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2018-12-18 06:02
最初に、遅ればせながら、B4さんの「51%の真実」の記事をご紹介したい。
『理想的な選挙制度を考える4 〜小選挙区割り得票率方式全国区制1〜 (選挙制度考察10)』だ。<関連記事・『理想的な選挙制度を考える3 〜中選挙区制〜 (選挙制度考察9)』>
B4さんもmewも、今の選挙制度や自民党と公明党の選挙協力のあり方には、大きな問題があると考えている。(・・)
mewは個人的には、衆院は中選挙区制に戻して、複数の政党が各党の思想・理念に基づいた公約を掲げて選挙を戦った方がいいと。そして、第一党になった政党と重要な理念や政策が一致する政党が連立政権を組めばいいと考えている。
<尚、理想としては、基本的にどの政党も党議拘束は外して欲しいと考えている。正直なところ、比例選も「どうかな〜」という感じがある。^^;>
B4さんが今回、考え出した「小選挙区割り得票率方式全国区制」は、実に興味深く、いい結果につながりそうではあるのだけど。小選挙区制だと、どうしても二大政党制、またはそれに準ずる形をとらざるを得なくなる。
でも、今の日本の政党の状況を見ると、まだ昔風に言えば「保守ー革新」のような2つの大きなグループに分けるのは難しいと思うのだ。昨今の自民党や民主党のように、激しい党内対立が繰り返されることになるし、それを裂けようとすれば、ムリが生じてしまう可能性が大きいからだ。(・・)
<実際、今の安倍自民党の中で、安倍官邸の思想や政策の多くに賛同している議員は半分もいないのだが、党内対立や安倍官邸に干されることをおそれて、自分の意見が言えずにいる。
そうなると、非安倍の自民党や議員を支持した人の中には「話が違う」と考えている人も少なくないはずで。民意の吸収という政党の最大の役割を果たせず、mewは、実質的な死票になっているように思うのだ。(**)(それこそ公明党なんて、大部分の支持者の考えとかけ離れた安倍自民党をサポートする役割を担っているわけで。支持者の民意の吸収率は最低だと言えるだろう。(~_~;)>
* * * * *
まあ、この選挙制度のあり方や、二大政党制の是非などの問題は、これから多角的に考えて行かなければならないことだと思うし。今後もちょこちょこ取り上げて行きたいと考えているのだが・・・。
来年に参院選を控えて、選挙制度はまだ変えられないけれど、野党の選挙協力や連携のあり方は大きな問題だと思うし。またmew的にはかなり迷っている問題でもある。(-_-;)
mewは個人的には、最も考えが合う立民党には、できるだけ他党に安易な妥協をすることなく、わが道を行って欲しいと思っているのだが。<基本的な考え方の異なる政党や議員と安易に共闘や連携をすると、旧民主党のように不毛な対立が多くなるばかりで。支持者の考えや期待に応えられないので。(ぶっちゃけ、支持しているとムカつく。支持しきれない。投票する気を失うことも。>
ただ、折角、国民がだんだん安倍自民党の政策ややり方に疑問を覚え始めていて、支持率が低下しつつあるにもかかわらず、このままでいいのかと。もしこのまま野党がバラバラだと、来年の統一地方選や参院選で、また自民党を勝たせて、安倍政権を長引かせることにつながり、結果として安倍自民党をサポートすることになりかねないからだ。(-"-)
で、mew周辺では「ともかく次の参院選は、参院で自公維希が改憲発議に必要な2/3を割れるように、できれば過半数を割れるようにするために、ここは多少、妥協してでも、野党共闘を進めるべきではないか」と言う声が出ているし。
mewも、まずは安倍首相の改憲を阻止&安倍政権を終焉のために、またねじれ状態安倍自民が国会での好き勝手なことがしにくくなるようにするために、その方がいいのかな〜と迷ってしまうところがあるのだ。_(。。)_
