http://www.asyura2.com/19/genpatu52/msg/873.html
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「福島第1原発廃炉後の敷地再利用に100年以上必要」
(日刊スポーツ 2020/9/10)
https://www.nikkansports.com/general/news/202009100000597.html
東京電力福島第1原発の廃炉作業が完了し、敷地を再利用できるようになるまでに最短でも100年以上かかるとする報告書を日本原子力学会がまとめた。東電と国の工程表では2041年から51年までの廃炉完了を目指しているが、報告書は「(それまでに)通常の原発の廃炉後と同じような状態にするのは現実的に困難だ」と指摘。「廃炉の進め方や完了後の土地利用について、今から地元と議論するべきだ」と提言している。
報告書では1〜3号機の溶融核燃料(デブリ)を全て取り出した時点を起点とし、全ての施設や廃棄物を撤去するかどうかや、放射性物質の減少を待つかどうかで、四つのシナリオを検討した。デブリの取り出しは21年に2号機で始める計画だが、終了時期は未定。
長期化する最大の要因は、汚染された土壌や地下水などの処理、撤;といった「敷地の修復」にかかる時間だ。建屋や設備を撤去後、すぐに修復に着手すると大量の放射性廃棄物が発生し、全6基の廃炉と合わせて約780万トンに及ぶ。放射線量が高く、作業が困難となる恐れもある。
放射線量が下がるのを数十年待って作業に着手したり、一部の地下施設や土壌などを残したりする場合は、廃棄物は減るものの敷地再利用までに百数十年から数百年必要としている。
廃炉後の姿は地元住民にとって重要な情報だが、東電は「地元の皆さまと協議して検討したい」と具体案を示していない。原子力災害の被災者支援に詳しい福島大の清水晶紀准教授(環境法)は「廃炉が完了して初めて地元に帰れるという思いで避難生活を送る人もいるはずで、東電や国は学会が示した数百年という期間との差異について説明責任があ」と指摘。その上で「41年から51年までの廃炉でも期間としては十分に長い。廃炉にとらわれない復興の在り方を考えることも重要だ」と強調した。(共同)
------(引用ここまで)---------------------------------------
事故を起こしていない福島第二の廃炉に40年以上かかると東電は発表していますが、
メルトアウトを起こしている福島第一の廃炉が同じ40年で終了するわけがありません。
地下深くめり込んだ溶融燃料を安全に回収する技術は世界のどこにもありません。
100年かかっても廃炉は無理でしょう。
自分たちは甘い汁を吸い放題吸って、「あとはよろしく」と迷惑と負担を
子孫に押しつけるのが、原子力の本質です。
その無責任さにあきれ、腹が立ちます。
(関連情報)
「福島第2原発の廃炉完了に44年と東電」 (共同 2020/1/22)
https://this.kiji.is/592666872000726113
「すでに2号機燃料は地下800メートルまで沈降か?想像を絶する地下水汚染」
(拙稿 2012/3/23)
http://www.asyura2.com/12/genpatu22/msg/249.html
「巨大鍾乳石状の象の足が3本、建屋の床から泥水の地層に7.8m嵌りこんで、
底なし沼の様に動けない」 (拙稿 2017/2/4)
http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/443.html
「菅直人:福島はチャイナ・シンドロームに近い 歴史上初めて溶融燃料が
格納容器の外に漏れた 地震後4時間で溶融(EN)」 (阿修羅・ナルト大橋 2014/3/26)
http://www.asyura2.com/14/genpatu37/msg/185.html
「東電よ、観念して溶融燃料のメルトアウト・沈下を認めなさい」 (拙稿 2013/7/15)
http://www.asyura2.com/13/genpatu32/msg/522.html
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