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2023年2月10日 19時16分
https://www.tokyo-np.co.jp/article/230532?rct=world
【北京=石井宏樹】台湾の最大野党国民党の夏立言かりつげん副主席(副党首)が中国を訪問し、9日に台湾政策を担う中国国務院台湾事務弁公室の宋濤そうとう主任と会談した。台湾では来年1月に総統選を控えており、国民党は中国との経済的な結び付きを深めて与党民進党をけん制したい思惑があり、中国は国民党との関係を深めることで、民進党政権や台湾世論に揺さぶりをかけようとしている。
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台湾事務弁公室によると、宋氏は会談で「台湾独立に反対する共通の政治的基礎の下、国民党との交流を強めたい」と話した。国民党の発表によると、夏氏は「中台関係を短期間に改善するのは難しい」としながらも「政治的な違いが経済や貿易、生活に影響することを避けたい」と強調した。
夏氏の訪問は、対中融和を進めて中国との経済的な結び付きを強めることを強く意識している。宋氏との会談でも中国による台湾産農水産物の輸入禁止措置に触れ、「民衆が直面するさまざまな困難を解決していきたい」と協力を求めた。
中国側もそんな国民党を後押しする。台湾事務弁公室の報道官は8日の記者会見で、「小三通」と呼ばれる福建省と台湾離島を結ぶ船便の早期の全面再開を呼びかけた。新型コロナウイルスの感染拡大で3年近く運航が止まっていたが、10日に泉州—金門間の定期便が再開した。経済活動や往来の活発化を通じて台湾世論の軟化を図り、民進党政権をけん制する狙いがありそうだ。
夏氏は8日から10日間、北京や上海などを巡って台湾人の実業家らと交流する。9日に夏氏が出席した台湾実業家との座談会では、参加者から「中台の緊張がビジネス上の不要なリスクになっている」と声が上がるなど、与党民進党が進める対中強硬路線のマイナス面を印象づけたい考えだ。
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