ただ、少なくとも立民党の枝野代表と国民党の前原誠司氏は、参院選で5党+αの完全な野党共闘を行なうことは考えていないし。また枝野代表は、以前から言っていたように、定員2人以上の選挙区で(1人区の候補者選出でも?)、立民党と国民党の対決を回避する気はないようだ。(゚Д゚)
これは、先月アップした『前原が妙な動きを始めたわけ〜秘書が参院選に出馬で共産を敵視、立民とも対立。保守新党を目指す』の続きになるのだが・・・。
国民党の前原氏は、昨年の民進党解体事件(&希望の党惨敗事件?)を起こしてから、オモテ向きは少しおとなしくしていたのだが。今年8月に国民党内での復権を考えてか、京都府連の会長選に立候補して選出されることに。(*1)
そして、改めて保守二大政党制実現を目指し、自民党と対峙する「保守リベラル」政党作りに向けて動き出すと共に、次の参院選で地元・京都の選挙区に自分の秘書を擁立することを決め、選挙運動を始めたのだ。(@@)
京都は、かつては社共が強く、参院の選挙区では自民党と社会党か共産党が1議席ずつ分け合うことが多かったのだが。民主党ができてからは、自民党と民主党が1議席ずつとる形が続いていた。(・・)
しかし、2013年の参院選で、前原氏が全面支援した北神圭朗氏が落選し、15年ぶりに共産党に議席を渡すことになる。(-"-)<北神氏は元前原Gの保守タカ派。12年の衆院選で落選したことから、参院選に擁立することにしたようだ。>
もともと共産党を敵視している前原氏は<シロアリ政党と批判して拒んだぐらいで>、自分の地元で自分が推した候補が共産党に負けたことをかなり悔しがっていた様子。
ただ16年の参院選では、同じ民主党で京都選挙区で連続当選していいる福原哲郎氏出馬することになっていたので、じっとしていたのだが。来年の参院選では、共産党当選者にリベンジを果たすべく、松下政経塾の後輩で自分の秘書を務めて勉強中だった斎藤勇士アレックス氏(33)を擁立することに決めたのである。(・・)
* * * * *
『国民、前原氏秘書・斎藤氏擁立へ 来年の参院選京都選挙区印刷用画面を開く
国民民主党京都府連が、来年の参院選京都選挙区(改選数2)に衆院議員秘書の斎藤勇士アレックス氏(33)=京都市下京区=を擁立する方針を固めたことが22日、分かった。近く党本部が公認決定する見通し。
斎藤氏はスペイン出身、同志社大卒。5歳で来日して大阪府守口市などで暮らした。証券会社勤務を経て2013年4月、松下政経塾に入塾。17年4月から党府連会長の前原誠司衆院議員(京都2区)の秘書を務めている。
同選挙区では13年参院選で、国民民主の前身の民主党が北神圭朗前衆院議員を擁立したが、日本維新の会やみんなの党など野党乱立の影響もあり、議席を維持できなかった。
来年の参院選の同選挙区では、自民党が現職の西田昌司氏(60)、共産党も現職の倉林明子氏(57)の公認を決めている。国民府連は8月以降、独自候補擁立を目指している旧民主系の立憲民主党府連と一本化に向け協議を続けていたが、折り合えなかった。
前原会長は取材に対し「自民、共産の現職は知名度が高く、新人で戦うにはいつまでも一本化に時間を浪費できない」と説明した上で、「非自民非共産の大きな塊を求める府民は多く、一本化が望ましいことには変わりない」としている。(京都新聞18年10月23日)』
前原氏は立民党に斉藤候補の支援を要請していたようで。立民党の参院幹事長でもある福山氏は、同じ民主党の京都府連でかわいがって来た後輩だし、OKしてもらえると考えていたかも知れないのだけど、そうは行かなかった。^^;
『立憲民主党の枝野幸男代表は16日、京都市内で記者会見し、来年の参院選京都選挙区に、新人で会社経営の増原裕子氏(40)を公認候補として擁立すると発表した。
増原氏は自らが同性愛者であることを公表しており、経済評論家の勝間和代さんのパートナーとして知られる。
