http://www.asyura2.com/19/genpatu52/msg/846.html
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前回は麻生太郎副総理の祖父・吉田茂とロスチャイルド家の関係について書いたが、
今回は安倍晋三総理の祖父・岸信介とロスチャイルド家の関係を取り上げよう[1]。
戦前・戦中、中国で阿片の流通を握っていたのは、阿片王と呼ばれた里見甫(はじめ)、
謀略担当の甘粕正彦、そして岸信介の三人と言われている。
中国では表向きには阿片は禁止されていたが、国内外から得た阿片を闇市場に流して、
彼らは莫大な利益を上げ、それが関東軍をはじめ日本軍の軍資金に利用されていたのである。
第二次大戦が終わり東京裁判が始まったが、岸も里見もその責任は追及されず、
不起訴処分になった。(甘粕正彦は終戦直後に自殺)
岸信介は東條英機の右腕として辣腕を振るった男である。
その罪が全く追求されなかったのは異常であり、昭和史の大きな謎の一つとされている。
そのあたりの事情を、太田尚樹氏が「満州裏史」で次のように述べている[2]。
「
甘粕が戦後も生きていたら、どんな裁きを受け、どう対決するのか興味あるところだが、
こと「阿片」に関しては岸信介が不起訴処分になったように、極東国際軍事裁判(東京裁判)
は不問に付したと思われる。大陸での阿片問題を明るみに出すと、阿片戦争以来、
英国がやってきた歴史の汚点が、表に出てしまうからである。
」 (p.234)
「
今も健在の、元ハルピン特務機関員中田光一は、そう言っている。このときは
進駐してくるソ連軍と取り引きするためだったが、結局、彼らの手に渡ったまま、
行方知れずになったという。
「麻薬はどこの国でも最大の関心事でした。もちろん、アメリカだってそうです。
戦後、GHQが克明に調査して関係者に尋問したのに、まったくと言っていいほど
処罰の対象に指定しなかったのは、不思議だと思いませんか。
あれは明らかに、情報提供の代償となったからです。
甘粕はもうこの世にはいませんでしたが、里美、岸なんかが、無罪放免になったのは、
そのためなんです。エッ、東条にはどうかって?彼は直接戦争責任に結びつく訴因が多過ぎて、
GHQは阿片の件で取り調べるだけの時間がなかったのです。
アメリカは裁判を急いでいましたからね」
もちろん、極東国際軍事裁判でも検事がさんざん調べたが、あるときを境にピタッと止んでしまった。
大陸の阿片を調べれば調べるほど、英国が深く絡んでいることが白日の下に晒されてくることに、
アメリカ側が危惧したからである。実際、阿片戦争以来、今次大戦まで、中国人を阿片漬けにして、
骨とカサカサの皮膚だけにしてしまうイギリス国家挙げての謀略を、表に出すわけにはいかない。
」 (p.380-381)
「
さて、上海に現われた岸が、満州国で部下だった長瀬敏のところにふらっと立ち寄ってみると、
早速、その日のうちに、英国のサッスン財閥から電話がかかってきた。
「ミスター・キシをぜひ招待したいから、連絡を取って欲しい」という伝言である。
ユダヤ系英国人の初代サッスンは、1840年の阿片戦争後、中国におけるインド産阿片の
専売権を掌握してから急成長を遂げた財閥で、香港上海銀行も同家が設立したものだった。
(中略)
そこで、阿片で財を成した財閥が会いたがったミスター・キシだが、彼の足取りまで
把握していた情報収集能力もさることながら、両者の接点が何であったかは、
推測する方が野暮だというものだろう。
」(p.385)
この招待の話は昭和16年、日米開戦の直前のことだが、吉田茂のみならず岸も
戦前からサッスーン=ロスチャイルドと深いつながりがあったのだ。
当時は日本軍が破竹の勢いで中国に侵攻していた時代で、英国は怒りに震えながら
自分たちの支配権が失われていくのをなすすべもなく見ていたはずである。
しかし素直に手を引くようなロスチャイルドではない。なりふりかまわず、
敵にもしっかり取り入って金儲けをするのが彼らの流儀である。
里見、岸らは、ペルシア(イラン)産の高品質阿片を三井物産を通して輸入し密売して
莫大な利益を得たが、三井物産が単独で阿片を買い付けできるわけもなく、
サッスーンから買ったものだと言われている[3][4].
