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北朝鮮の飛翔体は潜水艦発射弾道ミサイルだった可能性−韓国軍
延広絵美、Shinhye Kang、Jihye Lee
2019年10月2日 10:39 JST 更新日時 2019年10月2日 12:45 JST
島根県沖北約350キロの排他的経済水域に落下も−日本政府
SLBMなら2016年、日本のEEZ到達なら17年11月以来
北朝鮮は2日、潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)を発射した可能性がある。韓国軍合同参謀本部が発表した。北朝鮮は発射の数時間前に、米国との実務者協議を再開すると表明していた。
同本部によると、飛行距離は450キロメートル、最高高度は910キロメートル。日本政府は島根県沖北約350キロの日本の排他的経済水域(EEZ)内に落下したとみられると発表した。菅義偉官房長官は当初、2発との見方を示していたが、午前11時半すぎの記者会見で「現時点においては1発の弾道ミサイルが発射され、2つに分離して落下した可能性がある」と修正した。
北朝鮮は5月から陸上発射ミサイルの短距離発射試験に着手していた。SLBM発射となれば2016年以来で、韓国によれば当時の飛行距離は約500キロ。日本のEEZ内に北朝鮮の弾道ミサイルが到達するのは17年11月以来となる。
安倍晋三首相は2日午前、弾道ミサイルの発射は関連する国連安全保障理事会決議に違反しており、「厳重に抗議し、強く非難する」と述べた。菅官房長官も記者会見で「極めて遺憾」として直ちに北京の大使館ルートを通じて北朝鮮に抗議したことを明らかにした。
首相は国民への迅速・的確な情報提供、航空機・船舶などの安全確認の徹底に加え、不測の事態に備え万全の態勢を取るよう指示した。政府は国家安全保障会議を開き、今後の対応を協議した。
韓国は現地時間午前7時50分(日本時間同じ)、鄭義溶(チョン・ウィヨン)国家安保室長が主宰する国家安全保障会議(NSC)を開催。5日の米朝実務者協議を前に北朝鮮がミサイルを発射したことに強い憂慮を表明した。発射の意図を分析するとしている。米政府高官はブルームバーグに対し、北朝鮮によるミサイル発射の報道は承知しており、引き続き状況を監視し、地域の同盟国と緊密に協議していくとコメントした。
外為市場ではドル・円相場が午後12時45分現在、1ドル=107円84銭近辺で取引されている。
北朝鮮は16年から17年にかけ、核実験や大陸間弾道ミサイル(ICBM)級を含めた弾道ミサイル発射を繰り返し実施。17年11月に米国全体を射程に入れたとするICBM「火星15」発射後に「核戦力の完成」を宣言していた。
Where's North Korea's Missile Could Reach - Japanese
北朝鮮ミサイルの到達可能範囲Bloomberg
18年以降は3回の米朝首脳会談を行うなど対話路線に転じていたが、19年に入ると短距離ミサイルの発射を繰り返し行っている。防衛省は先月、北朝鮮が5月以降発射したミサイルには2種類の新型ミサイルが含まれていたと分析。もう1種類、別の新型を発射した可能性もあるという。同省は発射準備に時間が掛からない固体燃料が使用されるなど、北朝鮮がミサイル関連技術の能力向上を図っているとしている。
北朝鮮による最近の短距離ミサイル発射について、日本政府は国連安保理決議違反だと非難しているのに対して、トランプ米大統領は「比較的小型のミサイルしか試験していない」と問題視しない姿勢を再三示していた。
(菅官房長官の記者会見での発言を第2、4段落に追加し、更新します)
最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-10-02/PYQ3NHT0G1L101?srnd=cojp-v2
韓国がミサイル情報共有要請 GSOMIA通じ日本に
日韓対立 朝鮮半島
2019/10/2 11:53
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【ソウル=恩地洋介】韓国の鄭景斗(チョン・ギョンドゥ)国防相は2日、北朝鮮による潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)発射を巡り、日韓の軍事情報包括保護協定(GSOMIA)に基づいて日本側に情報共有を要請したと明かした。韓国政府は8月23日にGSOMIAの破棄を日本に通告したが、情報共有は11月22日まで継続する。