枝野氏は、増原氏について「多様性のある社会に向けて貴重な経験と能力」を持っていると指摘。同席した増原氏は「すべての人が息がしやすい社会をつくるため、安倍政権と対峙(たいじ)していきたい」と強調した。(時事通信18年12月16日)』
* * * * *
『国民と立民、さながら「代理戦争」参院選京都、支持者は危ぶむ声
立憲民主党の枝野幸男代表は16日、来夏の参院選京都選挙区(改選数2)を「必勝区」と位置付け、性的少数者(LGBT)コンサルタント会社社長の増原裕子氏(40)を擁立する方針を正式発表した。一方、国民民主党は、既に公認した前原誠司府連会長(衆院京都2区)の前秘書、斎藤アレックス氏(33)で一歩も引かぬ構えだ。民主党政権の中核を担った同志が候補を立てぶつかり合う構図に、支持者からは共倒れを危ぶむ声が出ている。
「立憲らしい考え方、経歴の候補者が勇気を持って立ち上がってくれた」。枝野代表は会見で、増原氏へ寄せる期待を語った。増原氏はレズビアンとして悩み、経験をもとにLGBT支援の会社を起業。多様性を認め合う社会づくりに取り組んできた経歴を持つ。
当初、立民府連は別の40代女性の擁立を検討していた。10月、立民と国民の候補者一本化を求める連合京都が、先に候補を決めた国民の新人を推薦する方針を決定。立民が「より有名でインパクトが強い人」と選んだのが増原氏だった。
枝野代表は「福山哲郎幹事長(参院議員)のお膝元であり、昨年衆院選では自民党に次ぐ比例票をいただいた。潜在的支持層は広い」と強調。必勝区として支援に総力を注ぐ考えを表明した。
一方、国民の斎藤氏は前原氏や福山氏と同じ松下政経塾出身。スペイン人の父と日本人の母の間に生まれ、3カ国語を操る。5歳で帰国後は母子家庭で育った。日本社会の国際化が進み外国にルーツを持つ子どもも増える中、前原氏は「これからの日本社会の力になる人材。国際的に活躍する政治家になってもらいたい」と太鼓判を押す。半年以上前から意中の候補として温めてきたが、一本化の可能性を探るため公認決定を10月まで延ばし、出遅れたという。
国民の党支持率は低迷するが、消費税増税などの対応で立民とは路線が異なり、府連は主戦論でまとまっている。16日、前原氏は取材に対し「立民とは『敵の敵は味方』の関係だが、こちらが立候補を断念することはない」と断言した。
民主党結成時から中心となり、京都では自民、共産と並ぶ勢力にまで育ててきた福山氏と前原氏。支持者からは「このままでは参院選が2人の代理戦争のようになってしまう。候補一本化の道を捨てないで」との望みも聞かれる。
京都選挙区には、自民党現職の西田昌司氏(60)と共産党現職の倉林明子氏(58)が立候補を決めている。(京都新聞18年12月16日)』
『連合京都は国民民主党の新人で前原誠司衆院議員(京都2区)の元秘書、斎藤アレックス氏(33)を推薦するが、立憲府連会長の福山哲郎参院議員(京都選挙区)は「(定数2以上の)複数区で野党第1党として選択肢を示さないことはあり得ない」と人選を続けた。旧民主党代表として党分裂を招いた国民の前原氏と、福山氏の「代理戦争」の様相になりそうだ。(中略)
増原氏は横浜市出身で慶応大大学院修了後、会計事務所やIT関連会社に勤務。2013年、LGBTなど多様な人材登用について講演や研修をする現在の会社を設立した。
連合京都幹部は立憲が要請する見通しの増原氏推薦について「難しい」とする。ただ、立憲関係者は、国民の支持率低迷などを挙げ「共産との2議席目の勝負には十分持ち込める」と話す。【飼手勇介】(毎日新聞18年12月12日)』
この「前原・国民党vs.枝野・立民党」の戦いは、その他のところでもアレコレ出現しているので、これからも追々書いて行きたいのだが。特に今回扱った京都選挙区での争いには、めっちゃ注目しているmewなのだった。(@@)
THANKS
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