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《フクシマの放射線に関する真実:政府の主張とは異なり2011…》原子力利用の本質は、あらゆる生物の存続の否定に他ならない
「福島の放射線量はニューヨークや上海と同等であると日本は言うが、福島の放射性物質は核分裂の産物で体内に長期間留まる危険なものであり、ニューヨークや上海の(太陽や土地から自然発生する)環境放射線とは本質的に異なるため、線量の単純比較は間違い」 https://t.co/AcoGCBYno2 … #Fukushima
— Nemesisネメシス (@zodiac0088) 2019年3月15日
以下()で囲まれた部分は投稿者本人による意訳です。
《蛍光ペンは投稿者本人によるものです。》
(フクシマの放射線に関する真実:政府の主張とは異なり2011年フクイチ原子力災害による放射線問題は深刻化している。 THE‖DIPLOMAT)
By Maxime Polleri
March 14, 2019
(Maxime Polleri)
(2019年3月14日)
In the period following the 2011 Fukushima nuclear disaster, Japan saw the release of harmful radioactive pollutants or radionuclides, such as iodine‑131, cesium‑134, cesium‑137, strontium‑90, and plutonium‑238, among many others. Yet today, the scale of radioactive contamination throughout northeastern Japan is no longer what it used to be since 2011. Indeed, that’s what the members of the local and central government, as well as nuclear-related agencies, have repeatedly stated throughout the years. Many journalists have kept promoting this discourse, with The Guardian recently stating that “In the empty lands around Fukushima today, most of the radiation is long since gone.”
(2011年福島原子力発電所事故以降、放射性汚染物質やヨウ素131、セシウム134、同137、ストロンチウム90そしてプルトニウム238やその他多くの放射性核種が環境中に暴露されてきた。 しかし今日、日本の東北部の至る所でみられる放射能汚染の実像は、2011年来の蓄積とは異なる存在であると考えられる。 それは全くもって、地方や国の原子力関連の組織に携わる人々が繰り返し述べてきたことでもあるし、ジャーナリストの多くも最近のガーディアンの記事で言及している、”現在福島県内の使用されていない土地で放射性物質から発せられる大部分の放射線は既に消失した放射線よりも長期に亘って存在している”という物言いを用いてこの考えを展開している。)
Eight years after the disaster, radioactive exposure no longer seems to pose a problem. So what has happened to radioactive contamination? Has it disappeared? Well, not exactly. While it is true that some radionuclides like iodine-131 are no longer present in the environment, due to their very short life span, the overall picture of contamination is much more complex.
(その悲惨な災害から八年が経った現在、放射線被曝は、もはや更なる問題を引き起こしていないようにみえる。 では放射能汚染は何を引き起こしたというのだろうか。 それはもう消失して過去のものとなったのか。 いいや、そうではない。 確かにヨウ素131のような非常に短い半減期である放射性核種は環境中にはもう存在していないが、その一方で汚染の全体像は更に著しく複雑化しているのだ。)
To measure radiation levels in Fukushima, the Japanese government has installed monitoring posts that display the current atmospheric level of radiation on an electronic board. Measurements of radiation levels in the air are taken at different locations and compiled to create an average level of radiation for the cities of Fukushima.
(福島県での放射線レベル計測のため、電光掲示板上に現在の放射線量を表示するモニタリングポストを、日本政府は設置している。 そのモニタリングポストによる空気中の放射線量の測定は、県内の多くの場所にて実施されており、県内市町村の平均値を算出するためのデータソースが集められている。)
In recent years, measurements gleaned with these monitoring posts have provided very optimistic views of radiation levels in Fukushima. For instance, in official documents created by the Reconstruction Agency, the principal apparatus of the government of Japan tasked with the revitalization process of Fukushima, the atmospheric level of radiation in Fukushima prefecture is listed at about the same level as other major cities overseas, like New York, Shanghai, or Munich. This alludes to the fact that radiation exposure has reached normal levels. Such comparisons are, however, highly misguided.