北朝鮮がミサイルを発射した場合、日韓は米国の早期警戒衛星を通じて得た情報と合わせ、レーダーを使って軌道や弾種を分析する。ただ、日韓は地理的な条件から把握できる情報が異なるため、情報交換が必要となる。韓国の場合、ミサイルが日本列島を越えると、着弾時の情報収集が難しくなる。
【関連記事】 北朝鮮が弾道ミサイル発射 「SLBM」と韓国軍
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO50484940S9A001C1MM0000/
北朝鮮が弾道ミサイル発射 「SLBM」と韓国軍
北朝鮮 政治
2019/10/2 7:59 (2019/10/2 9:26更新)
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2016年8月、北朝鮮の労働新聞が掲載した、潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の水中発射実験の写真=共同
2016年8月、北朝鮮の労働新聞が掲載した、潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の水中発射実験の写真=共同
【ソウル=恩地洋介、ワシントン=永沢毅】韓国軍合同参謀本部は2日、北朝鮮が午前7時11分ごろ、江原道の元山(ウォンサン)北東部の海上から日本海に向けて弾道ミサイルを発射したと明かした。飛行距離は約450キロメートル、最大高度は910キロメートルで、潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)とみられる。北朝鮮がSLBMを発射するのは2016年8月以来。
韓国大統領府は2日午前の国家安全保障会議(NSC)で「北朝鮮がSLBMを試験発射した可能性に重きを置く」と判断した。北朝鮮が16年8月に発射したSLBM「北極星」は距離、高度ともに約500キロメートルだった。今回は高度が900キロメートルを超えた。意図的に高角度で打ち上げた可能性もある。
専門家は通常の角度で発射すれば射程は数千キロで日本をはじめ米国の一部が射程に入る可能性があると指摘する。潜水艦からの発射は攻撃を把握しにくいほか、奇襲もしやすくなるため脅威が高まるのは必至だ。
【関連記事】
・米朝、5日に実務者協議開催へ 北朝鮮高官が表明
米政府高官は「北朝鮮がミサイルを発射したとの報道を把握している。状況を注視し、地域の同盟国と緊密な連携を続けている」と語った。
菅義偉官房長官は2日朝の記者会見で、飛翔体を「2発の弾道ミサイル」と指摘した。この後、1発が発射されて2つに分離して落下した可能性があると修正した。
河野太郎防衛相は2日午前、1発が島根県隠岐諸島の島後沖約350キロメートル付近に落下したと発表した。日本の排他的経済水域(EEZ)内にあたる。ミサイルが日本のEEZ内に落ちたとすれば、17年11月以来となる。
菅氏は記者会見で、現時点で船舶や航空機への被害は確認されていないと説明した。海上保安庁は同日朝、船舶に航行警報を出し船舶に注意を呼びかけた。
安倍晋三首相は国連安全保障理事会の決議違反だと訴えたうえで「厳重に抗議し、強く非難する」と語った。米国など国際社会と連携しながら「国民の安全を守るために万全を期す」と強調した。首相官邸で記者団に答えた。政府は2日午前、首相官邸でNSCを開き、対応を協議した。
北朝鮮の飛翔体発射について記者の質問に答える安倍首相(2日午前)
北朝鮮の飛翔体発射について記者の質問に答える安倍首相(2日午前)
政府は北京の大使館ルートを通じ北朝鮮側に抗議した。外務省の滝崎成樹アジア大洋州局長は米国のビーガン北朝鮮担当特別代表と電話で協議し、日米や日米韓で緊密に連携すると確認した。
一方、菅氏は記者会見で、北朝鮮による日本人拉致問題の解決に向け、前提条件をつけず日朝首脳会談を目指す方針に変わりはないと説明した。
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