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食品中の放射性セシウム検査のまとめ(9月19日発表)―宮城産マダラからセシウム、福島産は480件連続ND―
http://mekenekotama.blog38.fc2.com/blog-entry-3026.html
2019/09/21(土) 19:42:28 めげ猫「タマ」の日記
食品中の放射性物質の検査結果を厚生労働省は発表しています(1)。また、厚労省以外の発表もあります(2)(3)。9月19日に8月13日までの食品中の放射性セシウムの検査結果が37日遅れで発表になりした(4)。まとめてみたので、お買い物のの参考に頂ければ幸いです。先回に続き今週もしっかりセシウム入り食品が見つかっています(5)。牛肉を除く厚労省発表分の検査結果の概要は以下の通りです。
@検査数252件
A平均は、1キログラム当たり1ベクレル、最大35ベクレル(福島県産乾シイタケ)。
基準超はありませんが、これまでのデータを解析すると
・宮城産マダラからセシウム、福島産は480件連続ND
・福島はリンゴの季節、汚染が酷い主要産地は検査せずに検査で「安全」を喧伝する福島県。
・上昇する福島県西会津町産乾シイタケのセシウム
などの特徴が読み取れ福島産は安全とは言えません。
1.宮城産マダラからセシウム、福島産は480件連続ND
宮城県産マダラからセシウムが見つかったと発表がありました(9)。以下に検査結果を示します。
隣県では見つかっても福島産からは見つからないマダラのセシウム
※1(1)(2)を集計
※2 福島産は全てを福島県が検査
※3 NDは検出限界未満(見つからない事)を示す。
※4 日付けは捕獲日
図―1 マダラの検査結果
図に示す通り宮城産だけでなく北海道・青森・岩手産からもセシウムが見つかっています。一方で福島県が実施した福島産マダラは厚生労働省(1)や福島県の発表(2)を数えると480件連続で検出限界未満(ND)です。
宮城県産シログチからもセシウムが見つかったと発表がありました(10)。以下に示します。
※1(1)(2)を集計
※2 福島産は全てを福島県が検査
※3 NDは検出限界未満(見つからない事)を示す。
※4 日付けは捕獲日
図―2 シログチの検査結果
図に示す通り宮城産だけでなく茨城・千葉産からもセシウムが見つかっています。一方で福島県が実施した福島産マダラは厚生労働省(1)や福島県の発表(2)を数えると309件連続で検出限界未満(ND)です。
宮城県産マアジからもセシウムが見つかったと発表がありました(11)。以下に示します。
隣県では見つかっても福島産からは見つからないマアジのセシウム
※1(1)(2)を集計
※2 福島産は全てを福島県が検査
※3 NDは検出限界未満(見つからない事)を示す。
※4 日付けは捕獲日
図―3 マアジの検査結果
図に示す通り宮城産だけでなく岩手・茨城・千葉・神奈川産からもセシウムが見つかっています。一方で福島県が実施した福島産マダラは厚生労働省(1)や福島県の発表(2)を数えると593件連続で検出限界未満(ND)です。
海は繋がっているのに隣県では見つかるのに福島県が検査した福島産からはセシウムが見つから無いなどはおかしな話です。
マダラ、シログチ、マアジ等の、福島産農水産物の出荷前検査は、福島県農林水産部に属する福島県農業総合センター(12)が実施しています。中立性に疑問があります。福島産は他よりも低く出る検査で「安全」とされ出荷されます。
2.福島はリンゴの季節、汚染が酷い主要産地は検査せずに検査で「安全」を喧伝する福島県。
福島は「くだもの王国」を自称していいます。9月からはリンゴの季節です(13)。福島のリンゴは福島市、伊達市、須賀川市が主要な産地です(14)。出荷が始まっています(15)(16)。以下に示します。
福島、伊達、須賀川市産リンゴを検査していない福島県
※1(17)のデータを元に(18)に示す手法で9月1日に換算
※2 避難区域は(19)による。
※3 ●1個が検査1件を示し(20)による。
図―4 福島産リンゴの検査状況
図に示す通り福島市は国が除染が必要だとする毎時0.23マイクロシーベルトを超えた(21)エリアが広がっています。福島のナシは事故から9シーズンの間、汚染された地域で作られています。これに対し福島県は福島産リンゴの安全を検査で確認ししていると喧伝しています(22)。でも、図に示す様に福島市、伊達市、須賀川市等の主要な産地のリンゴを福島県は検査していません。それでも福島県は福島産リンゴの「安全」を検査で確認したと喧伝しています。