(これらのモニタリングポストから収集された近年の計測値は、県内における放射線量が漸減傾向であるのを示しており、それは歓迎されるべきものである。 それは例えば、震災やその後のフクイチ事象からの収束や再生に携わっている復興庁によって作成された公式文書の中で、現段階での福島県内大気中の放射線量が、ニューヨークや上海、ミュンヘンといった海外の主要都市と同レベルであるといったものである。 これは暗に放射線被曝が通常レベルにまで回復したことを示唆していると考えられる。 だが実際、そのような比較は全くの見当違いであり、その文書の読者を誤った方向へと導こうとしている。)
Indeed, the levels of radioactivity in places like New York are mostly the result of background radiation, which is naturally occurring radiation from the soil or the sun. These are rays that pass through the body and leave. Fukushima, on the other hand, is dealing with the release of radionuclides, which are fission products from nuclear power plants. These radionuclides are not rays, but dust-like particles that can stick to the body and be inhaled or ingested. Weather factors like wind and rain have displaced many radionuclides like cesium-137, which accumulate in patchy locations, such as ditches, drainage areas, or playgrounds. Because of this uneven dispersion, monitoring posts often overlook the presence of hot spots, places where the level of radiation is significantly greater. Dissatisfied by state-sponsored monitoring, many citizen scientists have collectively tracked and monitored residual radioactivity in Japan, legitimizing the presence of hot spots.
(ニューヨークのような海外の主要都市での放射能は、その多くが大地や太陽がもたらすような自然放射線からのものである。 これらは人の体を通過するだけのものである。 しかし一方、フクシマのものは原子力発電所で核分裂によって人工的に生成された放射性核種から発せられるものであるからだ。 これらの放射性核種は自然放射されているような線でなく人体に付着、肺胞まで吸入または口腔内から摂取されるような塵(チリ)なのである。 またセシウム137のような放射性核種の多くは、風雨といった天候によって側溝や排水路または児童公園といったように不規則にちらばった場所に運ばれ蓄積されていく。 このような不均等なばらつきのため、モニタリングポストは頻繁に、線量が著しく高いホットスポットの存在を見逃してしまう。 このような国家政策によるモニタリングに不満をもち、科学に見識のある市民の多くが共同で、ホットスポットの存在を証明するため、残留放射能の追跡と観測を日本全国で行ってきた。)
県内で市民たちがガイガーカウンターで放射線量を計測-Maxime Polleri撮影
Monitoring posts are also strategically placed and their surrounding areas cleaned so that the levels of radiation remain lower. No monitoring posts are present in forests and mountains, which represent more than 70 percent of the area of Fukushima prefecture.
(また政府によるモニタリングポストの設置場所は事前に意図的に浄化されているので当然、その線量も低い値しか観測されない。 しかもより汚染が深刻であると予測できるような、福島県の七割以上を占める山間部には、全くモニタリングポストは設置されていない。)
On top of such problems, radiation posts only measure radiation in the form of gamma rays. Yet the disaster has also released radionuclides that emit ionized particles, that is, alpha and beta particles. These ionized particles are not taken into account by state monitoring posts, even though they are dangerous if inhaled or ingested. Consequently, the data accumulated by monitoring posts is partial and unrepresentative of the extent of radioactive contamination.
(加えて一番の問題は、線量計がγ[ガンマ]線のみを計測する点である。 何故ならフクイチ原発事故によって、α[アルファ]線やβ[ベータ]線を発するようなイオン化された放射性核種も数多く粒子として環境中に暴露されているからである。 一旦その粒子が吸入されたり摂取されたりすれば、健康を阻害する危険性が非常に高いにもかかわらず、政府によって設置されたモニタリングポストは、これらのイオン化された粒子からの線量を全く考慮しておらず、その数値は決して測定されない。 それ故、モニタリングポストによって集積されたデータは、断片的であり、放射能汚染の規模を適切に反映してはいない。)
Levels of radiation have also decreased due to a massive state-sponsored program of radioactive decontamination in the urban and rural areas of Fukushima. The process of decontamination consists of collecting and removing radioactive pollutants. Radionuclides are then contained in vinyl bags, so as to impede the risk of rescattering residual radioactivity. As a testament of the government-led decontamination, mountains of black plastic bags, filled with contaminated soil or debris, can be seen in many parts of Fukushima, forming a stark contrast against the emerald-green mountains of the region.
(福島県内の全ての住民居住区は、政府による大規模な除染作業があり、その地域での放射線量が下げられている。 除染作業は放射能汚染物質の収集と除去からなる。 残留放射能の再拡散を遅らせるために、収集された放射性核種はビニール製の袋に収められている。 その政府主導による除染の証として、本来は美しいはずのエメラルドグリーン色に包まれた山々の景色に、そぐわない汚染された土や瓦礫のつまった夥しい数の黒いプラスティック製の袋を県内の各所で目にすることが出来る。)
福島県内にある積まれた除染袋-Maxime Polleri撮影
As such, decontamination does not imply that radiation has vanished; it has simply been moved elsewhere. Yet in rural regions, where many of the bags are currently being disposed, far away from the eyes of urban dwellers, residents are still forced to live near the storage sites. Many rural residents have criticized the actual efficacy of the decontamination projects. For instance, vinyl bags are now starting to break down due to the build-up of gas released by rotten soil. Plants and flowers have also started to grow inside the bags, in the process tearing them apart. With weather factors, residual radioactivity inside the bags will eventually be scattered back into the environment.
