http://www.asyura2.com/19/genpatu51/msg/340.html
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「がんではない、心配ない」と(複数の医師に)診断されたが実はがんだった、というケースが
増えているようだ。
一昨年亡くなった小林麻央さんは複数の医師から乳がんを否定された[1]。
元プロボクサー・竹原慎二氏も、2人の医師が膀胱がんを見逃したという経験を語っている[2]。
一般の方のがん・白血病闘病ブログも100例以上読んでみたが、誤診の例が少なくない。
例えば、15歳の女子中学生が無気力、嘔吐、学力低下などの症状が出ているのに
うつ病と誤診され、半年も遅れてやっと脳腫瘍と診断されたケースがある[3]。
うつ病ではないのではとMRI検査を何度も懇願したものの不要と言われ、どんどん容態が悪くなり、
ついに脳腫瘍が発覚、治療を始めるのが半年も遅れたそうだ。
当然のことながら、こういった誤診があると医療、医師に対する信頼が根底から失われてしまう。
大変、ゆゆしき状況である。
ヤブ医者だったと言えばそれまでの話だが、必ずしもそうとも言えないのではないか。
何人もの専門医がそう誤診をするとは思えないのだ。
また、正式に病名がわかるまでにすったもんだして何ヶ月もかかる場合も多い。
おそらく、放射能被ばくで生じるがんは、今までの知識や経験が通用しないのではないだろうか。
とくに若い患者の場合、この年齢でがんになるはずはないという医師の強い思い込みがある。
原発事故後の異世界では今まではあり得なかったことが当たり前のように起こる。
老若男女かかわらず、あらゆる人にあらゆる疾患が生じる。
今までの知見、エビデンス、治療実績、統計等は必ずしも役に立たない。
稀少ながんが増えていることも誤診や診断の遅れに拍車をかけている。
被ばくで胃がん、大腸がん、乳がんなどよくあるがんが増えているが、名前を聞いたことがないような
希少がんも確実に増えている。
「あなたのがんは非常に珍しい」と言われた人が何人もいる。
さらに重要なのは、被ばくで生じるがんはふるまいが違うということだ。
チェルノブイリ事故では、典型的な症状が出ず、検査でもひっかからず、ひっそりと進行するタイプの
がんが増えたという証言がある[1]。
闘病ブログでも、体調不良で何度か検査、診断を受け異常なしと言われたものの、
症状が悪化し、もう一度検査したら末期がん、余命宣告という例が少なくない。
「えーっ、今まで何度も検査して異常なしだったのに」と絶句する患者が多い。
おそらく、ひっそりと進行するタイプのがんなのだろう。
誤診をすると医師の信頼は完全に失われる。下手をすれば裁判沙汰になる。
素人の私が言うのもなんだが、先生方には、今までの経験や思い込みにとらわれることなく、
あらゆる可能性を否定せずに診察をしていただきたいと思う。
われわれ患者側にもそれなりの対策が必要だ。
医師にとっては誤診をしようが一人の患者に過ぎないが、患者にとっては生死がかかっているのだ。
いろいろ情報を集めることも大切だが、一番大切なことは直感である。
「これはいつもと違う。おかしい」と思ったら、問題なしと医師に言われても、一通り検査をしてもらうことだ。
問題なし一点張りの医師にはさっさとサヨナラし、患者の言うことをよく聞いてくれる医師にかかることだ。
上に挙げた女子中学生も、MRI検査さえしていればすぐに脳腫瘍だとわかったはずである。
直感に素直に従うか否かが運命の大きな分かれ道になるだろう。
「五感は誤らない。誤るのは判断である」 (ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ)
(関連情報)
[1] 「被ばくで隠れたタイプのがんが激増か 小林麻央さんは再検査で複数の医師から乳がんを否定された」
(拙稿 2016/9/15)
http://www.asyura2.com/16/genpatu46/msg/472.html
[2] 「元プロボクサー「余命1年宣告」で見た地獄 なぜ2人の医師は見過ごしたのか (東洋経済)」
(拙稿 2017/8/28)
http://www.asyura2.com/17/genpatu48/msg/595.html
[3] 「1日一つの小さな幸せ探し?15歳の娘の病気と日々の日記」 (マカロン アメブロ)
https://ameblo.jp/denfour-leafclover/
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