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「燃料プール守る養生バッグ設置」 (NHK福島 2020/6/11) 動画あり
https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukushima/20200611/6050010584.html
東京電力福島第一原子力発電所1号機の使用済み燃料プールの上にある、大型のがれきの撤去を前に、燃料プールを守るため、「養生バッグ」と呼ばれるシートの設置作業が進められています。
プールには392体の核燃料が残され、東京電力は、がれきが撤去作業中に落下して損傷するリスクを下げるとしています。
福島第一原発1号機の使用済み燃料プールに残された392体の核燃料について、東京電力は、早ければ2027年度から取り出す計画で、その妨げになっている建屋上部に残されたがれきの撤去を進めています。
この作業で、事故で傾いた燃料取扱機と呼ばれる設備など大型のがれきが、真下にある燃料プールに落下すれば核燃料が損傷し、放射性物質がプールの外にも広がるおそれがあるため、東京電力は、プールの水面を覆う「養生バッグ」と呼ばれる大型のシートを設置することにしています。
「養生バッグ」は、筒型に丸められた状態で建屋の側面からクレーンを使って投入され、プールの水面で展開したうえで、内部にモルタルを注入して強度を高めます。
今月7日に始まった設置作業は、11日までにほぼ終わり、注入したモルタルが固まりしだい、「養生バッグ」が固定され、今月中に事故で散乱したがれきの撤去作業が再開される見通しです。
1号機では、水素爆発の影響で、壊れた燃料取扱機などの大型のがれきが使用済み燃料プールの真上にあります。
燃料プールに残された核燃料を取り出すには、これらを撤去しなければなりませんが、撤去中にがれきがプールに落下して、燃料を損傷させるというリスクもあります。
実際に3号機では、撤去作業中にがれきがプール内に落下するトラブルが何度か発生し、核燃料が損傷することはありませんでしたが、状況を調べる調査や落下したがれきを取り出す作業などが必要になり、燃料プールからの核燃料の取り出しが遅れる原因の1つになりました。
福島第一原発の事故を起こした4基のうち、使用済み燃料プールの核燃料の取り出しは、1号機が早ければ2027年度からともっとも遅く、2号機は早ければ2024年度から、3号機は作業中で今年度中に完了予定、そして4号機は2014年度に終わっています。
------(引用ここまで)--------------------------------
がれきの落下で核燃料が損傷したら放射性物質がプールの外にも
広がるおそれがあると言っていますが、正しくは、3号機のように
即発臨界爆発が起き、キノコ雲が上がって放射性物質が大量に
放出される恐れがあるということです。
数十キロ圏内に住んでいる人は常に線量の変化に注意し、
いつでも逃げられるように準備しておくことです。
原子炉は圧力容器、格納容器と二重に守られていますが、
プール内の核燃料は水に浸かっているだけで全くの無防備です。
しかも柱が立てられず建屋の屋根は非常に薄いのです。
元原発技術者・菊池洋一氏は、ヘリコプターからボーリングの玉を落とせば
屋根は壊れて核燃料を直撃すると指摘しています。
3号機ではおそらく燃料交換機がプールへ落下して燃料を押しつぶし、
即発臨界爆発が起きたものと思われます。
使用済み燃料プールの脆弱性が露呈した事故でした。
こういった事故が起きないよう、すべての原発の使用済み燃料プールに
防護カバーを設置し、落下物から核燃料を守る必要があるのです。
しかし後付けでカバーを設置するのは不可能に近く、廃炉にせざるを
得なくなります。
それは困るので、東電は3号機の使用済み燃料プールで起きた爆発を
ひた隠しにし、水素爆発だとごまかしているのです。
それにしても1号機の使用済み燃料の取出しが早くて7年先とは驚きです。
それだけガレキ撤去が困難で、しかも現場は高線量で近づけない
ということでしょう。
(関連情報)
「浜岡が事故ったら大変、福島事故は線香花火ぐらいのことだ
(元原発技術者・菊池洋一氏)」 (拙稿 2014/2/17)
http://www.asyura2.com/14/genpatu36/msg/408.html
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