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大熊町居住者は9人
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2019/05/15(水) 19:43:40 めげ猫「タマ」の日記
4月10日に避難指示が解除された福島県大熊町(1)の5月1日時点の居住者は
対象 10,334人中9人(0.09%)
です(2)。
福島県大熊町は福島県沿岸部中部に立地する町です。事故を起こした福島第一原発や(3)、除染廃棄物を保管する中間貯蔵施設が立地します(4)。先の原発事故では全町が避難行に指定されました(3)。名前は大熊町ですが「クマ」はいません(5)。以下にしめします。
事故から8年2ヶ月以上が過ぎて汚染されたままの福島
※1(6)のデータ(7)に示す方法で5月1日に換算
※2 避難区域は(8)による。
※3 大熊町立小学校は(9)による。
図―1 福島県大熊町
図に示す様に国が除染が必要だとする毎時0.23マイクロシーベルトを超えた地域(9)が広がっています。それでも、安倍出戻り内閣は「安全」だとして4月10日に避難指示を解除しました(1)(8)。
以下に大熊町の年度毎の赤ちゃん誕生数を示します。
事故後に減っている大熊町の赤ちゃん誕生数
※(11)を集計
図―2 大熊町の赤ちゃん誕生数
年々減っています。事故後ピークの2013年度は127人でしたが、昨年度は70人に減っています。大熊町の女性が急に子供も産まかくなったとは思えず、出産適齢期の女性が大熊町民を辞めているようです。
大熊町は会津若松市に町立の小中学校を開設しています(10)。2012年度には106人の赤ちゃんがうまれました。ことしは小学校1年生です。大熊町は小学校の入学式の様子を広報誌に載せていましたが(12)、大熊町の小学校の新一年生は一人だけです。残りの105人は避難先の学校を選んだようです。小学校を7人が卒業したそうですが、広報紙に中学校の入学式の記事がありません(12)。だれも大熊町町立の中学校には行かなかったと思います。
以下に大熊町の拡大図を示します。
事故から8年2ヶ月以上が過ぎて汚染されたままの福島県大熊町
※1(6)のデータ(7)に示す方法で5月1日に換算
※2 避難解除域区域は(8)による。
※3 中間貯蔵施設は(13)による。
図―3 大熊町(拡大図)
同町の唯一の旧一級国道(14)は地図で見ると国道6号線で、いわばメインストリートです。その東側は概ね除染廃棄物を30年間は保管する中間貯蔵施設です(15)。メインストリートの東側は少なくとも30年間は人が住めません。避難指示が解除されたのは西側で、地図で見ると町の主要部分(旧役場、駅、病院、小中高校)などは避難区域内にあります。地図で見る限り避難指示が解除された地域は山林か農地で宅地はあまりありません。避難指示解除区域の住民は全町民10,334人中(2)、374人です(16)。
大熊町避難指示解除区域の住民は374人と報じるTUF
※(16)を引用
図―4 避難指示解除区域の住民は374人と報じる福島のローカルTV局(TUF)
以上の事情から、住民が帰還するとは思えません。
大熊町は5月13日に5月1日時点の町内在住者を発表しました。それによると
対象 10,334人中9人(0.09%)
です(2)。
<余談>
図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
大熊町の避難指示区域の対象人口が374人と少数です。直ぐ側には福島第一や福島県の除染廃棄物を集約する中間貯蔵施設があります。安倍出戻り内閣がいくら「安全」を主張しても(17)、そう簡単には信用されないと思います。(=^・^=)が大熊町民ならそんなに「安全」なら福島の除染土は東京湾の埋め立てに使い、そこでオリンピックを開けと言いたくなります。そして、不安なのは他の福島の皆様も同じともいます。
福島県鏡石町に田んぼアートがあります(17)。今年のテーマは「眠れる森の美女」だそうです(18)。同町産米の全量全袋検査数は約14万件です(19)。同町は人口約1万なので(20)、お米作りが盛んな町です。同町辺りの米はおいしいとのことです。福島県は福島産米は「安全」だと主張しています(21)。でも、福島県鏡石町のスーパーのチラシには福島産はありません。
他県産はあっても福島産米が無い福島県鏡石町のスーパーのチラシ
※(22)を引用
図―5 福島産米が無い福島県鏡石町のスーパーのチラシ
(=^・^=)も福島県鏡石町の皆様を見習い「フクシマ産」は食べません。
―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
http://mekenekotama.blog38.fc2.com/blog-entry-2894.html
(1)大川原・中屋敷地区の避難指示が4月10日に解除されます - 大熊町公式ホームページ
(2)令和元年5月1日現在の避難状況 - 大熊町公式ホームページ
(3)大熊町 - Wikipedia
(4)中間貯蔵施設情報サイト:環境省
(5)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成29年9月9日〜11月16日測定) 平成30年02月20日 (KMZ, CSV)」
(6)めげ猫「タマ」の日記 半減期でしか下がらない福島の放射線(2017年)
(7)避難区域の変遷について−解説− - 福島県ホームページ
(8)国(環境省)が示す毎時0.23マイクロシーベルトの算出根拠|東京都環境局 その他について
(9)入学・入園の手続き - 大熊町公式ホームページ
(10)福島県の推計人口(平成31年4月1日現在)を掲載しました。 - 福島県ホームページ
(11)広報おおくま 平成31年2月1日号を発行しました - 大熊町公式ホームページ
(12)中間貯蔵施設情報サイト:環境省
(13)一級国道 - Wikipedia
(14)中間貯蔵施設に係るこれまでの経緯|中間貯蔵施設情報サイト:環境省
(15)中間貯蔵施設に係るこれまでの経緯|中間貯蔵施設情報サイト:環境省
(16)Nスタふくしま20190513 TUFchannel
(17)かがみいし2018田んぼアート|鏡石町公式ホームページ[福島県]
(18)ふくしまの恵み
(19)鏡石町公式ホームページ[福島県]
(20)鏡石店 – イオンスーパーセンター公式ウェブサイト
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