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福島産シロメバルのスクリーニング検査で基準超、福島県検査は111件連続ND
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2019/10/25(金) 19:40:44 めげ猫「タマ」の日記
福島県漁連のスクリーニング検査で、福島産シロメバルから国のスクリーニングの基準値の1キログラム50ベクレル(1)を超える同53ベクレルのセシウムが見つかりました(2)。一方で、福島県の検査は111件連続で検出限界未満(ND)です。
福島県漁連のスクリーニング検査で、福島県いわき市沖でとれたシロメバルから、福島産シロメバルから国のスクリーニングの基準値の1キログラム50ベクレル(1)を超える同53ベクレルのセシウムが見つかりました(2)(5)。
福島産シロメバルから53(Bq/kg)のセシウムが見つかったと伝えるNHK
※(6)をキャプチャー
図―1 福島産シロメバル53(Bq/kg)のセシウムが見つかったと伝えるNHK
以下に福島産や茨城産のシロメバルの検査結果を示します。
※1 凡例中の「福島県」は福島県の検査結果、県漁連は「福島県漁連」の検査結果、茨城は「茨城県産」の検査結果
※2(4)(7)(8)(9)を集計
※3 日付けは捕獲日
※4 NDは検出限界未満(みつからない事)を示す
図―2 福島および茨城県産シロメバルの検査結果
図に示す通り、福島県の検査では2018年6月以降は全て検出限界未満(ND)。発表(7)(8)を数えると111件連続です。同じ福島産シロメバルを検査しているのに結果が合いません。さらには、福島県が検査した福島産からはセシウムは見つかっていますが、主に茨城県が検査している茨城産シロメバルからセシウムが見つかっています。
以下に群馬県前橋市にある赤城大沼のワカサギの検査結果を示します。
検査機関が違っても同じ値が出る赤城大沼わかさぎの検査結果
※1 (7)を集計
※2 凡例は検査機関を分けており
A:(一財)九州環境管理協会
B:(株)総合水研究所
C:(公財)海洋生物環境研究所
D:いであ(株)
E:群馬県農業技術センター
F:(財)日本分析センター
※3 日付けは捕獲日
図―3 赤城大沼産ワカサギの検査結果
図に示す様に、データは連続しており、検査には6つの検査機関が係っていますが同じ結果になります。当たり前ですが、同じ物を測れば同じ結果になるのが普通です。でも、福島県の検査は他とは整合性がありません。
以下に福島産クロソイの検査結果を示します。
東京電力の検査では見つかっても福島県の検査では見つからないクロソイのセシウム
※1 (7)(8)(10)(11)(12)を集計
※2 凡例は検査先
※3 日付けは捕獲日
※4 NDは検出限界未満(みつからない事)を示す
図―4 福島産クロソイの検査結果
東京電力の検査ではそこそこセシウムが見つかっています。特に2019年5月28日採れたクロソイからは、国の一般食品の基準値である1キログラム当たり100ベクレル(13)を超える同102ベクレルのセシウムが見つかっています。一方で福島県の検査では、図に示す様に2018年4月1日以降は全てが検出限界未満(ND)です。発表(7)(8)を数えると102件連続です。
以下に福島産コモンカスベの検査結果を示します。
※1 凡例中の「福島県」は福島県の検査結果、県漁連は「福島県漁連」の検査結果
※2(4)(7)(8)(9)を集計
※3 日付けは捕獲日
※4 NDは検出限界未満(みつからない事)を示す
図―5 福島産コモンカスベの検査結果
図に示す様に福島県の検査では殆どが検出限界未満(ND)です。今年の検査では、発表(8)(9)を集計すると、検査905件で888件が検出限界未満(ND)です。最大値は1キログラム当たり17ベクレルです。一方で福島県漁連の検査ではこの10倍の同161ベクレルのセシウムが見つかっています(15)。
福島県の検査は東京電力や福島県漁連の検査よりも低く出ます。そして隣県とも整合性がありません。以下にチダイの検査結果を示します。
隣県では見つかっても福島産からはみつからないチダイのセシウム
※1 凡例はそれぞれの産地で、福島産の検査は福島県が実施
※2(7)(8)を集計
※3 日付けは捕獲日
※4 NDは検出限界未満(みつからない事)を示す
図―6 チダイの検査結果
図に示す様に岩手、宮城、茨城、千葉県産からはセシウムが見つかっているのですが、福島県が検査した福島産チダイからは見つかっていません。発表(7)(8)を数えると2015年以降で347件連続です。隣県では見つかっているのに汚染源がある福島産チダイからは見つかっていません。海が繋がっているのにおかしな話です。
福島県の検査は、福島県漁連、東京電力、隣県の検査と整合性がありません。シロメバル等の福島産農水産物の出荷前検査は厚生労働省の発表(7)を見ると、福島県農林水産部に属する福島県農業総合センター(16)です。中立性の疑問があります。
福島産は他よりも低く出る検査で「安全」とされ出荷されます。
<余談>
図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
このようなデータは、福島県の検査は他より低く出る以外に説明以外に(=^・^=)は思いつきません。不安なので
「買わない」「食べない」「出かけない」の「フクシマ3原則」
を決めています。でも、これって(=^・^=)だけではないようです。
10月となり福島はリンゴの季節です(17)。今年も出荷が本格化しました(18)。二本松市には羽山リンゴと呼ばれるおいしいリンゴがあります(19)。福島県は福島産リンゴは「安全」だと主張しています(20)。でも、福島県二本松市のスーパーのチラシには福島産リンゴはありません。
他県産はあっても福島産リンゴが無い福島県二本松市のスーパーのチラシ
※(21)を引用
図―7 福島産リンゴが無い福島県二本松市のスーパーのチラシ
―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
http://mekenekotama.blog38.fc2.com/blog-entry-3061.html
(1)食品中の放射性セシウムスクリーニング法の一部改正について |報道発表資料|厚生労働省
(2)福島沖でシロメバル漁自粛 福島県漁連、独自基準超え - 産経ニュース
(3)>福島県における魚介類の試験操業に関するポータルサイトです
(4)(3)⇒漁協によるスクリーニング検査結果⇒ いわき地区
(5)(4)⇒2019/10/4
(6)シロメバル自主基準超放射性物質|NHK 福島県のニュース
(7)報道発表資料 |厚生労働省
(8)農林水産物の緊急時環境放射線モニタリング結果【詳細】 - 福島県ホームページ
(9)(3)⇒漁協によるスクリーニング検査結果⇒相馬双葉地区
(10)周辺の分析結果ー分析結果 - 廃炉プロジェクト|データ|東京電力ホールディングス株式会社
(11)福島第一原子力発電所周辺の放射性物質の分析結果アーカイブ|データ|東京電力ホールディングス株式会社中の各月の「<福島第一原子力発電所20km圏内海域>(同所港湾内を除く) 」
(12)福島第一原子力発電所周辺の放射性物質の分析結果|アーカイブ|東京電力中の各月の「<福島第一原子力発電所20km圏内海域>(同所港湾内を除く) 」
(13)採取地点別放射性物質の分析結果(2019年6月分) - 廃炉プロジェクト|データ|東京電力ホールディングス株式会社中の4日<福島第一原子力発電所20km圏内海域>(同所港湾内を除く)
(14)食品中の放射性物質への対応|厚生労働省
(15)(4)⇒2019/1/31
(16)農林水産部 - 福島県ホームページ
(17)くだもの図鑑 ? くだもの消費拡大委員会
(18)トピックス | JAふくしま未来
(19)福島の大地にきぼうのたねをまく
(20)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(21)鎌倉屋 | スーパーマーケットいちい
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