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福島はモモの季節、食べて大丈夫?
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2020/07/03(金) 19:45:18 めげ猫「タマ」の日記
福島産モモの収穫が始まりました(1)。食べてよいか心配なので(=^・^=)なりに調べたら
・福島の果物は福島県全域でなく福島市・伊達市・桑折町・国見町に集中している。
・そこは避難地域に隣接し、避難指示がでなかった場所としては最も汚染がひどい地域である。
・福島県の検査には疑義がある。
・モモの主要産地では葬式が事故前に比べ14.3%増えているが、主要産地でない相馬
・南相馬市でほとんど変わらない
・モモの主要産地では女の子が多くくまれる「出生異常」が起きている。
との特徴が見いだせました。
福島はくだもの王国を自称しています(2)。ただし、福島県全域でくだもの作りが盛んな訳ではなく、福島市、伊達市、桑折町、国見町に広がる福島盆地(3)に集中しています(4)。以下に示しますます。
福島市、伊達市、桑折町、国見町のモモを検査していない福島県
※1(5)(6)にて作成
※2 避難区域は(7)による。
※3 ●はモモ検査1件を示し、(8)による。
図−1 福島のモモの主産地
図に示す様にICRPが公衆の被ばく限度とする年1ミリシーベルト(9)を超えた地域が広がっています。。福島の果物は10シーズン連続で汚染された地で作られています。また、避難指示が出たエリアに隣接しています。避難指示が出なかった地域としては福島の中でも汚染がひどい場所です。
福島盆地が広がる2市2町の花はすべてモモです(3)。モモは福島の主力の果物です。今年も収穫が始まりました(1)。福島はモモの季節です。
福島県は福島産は検査でモモの安全を確認していると主張しています(10)。福島県は確かに検査していますが、図―1に示すように主要産地ではなく、福島の中では比較的汚染が少ない場所での3件だけす。地元の農協の簡易検査結果は発表もありません(11)。
以下にコシアブラの検査結果を示します。
新潟や長野産に比べ低い福島産コシアブラの検査結果
※1(13)を集計
※2 NDは検出限界未満(見つからない事)を示す。
※3 日付けは収穫日
図―2 コシアブラの検査結果
図に示す通り新潟県産や長野県産からは基準超が見つかっていますが、福島県が検査した福島県産コシアブラからは基準超は見つかっていません。過去4シーズン(2017年以降)の最高値を見ると、新潟県産は1キログラム当たり260ベクレル、長野県産は同410ベクレルです。共に基準値(12)を超えています。一方で福島県が検査した福島産コシアブラは同71ベクレルです。他では見つかっても、汚染源がある福島県からは基準超が見つからないなどおかしな話です。コシアブラ等の福島産農水安物の出荷前検査は厚生労働省の発表(13)を見ると、全てを福島県農林水産部に属する福島県農業総合センター(14)で実施しています。中立性に疑問があります。
これでは果物産地の皆さんの健康が気になります。以下に福島盆地が広がる2市2町の各年6月から翌年5月までの1年間の葬式数を示します。
事故後に増えた福島盆地の葬式
※1(15)を集計
※2 震災犠牲者は(16)により、行方不明者を含み、関連死は含まず。
図―3 福島盆地が広がる2市2町の葬式数
図に示すように事故後に増えています。数値を記載すると
事故前(2009年6月から10年5月) 3,909人
近々1年(2019年6月から20年5月)4,467人
で14.3%増えています。このような事が偶然に起こる確率を計算したら約10億分の1でした。以下に偶然に起こる確率の計算結果を示します。
表―1 偶然に起こる確率の計算結果(葬式)
※ 計算方法は(=^・^=)の過去の記事(17)による。
有意差検定表(葬式)
福島県にあるひらた中央病院は、福島産米や野菜について避けるか否かのアンケート結果を発表しています。以下に示します。
表―2 福島産を許容すかのアンケート結果
※(18)を集計
郡山・三春で許容される福島産米
表に示す通り、相馬・南相馬市では多くの方が福島産野菜を拒否しています。同様に福島産果物も拒否していると考えられます。以下に相馬・南相馬市の各年5月から1年間の葬式数を示します。
事故後も震災犠牲者を除けばほとんど変わらない相馬・南相馬市の葬式
※1(15)を集計
※2 震災犠牲者は(16)により、行方不明者を含み、関連死は含まず。
図―4 相馬・南相馬市の死者数
図に示す通り、震災犠牲者を除けばあまり増えていません。数値を記載すると
事故前(2009年6月から10年5月) 1,293人
近々1年(2019年5月から20年4月)1,331人
でほとんど変わりません。むろん統計的な差はありません。
以下に福島のモモの主要産地の2市2町の合計の出生数を示します。
近々2年は女の子が多く生まれた福島盆地
※(15)を集計
図―5 福島市・伊達市・桑折町・国見町の合計の出生数
図に示すように近々2年は女の子が多く生まれています。数値を記載すると
事故前(2009年6月から10年5月) 男の子1,541人、女の子1,452人
近々1年(2019年6月から20年5月)男の子1,056人、女の子1,060人
です。このような事が偶然に起こる確率を計算したら事故前の2009年6月〜10年5月との比較で0.16%でした。以下に偶然に起こる確率の計算結果を示します。
表―3 偶然に起こる確率の計算結果(葬式)
※ 計算方法は(=^・^=)の過去の記事(17)による。
有意差検定表(出生)
通常は男の子が多く生まれるので(19)、異常な事態です。
