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政権が自民主体に戻ってから、戦時中の愚行については「蒸し返す被害者が悪い」と言わんばかりの強硬策が外交を乱してきた。被害者側の立場に立つことが、解決の基本なのだが。
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韓国政府が日本に期待する「誠意ある呼応」とは何なのか 崔恩美・峨山政策研究院研究委員に聞いた
2023年2月18日 06時00分
https://www.tokyo-np.co.jp/article/231804
<徴用工問題解決案を語る>@崔恩美チェウンミ・峨山アサン政策研究院研究委員
韓国最高裁が2018年に日本企業に賠償を命じた元徴用工問題の解決を巡り、日韓の詰めの協議が続いている。韓国政府は既存の財団による賠償の肩代わり案を示すが、韓国内では原告らの反発もあり解決はなお見通しにくい。識者へのインタビューを通して、日韓の現在地を考える。(聞き手=ソウル・木下大資、写真も)
◆「解決しようという尹政権の意志は固い」
*崔恩美さん https://static.tokyo-np.co.jp/image/article/size1/6/3/0/2/6302cf46d8137497af070c0851ac1d33_1.jpg
韓国政府が日本に期待する「誠意ある呼応」とは何を求めているのか、と聞かれることがある。言葉の意味としては「誠意ある自発的な取り組み」が近い。韓国の世論が政府の解決案を受け入れるには、韓国人の心に届くような日本側の措置が鍵になる。
徴用工問題の解決には、法的な側面だけでなく、韓日の長い歴史の中で積み重なった「感情問題」を解きほぐす必要がある。第三者である韓国の財団が日本の被告企業に代わって原告に弁済する案は、最高裁判決を尊重しながら韓日関係を守りたい尹錫悦ユンソンニョル政権の「苦肉の策」だ。
この案に対して韓国内では「屈辱外交だ」といった批判も強い。「被告企業が原告に直接賠償することはできない」という日本の立場は理解するが、適切なタイミングでの日本側の協力がないと、韓国内で理解を得られず政府の解決案は意味がなくなる。
原告側が望む被告企業の謝罪や資金拠出があればいいが、韓国政府も日本政府も企業に直接それを要求することはできない。自発的な動きを期待するしかないとの意味で「呼応」という表現になったのだろう。
一方で、感情問題を解決するためには日本政府の役割が重要だ。これまでの流れで言うと、「日本が本当に過去の歴史を反省しているのか」が韓国国民からは見えにくいので、それを促したいという面があるとみられる。
もちろん、日本は植民地支配の歴史を反省する談話を何度も出してきた。公式に閣議決定したことは、日本の感覚では高いレベルの政治的決断だし、ある意味言葉による謝罪より大きいことかもしれない。でも残念ながら韓国人の心には響かなかった。韓国人が望むのは被害者の心を慰め、共感してくれることだ。美辞麗句よりも、韓国人の心に響く日本側の努力が求められる。それがうまく伝わるために、最も大事にしなければならないのは相手側の観点ではないか。
日本政府はこれまでさまざまな機会で謝罪や反省を表明してきたが、日本国内からそれに反する発言が出ると、韓国の観点からは「表面的に謝罪しても、実は認めていない」と見えてしまう。その意味で「誠意」という言葉が出てきたのだろう。
韓国の政権にとって、韓日問題はへたに触ると支持率が下がる敏感な分野だ。それにもかかわらず、徴用工問題を解決しようという尹政権の意志は固く、誠意を持って韓日関係の発展に取り組んでいると評価できる。日本も国内的に難しさがあるのは想像できるが、韓国の努力に応えてほしい。
・チェ・ウンミ 韓国の国立外交院日本研究センター研究教授などを経て2019年から現職。韓国外務省が元徴用工問題の解決策を探るため昨年7〜9月に開いた官民協議会に参加した。
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随時掲載します。
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- 韓国政府がまずできることを 双方「和解委員会」設け歴史問題協議すべき(けしからん、では永久平行線) 戦争とはこういう物 2023/3/06 09:32:08
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- 「談話の継承」は謝罪の意味をなさない 元徴用工問題が韓国に残した傷、想像以上に深い(保守政権は理解できるか?) 戦争とはこういう物 2023/3/06 09:38:26
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