もちろんこれは氷山の一角で、何回も大きな取り引きがサッスーンとなされたことであろう。
東京裁判の法廷で、
「サッスーンから阿片を買い、それを密売して巨額の利益を得て中国侵略の軍資金にしました」
と岸が証言したら大騒ぎになる。
中国侵略の戦争犯罪を裁いているのに、連合軍側のロスチャイルド・ファミリーが
日本に売った阿片の密売で得た利益が侵略に使われていたことが世間に知られたら、
裁判の意義が揺らぎ、大混乱に陥るだろう。
連合軍側としては、何としてもそれは避けたい。
そこで岸の戦争犯罪は不問にする代わりに沈黙を守るという取り引きがなされたのだろう。
デキの悪い孫息子と違い、岸信介は極めて頭脳明晰で有能な男だった。
英米連合国側も、危険を犯してこの男の罪を追求するより、無罪放免と引き換えに
存分に利用したほうがメリットが大きいと判断したのだろう。
かくして超A級戦犯・岸信介は釈放され、彼らに意向に沿うよう政治体制を整え、
首相の座についた。
安倍首相からすれば、おじいちゃんを無罪放免にしてもらい、その上彼らの支援で、
おじいちゃんは念願の首相の座につくことができた。
おじいちゃんの弟・佐藤栄作も、そして自分も彼らのおかげで首相になれた。
そんな恩人である"ご主人様"に逆らえるわけがない。
核ビジネスはロスチャイルド家の一大事業である[5][6]。
「おい、シンゾウ。核兵器禁止条約は完全に無視しろよ。核兵器が売れなくなったら困るからな」
「はい、かしこまりました」
「原子力も強力に推進するんだぞ。まだまだ原発ビジネスで儲けなければならないからな」
「もちろんですとも」
安倍首相が彼らの言いなりであることは間違いない。
この国の総理も副総理もロスチャイルドに弱みを握られたパシリにすぎない。
彼らにとっては日本の将来よりもご主人様の命令に従ってご機嫌を取るほうが
大切なのである。
こんな連中が政権を握っているからこそ、日本は富をしゃぶりつくされ、
どんどん凋落していくのである。
彼らを政権の座から完全に追い出さない限り、日本の復興も繁栄もあり得ないだろう。
(関連情報)
[1] 「麻生太郎副総理はロスチャイルドの使い走りだ 水道民営化の次にめざすのは
日本の核ゴミ処理場化「」 (拙稿 2020/6/6)
http://www.asyura2.com/19/genpatu52/msg/730.html
[2] 「満州裏史 甘粕正彦と岸信介が背負ったもの」 (太田尚樹・著 講談社文庫)
[3] 「里見甫」 (ウィキペディア)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%8C%E8%A6%8B%E7%94%AB
[4] 「満州のアヘンと岸信介25」 (manyo-taroのブログ)
https://ameblo.jp/manyo-taro/entry-12471183166.html
[5] 「ウラン利権を支配するロスチャイルド家 原子力推進のため、アル・ゴアの次は
グレタ・トゥーンベリを利用して煽動」 (拙稿 2019/9/28)
http://www.asyura2.com/19/genpatu52/msg/138.html
[6] 「東芝へのウェスティングハウス売却でボロ儲けしたのはロスチャイルドだった
彼らの高笑いが聞こえる」 (拙稿 2019/11/20)
http://www.asyura2.com/19/genpatu52/msg/273.html
[7] 「阿片王 満州の夜と霧」(佐野眞一・著 新潮文庫)
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