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食品中の放射性セシウム検査のまとめ(3月20日発表)―福島産コモンカスベ・県漁連は161(Bq/kg)、福島県は222件中219件でND―
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2019/03/21(木) 19:53:18 めげ猫「タマ」の日記
食品中の放射性物質の検査結果を厚生労働省は発表しています(1)。また、厚労省以外の発表もあります(2)。3月20日に3月1日までの食品中の放射性セシウムの検査結果が約19遅れで発表になりました(3)。まとめてみたので、お買い物の参考になればいいかなと思います。先回に続き今回もしっかりセシウム汚染食品が見つかっています(4)。牛肉を除く検査結果の概要は以下の通りです。
@検査数791件中9件の基準超え
A平均は、1キログラム当たり4ベクレル、最大320ベクレル(福島県産イノシシ)。
事故から8年を過ぎて見つかるセシウム汚染食品
※1 牛肉を除く
※2 単位については(5)を参照
※3 基準超えは全てが野生キノコ
図―1 食品中の放射性セシウム検査結果のまとめ(3月18日発表分)
色分けは以下の通りです。
赤マーケットから基準値(6)超えの食品が見つかった県
橙出荷制限対象外の地域・品目から基準値超えの食品が見つかった県
黄基準値超えの食品が見つかった県
今回の発表から
・福島産コモンカスベ・県漁連は161(Bq/kg)、福島県は222件中219件でND
・汚染が酷い最大産地を検査せずに、ニラは検査で安全確認を主張する福島県
・突然に見つかり出した福島県いわき市産菌床シイタケのセシウム
などの特徴が読み取れ福島産は安全とは言えません。
1.福島産コモンカスベ・県漁連は161(Bq/kg)、福島県は222件中219件でND
1月に福島県漁連の検査で福島産コモンカスベから基準値の1キログラム当た値100ベクレルを超える161ベクレルのセシウムが見つかりました(7)。以下に2019年以降の検査結果を示します。
福島の検査では殆どがNDのコモンカスベ
※1(1)(8)(10)を集計
※2 NDは検出限界未満(見つからない事)を示す。
※3 日付けは捕獲日
図―2 コモンカスベの検査結果
図に示しように、その後に福島県が追加検査をしました。そしたら殆ど検出限界未満(ND)です。厚生労働省や福島県の発表(1)(2)(10)を集計すると、2019年以降の検査で
検査 166件中164件で検出限界未満(ND)、最大で1キログラム当たり9.3ベクレル
です。福島県の検査では基準超が見つけられません。
厚生労働省の発表(1)を見ると、コモンカスベ等の福島産農水産物の出荷前検査は福島県農林水産部に属する(11)、福島県農業総合センターが実施しており、中立性に疑問があります。
福島産は基準超を見つけられない福島県の検査で「安全」とされ、出荷されます。
2.汚染が酷い最大産地を検査せずに、福島産ニラは検査で安全と主張する福島県
3月に入り冬が終わりました(12)。福島を代表する冬野菜にニラがあります(13)。検査状況を以下に示します。
伊達市産ニラを検査しない福島県
※1(14)のデータを(15)に示す手法で3月1日に換算
※2 旧避難区域は(16)による。
※3 ニラの検査は(17)による。
図―3 福島産ニラの検査状況
図に示しように福島では国が除染が必要とする毎時0.23マイクロシーベルトを超えた(18)地域が広がっています。
福島県のニラの最大産地は伊達市です(19)。図に示す様に同市は旧避難地域に接し、汚染されています。しかし検査はされていません。それでも、福島県は福島産ニラは検査で「安全」が確認されたと主張しています(21)。
福島産は汚染が酷い主要産地を避けた検査で「安全」とされ、出荷されます。
3.突然に見つかり出した福島県いわき市産菌床シイタケのセシウム
以下に福島県いわき市産菌床シイタケの検査結果を示します。
急にセシウムが見つかりだした福島県いわき市産菌床シイタケ
※1(1)を集計
※2 NDは検出限界未満(みつからない事)を示す。
※3 日付けは収穫日
図―4 福島県いわき市産菌床シイタケの検査結果
図に示す様に2013年意向は検出限界未満(ND)が続いていたのですが、ここ1年は度々見つかっています。
福島産のセシウム含有量は上昇することがあります。過去の検査結果は「安全」であったとしても、今は分かりません。
<余談>
図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
・19日の遅れで発表される検査結果
・他所より低くでる検査で安全とされ出荷される福島産
・汚染が酷い主産地を検査しなくても、検査で安全とされ出荷される福島産
・セシウム含有量が上昇する事がある福島産
(=^・^=)は不安なので
「買わない」「食べない」「出かけない」の「フクシマ3原則」
を決めています。でも、これって(=^・^=)だけでは無いようです。
福島を代表する農畜産物に牛肉があります(22)。福島の牛肉は美味しいとのことです(23)。福島県は福島産牛肉は「安全」だと主張しています(20)。でも、福島県福島市のスーパーのチラシには福島産牛肉はありません。
他県産はあっても福島産牛肉が無い福島県福島市のスーパーのチラシ
※(24)を引用
図―5 福島産牛肉が無い福島県福島市のスーパーのチラシ
―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
http://mekenekotama.blog38.fc2.com/blog-entry-2842.html
(1)報道発表資料 |厚生労働省
(2)モニタリング検査結果【詳細】 - 福島県ホームページ
(3)食品中の放射性物質の検査結果について(第1124報)
(4)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(3月18日発表)―青森県産マダラからセシウム、福島産は476件連続ND ―
(5)めげ猫「タマ」の日記 ベクレルとシーベルト
(6)食品中の放射性物質への対応|厚生労働省
(7)コモンカスベから基準超セシウム 全量出荷停止 福島・広野沖 | 河北新報オンラインニュース
(8)福島県における魚介類の試験操業に関するポータルサイトです中の「相馬双葉地区」および「いわき地区」
(9)品目から探す | 福島県農林水産物・加工食品モニタリング情報
(10)(9)を「魚介類」⇒「か行」⇒「こ」⇒「コモンカスベ」で検索
(11)農林水産部 - 福島県ホームページ
(12)冬 - Wikipedia
(13)冬 | ふくしまの野菜 | JA全農福島
(14)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成27年9月12日〜11月4日測定) 平成28年02月02日 (KMZ, CSV)」
(15)めげ猫「タマ」の日記 半減期でしか下がらない福島の放射線
(16)避難区域見直し等について - 福島県ホームページ
(17)品目から探す | 福島県農林水産物・加工食品モニタリング情報を「野菜⇒な行⇒に⇒ニラ、ニラ(施設)で2018年12月1日以降で検索
(18)国(環境省)が示す毎時0.23マイクロシーベルトの算出根拠|東京都環境局 その他について
(19)福島県[伊達市]の農作物 | さやえんどう 夏秋きゅうり すもも 桃 ニラ 柿 | 生産/収穫/作付面積 | 福島県と日本の中の順位 | 市町村 | ジャパンクロップス
(20)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(21)(20)中やさい編 [PDFファイル/173KB]
(22)ふくしまイレブンエッセイ - 福島県ホームページ
(23)福島牛販売促進協議会
(24)チラシ情報 | スーパーマーケットいちい
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