収するよう努め、同氏が搬送されたドイツの医師団に手渡されたという」、というスタッフは防毒マスクも付けずに数時間後に、毒のみつかったホテルの部屋に入っている。

ソ連時代にノビチョクを開発した化学者レオニード・リンクは「そんなのあり得ない」と言っている。そしたら、ソ連崩壊直後にノビチョクの機密を持ってアメリカに亡命したミルザヤノフという男が「私が開発者だ、申し訳ない。ナワリヌイの症状はノビチョクのそれに一致する」とロシアの反体制派テレビ"TV Rain"のインタビューで19日(土曜)に話した。そこで、レオニード・リンクは「ミルザヤノフは化学者なんかじゃない。彼は単なる、クロマトグラファー(分析技師)にすぎない。彼は開発には全く参加していない」と否定した。

確かに、もし、KGBがプーチンの命令でナワリヌイを殺そうとしてノビチョクを使ったのだとしたら、チェックアウトしたホテルの部屋に何時間も証拠品を置き忘れる筈はないよなあ。(ナワリヌイのスタッフがホテルの部屋を再チェックしたのは、オムスクに緊急着陸をした後に連絡を受けてのことだから)というか、そもそも、ナワリヌイをドイツに移送させるはずもないし、オムスクに緊急着陸させるはずもないし、緊急着陸したあと、17分後に集中治療室に収容するはずもない。(例えば松岡農相"自殺"のときには、発見されてから20分間、救急隊員がくるまで"吊るされたまま"で搬送も近くの虎ノ門病院ではなく十倍遠い慶応病院だった)　だから、KGB(実は今はFSBというらしい)の仕業とするのはちょっと無理どころか、ミルザヤノフのようなミエミエの背景を持った人物が、シロート話と一緒に現れるというのは、ミルザヤノフが亡命した国の機関が動いていると見るのが常識だろう。

果たして、ロシアの警察は、ナワリヌイの「支援者」の中のマリアナントカという女性(後に英国籍保有が判明)にヒアリングを求めたが、彼女だけが拒否してドイツに行った。今、ドイツはCovid19防疫のため、入国制限をしているが彼女はスーと入国できた。ロシアの記者が会見でどうして入国できたのかを質問してもドイツ外務省はノーコメントの一点張りだった。

ハナシが長くなったが要するに、ノルドストリーム2潰し、と見られている。

ドイツ当局が、検出した毒物は、従来のノビチョクより毒性が強かった、と発表したけれど、ホテルで飲んだとしたら、効果が発現するまで、長い時間かかっていることになり、明らかに矛盾した主張だ。

＞　ロシアの反体制派指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏に使用された神経剤「ノビチョク」は従来型より毒性が強かったと、独誌シュピーゲルがドイツ連邦情報局（BND）のブルーノ・カール長官の発言として報じた。

https://jp.reuters.com/article/russia-politics-navalny-germany-idJPKBN2622YA

ドイツ国内に、ホテルで回収したペットボトルを持ち込んだのは、支援者の間でも、ごく内輪の者しか知らないMaria Pevchikhと言う女性で、イギリスの情報機関と関係があると見なされている。

＞　Nach Angaben des ehemaligen Juristen Witali Serukanow, der von 2013 bis Dezember 2017 Führungspositionen in der FBK und Nawalnys Wahlstäben innehatte, agierte Pewtschich wie eine Verbindungsperson nach London, dem Sitz einiger wichtiger Geldgeber Nawalnys und Informanten aus den britischen Geheimdiensten.

https://deutsch.rt.com/europa/106797-nawalny-team-nahm-wasserflaschen-aus-hotel-mit-um-sie-nach-deutschland-zu-schmuggeln/

再び、ノビチョクに関して、英国の影が、ドイツの場合でも、ちらつく。

論理的整合性が無い陰謀論は嘘にすぎないという鉄則に従えば、ノビチョクによる暗殺というのはまさにそれだ。

>>7
ドイツが検出して国際問題になっているわけでね。
ノビチョクが使われたのは事実。
ただプーチンから直接下された暗殺指令だったら、
すぐにバレる薬物は使わないだろう。