(日本政府の除染作業自体は、放射線を消失させるようなことを意味するものではない。;それは単に汚染物質がどこか違う場所へと運ばれるだけのことを指している。 都市部住民の目に届かないように、幾千、幾万もの汚染袋が山間の奥地で整然と並んでいるだけであって、相変わらず田園地帯で、そこに住まいする人々の近くに保管され続けている。 この事態や発生しつつある新たな問題を受け、都市部でない、その保管場所近辺の地域住民の多くは、政府の除染作業の有効性に関して疑念を抱いており、政策に批判的である。 その新たな問題を例示するとそれらは、空気に触れていないために袋の中の土壌が腐敗を起こし、ガスを発生させ、ビニール袋が破損し始めている事や、袋の中でも植物が育ち、その成長が袋を破る事態が発生している件等である。 そうした事実や風雨による要因のため、遂には袋に閉じ込めたはずの残留放射能の環境中への再拡散も憂慮されている。)
In the end, state-sponsored monitoring and decontamination are remedial measures that manage the perception of radiation in the environment. However, this does not imply that radioactive contamination is gone – not at all. When we look at the official maps of radiation of northeastern Japan, levels are low, but there are many ways to make them appear low. With overall lifespan that exceeds hundreds of years, radionuclides like cesium-137 or strontium-90 will continue to pose a problem for decades to come. However, with the upcoming 2020 Tokyo Olympics, it is doubtful that the Japanese state will ever acknowledge this reality.
(このように政府の一連の放射線量モニタリングや除染作業といった政策を俯瞰すると結局それらは、環境中の放射線の知覚を排除しようとしただけの救済措置であるのではないか。 しかもこうした政策は全く、放射能汚染を除去させるような根本的な解決策では決してない。 にもかかわらず、日本の東北地方の放射線量についての政府公式発表汚染地図を見ると、線量が減少しているというのが窺える、がしかし、そこには今まで述べてきたような”そのように見せかけるための手法”が数多く採用されている。 だがセシウム137あるいはストロンチウム90といった放射性核種はその半減期に関わりなく、数百年間の間に亘って世代を超えて、その間の各世代に数十年にも及ぶような問題をもたらし続けるであろう。 しかしながら日本政府は、先に述べたような自分達にとって都合の良い方策で得た真実でないであろう事実でもって2020年の五輪オリンピックを強行させることであろう。)
五輪の旗が東京では既に見られる-Maxime Polleri撮影
Maxime Polleri is a Ph.D. candidate in the Department of Anthropology at York University and a MacArthur Nuclear Security Pre-doctoral Fellow at the Center for International Security and Cooperation in Stanford University.
(筆者であるMaxime Polleri はヨーク大学人類学部博士号の候補で、スタンフォード大学国際安全マッカーサー原子力安全博士号取得前評議員である。)
地球上に生息するあらゆる生物は、できるだけ放射線環境から自身を遠ざけることでその種の継続を図ってきた。 具体的には自然界に存在した放射線源が、引用にあるような宇宙からのものや土中からのものだけでなく、少ないながらもカリウム40といったような、自ら放射線を発する自然放射性核種も存在していた。 そして残念ながら全ての生物には、どれが放射性の物質で、どれが非放射性の物質であるかの見分けができない。 よって植物も含む全生物はそういった自然放射性核種を容易に摂取する可能性があったために、そういった物質の体内への蓄積を避け、どんどん摂取してどんどん排出させることで、被害を最小限度に抑えて生きながらえてきた。
