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(回答先: テロ対策施設 未完成で初の停止へ 川内原発1号機(やっぱり再稼働は無理では?!) 投稿者 戦争とはこういう物 日時 2020 年 3 月 20 日 10:39:40)
今後対策の遅れた原発は全て停止する必要がある。廃棄物処理費用に加えて事故リスクがあまりに大きい原発をどうすべきか、真面目に考える時期が来たのだろう。
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社説
テロ対策遅れ原発停止 安全軽視が招いた結果だ
https://mainichi.jp/articles/20200319/ddm/005/070/118000c
毎日新聞2020年3月19日 東京朝刊
九州電力川内原発1号機が、運転を停止した。整備が義務づけられていたテロ対策施設が、期限内に完成しなかったためだ。2号機も同じ理由で5月20日に停止する。
原発のリスクは地震や津波だけではない。米原子力規制委員会は2001年の米同時多発テロを契機にテロ対策をまとめ、日本も13年施行の新規制基準に盛り込んだ。
航空機などが原子炉建屋に衝突するような事態を想定している。隣接する制御室が壊れても原子炉を冷やし続けられるよう、100メートル以上離れた場所に緊急時制御室や冷却用ポンプを設置しなければならない。
東京電力福島第1原発の事故では、全電源喪失により原子炉が冷やせなくなり、炉心溶融が起きた。さらに水素爆発が発生し、大量の放射性物質が放出された。
原子力規制委員会の更田豊志委員長は今月、「あのときの強い後悔を忘れてはいけない。1000年に1度のリスクにも備えるために規制がある」と振り返った。
大事故につながりかねないテロは、原発では当然想定しなければならないリスクだ。対策施設も、本来なら再稼働の時点で完成しているべきものだ。
対策施設の完成期限は当初「新規制基準施行から5年以内」だった。再稼働審査が長引いたため延長された。新たな期限は、各原発が新規制基準に適合した後、安全対策などの工事計画が認可されてから5年以内となった。
福島の事故後、最初に再稼働した川内1号機が今回、その期限を迎えた。5年の猶予を与えられながら間に合わなかった。安全軽視と受け取られても仕方ない。
再稼働した原発は関西、四国、九州の3電力で9基あり、いずれも対策施設の整備は遅れている。関電高浜3、4号機も今年中に停止する。
停止による減収は避けられず、その間の電力不足を火力発電で補おうとすれば、追加の燃料代も発生する。テロ対策以外にも、安全対策費は増える一方だ。「原子力は安価で安定した電源」という、かつてのうたい文句は色あせている。
安全への取り組みにゴールはない。今回の運転停止は、その基本をないがしろにした結果ではないか。
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