そもそも日本国内に「自動車の計画的旧式化」とか「複数販売チャネル」を持ち込んだのはトヨタだ。それまでは日本国内でも自動車のモデルチェンジなんてなかったのだ。スバル360は、改良を重ねて12年間製造された。

それが1966年のマイカー元年以来、自動車をわざと旧式化させるモデルチェンジを頻繁に行ない、車種をやたらと増やして販売チャネルをいくつも増やしたり、押し売りみたいに売りまくってきて急成長してきたのである。

トヨタの押し込み販売のために地方では田畑を次々と売る農家が続出し、最後は自宅すら残っていなかったという例もあるほどだ。このようなモラルのなさは、社会に悪影響を与えてしまった。収入がないのに自動車を頻繁に買い替える習慣が日常化し、1980年代のハイソカーブームで親たちは若者になけなしの金を出さされてしまい、困窮していったのである。

労働者はこき使い、自殺者続出。精神病患者も多く、トヨタは奴隷工場だと告発する本も出され、各国語に翻訳されたのである。(駐　自動車絶望工場と言う本です。)

頻繁にモデルチェンジするもんだから、他社も対抗上頻繁にモデルチェンジしないと販売で負けるため、長年続けた結果、日産自動車は倒産寸前の状況まで追い込まれたのである。

●一企業が社会に与えた影響の大きさで言えば、トヨタの右に出る企業はないだろう。このまま日本に存在していいものなのか、根本的に考えないといけない。こちらオーストラリアでは、オーストラリアドルが高くなってトヨタは撤退していきました。そんなもんですよ。金儲けができなくなったら、出ていくんです。

Isuzu Bellett
https://www.youtube.com/watch?v=6bacqhWjU_k
●トヨタの仕掛けたモデルチェンジ攻勢に負けてしまったのが、いすゞ自動車でした。ベレットは1963年〜1973年まで製造されましたが、1970年代に入ってからの販売は不振を極めたのです。

この動画のベレットは、左ハンドルです。フィンランドみたいですね。50年以上経っていますが、このように動いています。いいものを長く使うことこそ、本当の環境対策でしょう。自動車は本来進化しなければならない方向から大きくずれています。トヨタの責任は大きいですよ。これからは長期生産、長期使用の時代だ。大きくなりすぎて、その方向に転換できないトヨタは、退場してもらうしかありませんね。

自分は自転車以外運転しない者ですが日本の道路を走っている車の姿カタチ
の醜悪さに、この頃ほんとに嫌な気持ちになります。

　コンパクトに品のよいカタチというものがない。
前面が異常に「デカい面」をしており米国のマンガ
に出てくる（バットマンが乗ってる車とかの類）物
の安物版という感じ。
宅配業者が使っている業務用車のほうがずっと好ま
しいですワ。

組織の性格は表に現れるものですね。
当然ですが。