安倍政権(環境省)は、キロあたり8000ベクレルの放射能汚染土を勝手に安全と決めつけて、再び農地にばらまき、生産した農産物を国民に食べさせることにした。(東海アマ) http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-971.html以下に、チェルノブイリ原発事故で放射能汚染被害を受けた、ロシア・ベラルーシ・ウクライナ三国が設定した、「チェルノブイリ被災者保護法」(チェルノブイリ法)を示す。 91 年末のソ連崩壊以降、独立した国となったこれら 3 国で運用が続けられてきた。 http://www.fukkou.net/research/bulletin/files/kiyou09_02.pdf osenndokubun1.jpg 上の図表の「隔離ゾーン」は一般に、土壌平米あたり148万ベクレル以上の汚染を示し、キログラムあたりに換算すると23000ベクレルである。 「住民の定住禁止」と書かれているが、実際の運用は「永久立入禁止地区」である。
今回、環境省が示した、キロあたり8000ベクレルの土壌を、農地に転用するという指針は、平米に換算すると65倍して52万ベクレルであり、チェルノブイリ法によれば、ほぼ、住民強制退去基準の平米55万ベクレルに近い、移住権利付居住地の扱いになる。 つまり、現在でも厳格に運用されているチェルノブイリ法に照らして、強制退去基準に近い農地での農産物生産を安倍政権=環境省が推進するといっているわけだ。 「収穫された作物に問題はない」と強弁しているが、「放射能はない」とは言っていない、「少ない」と言っているだけだ。 その少なさは、実は、汚染地に対するゼオライト・カリウム投入などの対策で、一時的に少なく見せかけることは可能だが、放射能汚染=セシウム137・ストロンチウム90の汚染は、向こう300年間続く。現在は事故当初の81%存在している。 カリウム投入農地の農産物は、生産者が自分で「まずい」と言う代物で、味覚が劣って売れないため、生産者は放射能レベルが上がっても、ゼオライト・カリウム投入を避ける傾向にある。 もう、以前のような放射能検査は行われていないので、多少放射能レベルが上がっても、誰も気づかないという判断だ。 https://www.pref.fukushima.lg.jp/uploaded/attachment/61524.pdf (12Pの上の方に書かれている) これまで、私が、数千の土壌・食品サンプルの放射能検査(ガンマ線ベクレル検査)をしてきた結果では、この種の汚染地域の農産物は、キロあたり数ベクレル〜数百ベクレルのオーダーで、実にさまざまであって一定していない。 しかし、福島県近郊のサツマイモや玄米などでは、キロあたり5ベクレル前後の汚染は普通であった。 キロあたり100ベクレルが、厚労省・環境省が定めた汚染基準なのだが、これは、福島放射能事故が起きるまでは、厳重な管理を要する「放射性廃棄物」の基準であり、100ベクレルを超える廃棄物は、ドラム缶に入れて放射能が経年劣化するまで保管する義務を要求する基準であった。 それが福島原発事故によって、ほとんどすべての環境がキロあたり100ベクレル以上に汚染されてしまい、それらを管理することが不可能になったため、安全性ではなく政治的理由で、廃棄物管理基準を食品の安全基準に変えたのである。 今回、キロ8000ベクレルの土壌で、農産物生産を推進すると決めた環境省は、2012年、以下のようなパンフレットを公開している。 https://www.pref.fukushima.lg.jp/uploaded/attachment/61524.pdf 環境省廃棄物・リサイクル対策部 廃棄物に含まれる放射性セシウムについて、100Bq/kg と 8,000Bq/kg の二つの基準の違いについて説明します。 ひとことで言えば、100Bq/kg は「廃棄物を安全に再利用できる基準」であり、8,000Bq/kg は「廃棄物を安全に処理するための基準」です。 1.原子炉等規制法に基づくクリアランス基準※(100Bq/kg)について廃棄物を安全に再利用できる基準です。 運転を終了した原子力発電所の解体等により発生するコンクリート、金属を想定し、原子力発電所や一般社会での再利用を推進するために定めた基準です。 廃棄物を再生利用した製品が、日常生活を営む場所などの一般社会で、様々な方法(例えばコンクリートを建築資材、金属をベンチなどに再生利用)で使われても安全な基準として、放射性セシウムについて 100Bq/kg 以下と定められています。 ※核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律第61条の2第4項に規定する精錬事業者等における工場等において用いた資材その他の物に含まれる放射性物質の放射能濃度についての確認等に関する規則第 2 条 2.放射性物質汚染対処特措法に基づく指定基準※(8,000Bq/kg)について 廃棄物を安全に処理するための基準です。 原子力発電所の事故に伴って環境に放出された放射性セシウムに汚染された廃棄物について、一般的な処理方法(分別、焼却、埋立処分等)を想定し、安全に処理するために定めた基準です。 8,000Bq/kg 以下の廃棄物は、従来と同様の方法により安全に焼却したり埋立処分したりすることができます。焼却施設や埋立処分場では排ガス処理、排水処理や覆土によって環境中に有害物質が拡散しないように管理が行われていることから、周辺住民の方にとって問題なく安全に処理することができます。 なお、8,000Bq/kg 以下の廃棄物を焼却した結果、焼却灰の放射能濃度が8,000Bq/kg を超えた場合には、特別な処理が必要となります。広域処理により焼却する場合は、そのようなことがないよう、対象とする廃棄物の目安を焼却炉の型式に応じて 240Bq/kg 以下又は 480Bq/kg 以下のものとしています。 *********************************************************************** 上に引用したPDFで、事故後の環境省は、100ベクレル以下ならば、コンクリートの骨材や、日常的な鉄製品にしてもかまわない。 8000ベクレル以下ならば、管理型の不燃ゴミとして扱ったり、燃してもかまわないとしている。 しかし、どこにも農産物を生産する畑地に再利用していいなどとは書いていない。 