福島産リンゴの安全を検査で確認したと喧伝する福島県
※(23)を引用
図―5 福島産リンゴの安全を検査で確認したと喧伝する福島県
福島産は汚染されている主要産地を避けた検査で安全とされ出荷されます。
3.上昇する福島県西会津町産乾シイタケのセシウム
福島県西会津町産乾シイタケから1キログラム当たり35ベクレルのセシウムが見つかったと発表がありました(24)。以下にこれまでの検査結果を示します。
再上昇した福島県西会津町産乾シイタケのセシウム
※1(1)を集計
※2 NDは検出限界未満(見つからない事)を示す。
※3 日付けは捕獲日
図―6 福島県西会津町産乾シイタケの検査結果
図に示す様に一時は下がったのですが、再上昇ししています。
福島産がセシウムが再び上昇することがあります。
<余談>
図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
・37日遅れで発表される検査結果
・他より低く出る検査で「安全」とされ出荷される福島産
・検査しなくとも、検査で「安全」とされてる福島産
・セシウムが上昇する事がある福島産
(=^・^=)は不安なので
「買わない」「食べない」「出かけない」の「フクシマ3原則」
を決めています。でも、これって(=^・^=)だけでは無いようです。
福島県喜多方市2018年産米の全量全袋検査数は約76万件、福島県2位です(25)。同市は人口5万人弱のしなので(26)、非常に米作りが盛んな市です。福島のお米はおいしいとの事です(27)。福島県は福島産米は「安全」だと主張しています(28)。でも、福島県喜多方市のスーパーチラシには福島産米はありません。
他県産はあっても福島産米が無い福島県喜多方市のスーパーのチラシ
※(29)を引用
図―7 福島産米が無い福島県喜多方市のスーパーのチラシ
―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
http://mekenekotama.blog38.fc2.com/blog-entry-3026.html
(1)報道発表資料 |厚生労働省
(2)モニタリング検査結果【詳細】 - 福島県ホームページ
(3)野生鳥獣の放射線モニタリング調査結果 - 福島県ホームページ
(4)食品中の放射性物質の検査結果について (1147報)
(5)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(9月4日発表)―宮城産ホウボウからセシウム、福島産は322件連続ND―
(6)めげ猫「タマ」の日記 ベクレルとシーベルト
(7)食品中の放射性物質への対応|厚生労働省
(8)(4)⇒1 自治体の検査結果⇒検査結果(PDF:9MB)
(9)(8)中のNo5935
(10)(8)中のNo5932
(11)(8)中のNo5962
(12)農林水産部 - 福島県ホームページ
(13)くだもの図鑑 ? くだもの消費拡大委員会
(14)くだものづくりがさかんな福島盆地
(15)トピックス | JAふくしま未来
(16)トピックス | JA夢みなみ
(17)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成29年9月9日〜11月16日測定) 平成30年02月20日 (KMZ, CSV)」
(18)めげ猫「タマ」の日記 半減期でしか下がらない福島の放射線(2017年)
(19)避難区域の変遷について−解説− - 福島県ホームページ
(20)福島県農林水産物・加工食品モニタリング情報⇒果物⇒ら行⇒り⇒リンゴで検索
(21)国(環境省)が示す毎時0.23マイクロシーベルトの算出根拠|東京都環境局 その他について
(22)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(23)(22)中のりんご [PDFファイル/224KB]
(24)(4)⇒2 緊急時モニタリング又は福島県の検査結果⇒検査結果(PDF:123KB)⇒No10
(25)ふくしまの恵み
(26)人口データベース - 喜多方市ホームページ
(27)食の宝庫ふくしま | ふくしま満天堂(ふくしまプライド。)
(28)全量全袋検査に関するよくある質問 - 福島県ホームページ
(29)喜多方店 | お店を探す | ヨークベニマル
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