被ばくの影響は積算線量(浴びた放射線の総量)が重要です(20)。放射線量は低下したとしても、図―1に示す様に福島は汚染されています。福島の皆様の積算線量は日々、増え続けています。事故直後に見られなかった現象が10年目に出てきても不思議はありません。そして、近々1年の相馬・南相馬市の出生数は合計で男の子が274人、女の子が223人で今も男の子が多く生まれています。
今年も福島産モモの収穫が始まりました(1)。福島のモモ産地についてまとめると
・10シーズン連続で汚染された地で作られている。
・福島県の検査には疑義がある。
・主要産地の2市2町では事故前に比べ葬式が14.3%増えているが、主要産地でなく福島産を避けているであろう相馬・南相馬市ではあまり変わらない。
・主要産地の2市2町では女の子が多くくまれる「出生異常」が起きている。
になります。
<余談>
図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
福島の女性はお隣の宮城や茨城に比べても大変に綺麗です。
福島の綺麗な女性
※(21)を引用
図―6 福島の綺麗な女性
でも、喜んではいられないようです。ABCCは1947年にアメリカ政府で設立された研究機関で、広島や長崎に投下さえた原爆の影響について調査しました。その後1972年に日米共同の「放射線影響研究所」に改組され(22)、現在も続いています(23)。放射線影響研究所は我が国において放射線影響に関し最も実績のある研究機関です。そこが広島・長崎の原爆投下では遺伝的影響がないとしています。その根拠の一つに生まれて来る赤ちゃんの男女比(出生性比)に異常がなかったことあげています(23)(24)。自然死産の増加が無かったことも根拠にあげています(23)。以下に福島の事故前後の自然死産率の推移を示します。
以下に福島の事故前後の自然死産率の推移を示します。
全国の1.5倍の福島県死産率(グラフ)
※(25)にて作成
図―7 福島県の自然死産率の推移
事故後に懐妊した赤ちゃんが生まれるであろう2012年以降に自然死産率は全国平均の1.5倍に跳ね上がっています。このような増加が偶然に起こる確率を計算したら1.3%(26)なので、偶然とは思えません。
長崎や広島では見つからなかった事が福島では見つかっています。広島や長崎の結果を元に福島は「安全」とする説明は「非科学的」です。
こんなデータが出てくると、モモだけでなく、全ての「フクシマ産」を避けたくなります。これは福島の皆様も同じです。
福島を代表する野菜にトマトがあります(27)。7月に入りシーズンです。福島のトマトは美味しいとのことです(28)。福島県は福島産トマトは「安全」だと主張しています(10)。でも、福島県伊達市のスーパーのチラシには福島産トマトはありません。
他県産はあっても福島産トマトが無い福島県伊達市のスーパーのチラシ
※(29)を引用
図―8 福島産トマトが無い福島県伊達市のスーパーのチラシ
―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
http://mekenekotama.blog38.fc2.com/blog-entry-3306.html
(1)トピックス | JAふくしま未来
(2)くだもの図鑑 – くだもの消費拡大委員会
(3)福島盆地 - Wikipedia
(4)くだものづくりがさかんな福島盆地
(5)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会⇒福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(令和元年8月29日〜11月2日測定)PDF
(6)第13回原子力規制委員会 | 原子力規制委員会⇒資料1 帰還困難区域の放射線防護対策について(特定復興再生拠点区域外における土地活用関連)【PDF:440KB】
(7)避難区域の変遷について−解説− - 福島県ホームページ
(8)品目から探す | 福島県農林水産物・加工食品モニタリング情報⇒果物⇒ま行⇒も⇒モモ、モモ(施設)で検索
(9)ICRP勧告(1990年)による個人の線量限度の考え (09-04-01-08) - ATOMICA -
(10)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(11)JAふくしま未来
(12)報道発表資料 |厚生労働省
(13)食品中の放射性物質への対応|厚生労働省
(14)農林水産部 - 福島県ホームページ
(15)福島県の推計人口(令和2年6月1日現在)を掲載しました。 - 福島県ホームページ
(16)平成23年東北地方太平洋沖地震による被害状況即報(月1回更新) - 福島県ホームページ
(17)めげ猫「タマ」の日記 福島Q&A Q18.統計的な差ってなんですか?
(18)研究報告|ひらた中央病院 | 医療法人 誠励会 | 福島県 医療 介護 リハビリ
(19)出生性比
(20)放射線の健康への影響は積算線量が決める | 原子力災害専門家グループ | 東電福島原発・放射能関連情報 | 首相官邸ホームページ
(21)特集 人気旅館再開 再起へ奮闘•2020/06/29 TUFchannel
(22)原爆傷害調査委員会 - Wikipedia
(23)原爆被爆者の子供における放射線の遺伝的影響 ? 公益財団法人 放射線影響研究所 RERF
(24)全文 - 放射線影響研究所
(25)保健福祉部関係の統計情報データベース(過去倉庫) - 福島県ホームページ⇒福島県人口動態統計確定数
(26)めげ猫「タマ」の日記 福島の自然死産率は全国平均の1.5倍
(27)ふくしまイレブンエッセイ - 福島県ホームページ
(28)旬の食材ートマト | あいづ食の陣ホームページ
(29)西友保原店 - 店舗詳細|SEIYU
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