地球上の全生命はこれだけの多大な労苦を経てその存続を果たしてきたと言うのに、人類は非常に愚かでマンハッタン計画以降、自然放射線というそれまでは非常に限られた、しかもその影響がより少なかった、ある種の放射能フリー環境を徹底的に破壊してしまった。 それまで地球上には決して存在していなかった二百以上もの、人工放射性核種を生成して環境中への暴露を開始してしまった。
原子力利用で環境中に排出されている二百種以上の人工放射性核種
また現在福島県を中心に問題となっている甲状腺異常や癌の発生と、放射能との関係及び該当地域の放射能汚染との因果関係にしても、下記引用にあるように天然のヨウ素は全て非放射性であったために、ヒトという種も安心してそれを甲状腺に貯留し利用してきた。 しかしながら人工放射性核種のひとつであるヨウ素131の登場により、その秩序が台無しになり、現況に見られるような東日本を中心とした日本での、人工対比での甲状腺がん等の著しく高い発生率をもたらしている。 フクイチ事象以前には、このような高い比率の甲状腺がんの発生は全く見られていない。 これは間違いなく、ヒトの体がフクイチ以後も全てのヨウ素が非放射性で安全であると認識し続けている結果導かれた状況であり、東京関東も含む東日本地域を核とした放射能汚染の状況をそのまま表していると考えられる。 最近もここ、阿修羅掲示板で東京に飛散した放射能はチェルノブイリの1000倍! なんて記事がこの板を賑わせたでしょう。 まんまそれがその証左ですよ。
以下「自然放射線と人工放射線の違い」市川定夫氏からわかる放射能の体内貯留と甲状腺異常がその地域の放射能汚染を示す証拠の根拠より抜粋
原発を推進される方々はいつもこれの比較
絶対にごまかされないでください
「人工放射線と自然放射線」の比較をして原発を推進する人はやるわけです
私達が本当に比較しなければならないのはこっちなんです
「人工放射性核種と自然放射性核種」
︙
ところがヨウ素。
ヨウ素はさっき言ったように、天然のヨウ素は全部非放射性でしょ。
放射能の無いヨウ素だから
われわれ、生物は安心して植物も安心して何百万倍も濃縮したし、
人間は安心して甲状腺に集めて利用しているわけです。
安全だったからそういう性質は貴重な優れた性質になり得たわけです。
ところが、その安全だった元素に放射性の核種をつくったらダメなんです。
濃縮するものを考えてみますと、
いままでその元素には放射性がなかった、
そういう元素に放射性のものを作ったときに濃縮する。
︙
これまでその元素に放射性がなかったものに、放射性のものを作ったときに、濃縮する。
それが人工放射能の濃縮。
いままで、天然の放射能に濃縮するものはないというのは適応の結果なんです。
ところが、我々が進化と適応の過程で一回も遭遇したことがない、
原子力が始まってから初めて出来たものに対して、我々はそういった適応を持っていないんです。
︙
ところがそれは間違っている。
挙動の違いがあったわけです。
濃縮するかしないかという。
このように人類の原子力利用は、全生物にとって安全だった、それまでの放射能フリー環境秩序を大崩壊させてしまったからこそ、地球の将来がないだの、破滅するだの今まで言ってきたのに…。 誰も真剣に考えやしない、それどころか未だにありもしない人為的温暖化の切り札とかいって原子力の利用促進を謳ったり、支持したりしている始末。 こういっている今もフクイチからは、生物にとって脅威でしかない大量のホット・パーティクル化した(ホット・パーティクルを知る第一歩/放射性物質はいかに飛散し人体に入り込むのか(1)(2) 私設原子力情報室)人工放射性核種やその化合物が環境中に垂れ流し状態です。
なのに我がアベ阿呆政権と自己中保身忖度官僚どもは、上記引用にあるように線源となる土壌や瓦礫を破損しやすいフレコンバックに詰めて人気の少ない場所に運び、γ線しか拾わないような矮小化モニタリングポストを、先に徹底除染した場所に置き、やれニューヨークや上海と線量がおんなじだといって、”創造された安全”を鼓舞して住民の帰還を先導し、五輪の強行を目論んでいる。 その上、九機もの原発を再稼働させ、今後もそれを推進させる動きを止める気配すらない。
原子力利用の本質は、あらゆる生物の存続の否定に他ならない。
だから日本以外の世界の相当部分は、ようやく脱原発に舵を切り始めようとしている。 でも、敵味方の区別の出来ないような殺戮機器はもはや兵器としての蓋然性も失っているのに、原爆がまだ残ってるし、人類ってつくづく愚かな生き物…。 生物兵器も左に同じって考えると時既に遅しってカンジー。 もってあと今後二、三世代かなー。
引用部以外はオリジナル
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- 《萩原健一さん死去…68歳、消化管間質腫瘍で》ほらね、言ってる間にも人工放射性核種の摂取が原因と疑われる事例が芸能界でも お天道様はお見通し 2019/3/28 23:52:40
(0)
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