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「『復興五輪』聖火リレー、決して見せない復興の影の部分」 (朝日新聞 2020/1/23)
https://www.asahi.com/articles/ASN1K34VFN17UGTB007.html
フレコンバッグ流出の現場でD
昨年12月17日、福島県は東京五輪の聖火リレーが通る県内のルートを公表した。3日間で25市町村・計49・7キロを、260の個人・団体がつなぐ(今後公表予定の双葉町を除く)。安倍晋三首相(65)は1月20日、施政方針演説で「力強く復興しつつある被災地の姿を(中略)実感していただきたい。まさに『復興五輪』であります」と強調した。初日、聖火リレーは沿岸部にある東京電力福島第一原発事故の被災地を走る。
そこからはどんな景色が見えるのか。昨年12月中旬、避難区域が設定された12市町村のうち、双葉町を除く11市町村のルートを実際に歩いてみた。
3月26日、聖火リレーがスタートするのは、原発事故の収束や廃炉の作業拠点となり、昨年4月に全面再開したスポーツ施設「Jヴィレッジ」(楢葉町、広野町)だ。第一原発から約20キロ。総工費約130億円の広大な競技施設は1997年、東電から福島県に寄付されたものだ。当時の東電社長が、同施設の建設構想と第一原発の増設計画を同時に発表したため、「増設の見返りだ」と批判を浴びた施設でもある。
富岡町、大熊町、南相馬市……。歩いていくうちに違和感が募った。公表されたルートからは、第一原発がある同県双葉郡で暮らしていれば目にする、風景が見えない。廃炉作業が続く第一原発も、除染廃棄物を詰め込んだフレコンバッグ(保管袋)が積み上げられた仮置き場も、視界に入らない。
浪江町に入って、さらに驚いた…
-----(引用ここまで)---------------------------------------------
聖火リレーのコースからは、事故を起こした福島第一原発もフレコンの山も
放置されたたくさんの空き家も見えない。
これが政府の言う"復興"の正体です。
まやかし以外の何ものでもありません。
そしてそれを一番よく知っているのは地元民でしょう。
(関連情報)
「聖火リレー「問題なし」 福島県が放射線量を測定 (河北新報)」 (拙稿 2020/1/23)
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