つまり、今回、安倍政権の指示により、突如、危険な放射能汚染ゴミを食品生産にしてもよいと言いだしたのだ。 こうした姿勢は、フクイチ事故前ならば、「食の安全を脅かす犯罪的政策」として、全日本社会から激しく糾弾され、もしも環境省が口にしたなら、とんでもないことになったはずだが、今では、冒頭のNHKニュースを見ればわかるように、何一つ批判はせず、無責任な迎合に終始している愚かなメディアばかりだ。 こんな放射能毒物を国民に食べさせたなら、何が起きるのか? それを端的に示したのが、優勝力士に福島米を授与し続けた角界である。 福島米・食べて応援あの世行(事故8年目)2018年10月10日 http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-504.html 稀勢の里引退 (2019年01月16日) http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-618.html 大相撲の優勝力士に、福島産食材と、福島米1トンを報償として与えることを始めたのは2013年初場所からであった…… (2019年07月04日) http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-796.html またやった! 福島米を与えられた大相撲優勝力士の靱帯・筋断裂 (2019年09月24日) http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-879.html この他にも、例えば、仙台に本拠地を置いているため、放射能汚染食品を食べる機会の多い楽天は、大変なことになっている。 “呪われた楽天”球場で異例おはらい (デイリースポーツ) http://www.asyura2.com/15/genpatu43/msg/304.html 星野仙一氏がすい臓がんで逝去 70歳 被ばくが原因の可能性大 関西電力原発CMに出演 自業自得との声も http://www.asyura2.com/17/genpatu49/msg/310.html 福島県二本松市女性の葬式が53%増 http://mekenekotama.blog38.fc2.com/blog-entry-2908.html 福島産、食べて応援、あの世行(2019年1−9月) http://mekenekotama.blog38.fc2.com/blog-entry-3074.html ******************************************************************** 高濃度の放射能汚染地域で生産された農産物を食べていれば何が起きるのか、少しだけ上にリンクしたが、証拠は無数にある. ところが、グーグルで、私の東海アマブログやめげ猫ブログなどを検索しても、ほとんど出てこない。私のブログは、日あたり1万アクセスを超えることもあるのだが、それでも、グーグルでは「東海アマブログ」という見出しをつけても、この種の警告ブログは、ほとんど見つけることができない。 安倍政権がグーグルに、私やめげ猫ブログを検索できないように仕向けているのである。 放射能汚染を警告するブログやデータを政治的に圧殺する一方で、放射能汚染の安全デマばかりが、メディアを通じて拡散されている。 2011年の放射能事故後、たくさんのアナウンサーが退職して外国に移住したが、これは、マスコミ上層部が、アナウンサーに放射能汚染のデマを流すように指示し、真実を知って嫌気がさしたアナウンサーが退職したのだろう。 一方で積極的に「食べて応援」を実践した人々は以下のようになっている。 http://www.asyura2.com/19/genpatu51/msg/170.html 白血病を発病した大塚範一キャスターは福島県産の野菜を食べていた(低気温のエクスタシー) http://www.asyura2.com/11/genpatu18/msg/254.html メディア上の芸能人で「食べて応援」した結果、心筋梗塞などで死亡した人は一人や二人ではない。 http://inventsolitude.sblo.jp/article/164346181.html 昨今癌で病死した有名人の多くは原発事故後の福島を訪問していた? 原発事故との因果関係は? https://matome.naver.jp/odai/2149001738861765701 こうした、たくさんの告発は、政府やグーグルによって排除され、世間一般には伝わらず、政府や原子力産業による安全デマばかりに洗脳されている人が大多数だが、今回の「高度放射能汚染土壌を農地に転用する」という環境省=安倍政権の施策は、これまでとはまるで異なる、被曝殺人を意図した犯罪である。 いずれ、安倍をはじめ、この企画を推進した役人たちは、後のまともな政権によって断罪され、生涯を刑務所で過ごすことになると思うが、これに欺されて、汚染農地の作物を喜んで、あるいは知らずに買う人には膨大な犠牲者が出るだろう。 何度も書いてきたが、現在は、まだ事故直後の8割以上残存しているセシウム137・ストロンチウム90について、セシウムのガンマ線空間線量が一見、下がったように見えるが、これは土壌を剥ぎ取ったり、沈降によってゼオライト成分に取り込まれたりして地面の遮蔽によって少なくなったように見えるだけであり、実際には8割以上残っていることを忘れてはならない。 ましてやキロ8000ベクレルの高レベル汚染土壌を農地に使ったりすれば、とんでもない被曝被害が出ることは確実である。 企画した環境省や安倍官邸のメンバーが食べる分には大いに結構だが、実際には、子供たちが食べて、白血病や心筋障害、癌を引き起こしてゆくのである。 まして、事故から8年を経て、セシウムの300倍の放射能毒性をもったストロンチウム90が、カルシウムとともに沈降して、地下水源を汚染している。 それを飲んだ人々に、細胞内からイットリウム90の2.28MeVという厚さ1センチのプラスチックを貫通するような猛烈なエネルギーのベータ線が直撃し、ストロンチウムが骨に集まることから、骨髄を照射して白血病を引き起こし、膵臓に集まったものは膵臓癌や糖尿病を引き起こすのである。 これからは、カルシウムと同じ性質を持つストロンチウム90が、被曝障害の主役になってゆくだろう。 環境省は、セシウムとストロンチウムのたっぷり詰まった放射能汚染土壌で生産した作物を日本国民に食べさせて、ジェノサイドを行おうとしているのだ。
|